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フード  |    2025.09.14

季節を味わう手作りランチとスイーツ|さいたま市の隠れ家フレンチカフェで贅沢時間

心から幸せになれる料理とスイーツ
緑多い住宅地のなかに佇むCafe Voisine

一度訪れると私だけの秘密の隠れ家にしておきたくなるそんな場所、Cafe Voisine。


店主がひとりで料理やスイーツの全てを手作り。季節を感じさせるひとつひとつの料理やデザートにやさしさと温かさを感じます。

さあ、Voisineの扉を開けて、足を踏み入れてみましょう。

季節を存分に感じることのできるVoisineの料理・スイーツ

店内に入ると、目に入るのは大きな黒板に書かれたメニュー。

手書きのメニューには、定番ものや季節限定メニューが並びます。

ランチのラインナップは、

  • バターチキンカレー
  • おからハンバーグ
  • 週がわりランチ

週がわりランチ。今週は冷製トマトのスパゲティ。季節の果物、桃と生ハムをプラスすることも。このパスタを心待ちにしていた常連の方たちは予約して味わうのを楽しみにしているのだそう。

私は今回注文したのは、おからハンバーグ(サラダ付)。

おからハンバーグは、常連の方から「ぜひ味わってみて欲しい!」と強くおすすめされる一品。

そして、デザートもぜひ。

自宅の庭で実る果物やハーブ。それらを使用したその季節だからこそ味わえるスイーツの品々。こちらも、来店したら味わってほしいもののひとつです。

注文をしたら、しばし外の景色を眺めつつ待つ時間を楽しむことにしましょう。

「ご近所さん」を意味する“Voisine” その言葉通りの憩いの場

次々にお客さまが来店し、あっという間に満員御礼。
それぞれ注文を済ませたお客さまたちは、おしゃべりを楽しみつつ待っています。

楽しそうな会話と笑い声に、店内が活力に満ちていきます。

「まるで自治会みたいでしょう?」
そう話すのはVoisineの店主、祥子さん。

“Voisine”はフランス語で「ご近所さん」という意味なのだそう。
地元の人が集まって、おいしいものをいただきつつ楽しく過ごしてほしい。

そんな「願い」が込められた店名です。ここは、まさにそんな場所。

実家の1階をリノベーションし、店をオープンしたのは2013年のこと。

東京のフレンチレストランで料理人として経験を重ねたのち、さいたまへ戻ったことがきっかけで店のオープンが実現します。

住宅地の一角にある“Voisine”。

店のことを知らなければ、思わず見過ごしてしまいそうな場所にあるけれど、日々、お店のファンがここへ集まっています。今や、みんなの「お気に入りの場所」に。

お客さまの楽しそうな会話に耳を傾けつつ、祥子さんは調理に取り掛かります。私たちは、魔法のように次々に調理する様子を見ながら、料理の完成を心待ちにしています。

食べてしまうのがもったいない…Voisine季節を感じる料理とスイーツ

おからハンバーグ(サラダ・ドリンク付き)

ずっと頂いてみたかった…!おからハンバーグ。

来た瞬間「わぁ!」という歓声を上げたくなるような…、大人だけど、小さな子がお子様ランチを出してもらった時に嬉しくなってしまうような、そんな感覚を覚えます。

この一皿の中に、どれだけの「おいしさ」が詰まっているんだろう?そう思ってしまうほどの豊かな一皿。

サラダも何種の野菜が入っているんだろうというくらいの種類の豊富さ。葉物野菜やとうもろこし、レンコンなどひとつひとつの野菜を楽しみつつ食べられる。自家製のドレッシングもおいしい。

おからハンバーグは、しっとりしていて旨みがギュッと詰まっている。ソースとの相性も抜群なハンバーグを食べてしまったら、なくなってしまうのがもったいなく感じるほど。

おいしいものは、あっという間に食べてしまうからこそ儚い。

そんな、切なさを思わず感じてしまうほどのおいしさです。

いちじくとアメリカンチェリーのロールケーキ

迷いに迷って、選んだスイーツ。
今回、私が注文したのは「いちじくとアメリカンチェリーのロールケーキ」。

こちらは、お店のInstagram投稿を見た際に「ああ、おいしそう…!」と眺めていたもの。日々のInstagramの投稿は見ているだけでお腹がぐうぐう鳴ってしまいます。

ロールケーキとイチジクの甘み。このマリアージュに唸ります。

そして、アイスクリーム。季節によってラインナップが変化するアイスクリーム、こちらも自家製です。

5種の中から好きなものを選びます。

私が選んだのは、

  • トンカ豆
  • イチジク

どちらも食べたことがないので、興味津々。

トンカ豆は、ナッツのような香ばしい香りと甘み。そして、今だからこそ味わえるイチジクのおいしさ。どちらも素材のおいしさをダイレクトに感じるもの。

次回は、チョコミントやバジル、ブルーベリーも頂いてみようと思います。

コーヒーは、石川県の珈琲店「二三味珈琲」から取り寄せたもの。

注文後に豆を挽き丁寧に淹れたコーヒーは、香りとともに味わいも沁み渡ります。フルーティーで苦味の少ないコーヒーはスイーツとの相性が抜群です。

「素材を大事にした料理を心がけ、季節のものを使い、楽しんで食べてもらえるように作っています」という言葉通り、庭にはイチジクやデコポン、ブルーベリーなどの果実から、ミント、エゴマ、山椒などの葉物まで。それらを生かした折々の季節を感じさせる料理とスイーツの数々。親しみやすくくつろげるような雰囲気は、今では地元の人の憩いの場に。

「初めて来店したお客様が隣り同士でおしゃべりをしたりなど、とてもほんわかした感じです」と、祥子さんは微笑みます。

Cafe Voisineの温かい雰囲気と季節を感じるおいしい料理に心も身体も癒されていきます。

タイミングが合えば、焼き菓子のもお持ち帰りもどうぞ。

店舗情報

Cafe Voisine
住所:埼玉県さいたま市北区日進町3-555
電話番号:048-664-2868
営業時間:11:30〜16:00
① 11:30〜 ②13:30〜の二部制 14:00ランチオーダーストップ ③14:30〜カフェタイム
定休日:日・月曜日
最寄り駅・アクセス:JR高崎線 宮原駅 西口より徒歩約7〜10分 JR川越線 日進駅 北口より徒歩約12〜14分
駐車場:専用無料駐車場あり(前に3台程度)
Instagram:https://www.instagram.com/cafevoisine/

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この記事を書いた人

はる

さいたま市在住の取材ライター。地元民だからこそ知り得る、個人店やマルシェ等のイベントをこれまでに200ヶ所以上訪れる。地元民でも意外と知らない「ヒト・モノ・スポット」をお届けします。趣味は「ひとり呑み」「カフェ巡り」お酒とコーヒーが私をこよなく幸せにしてくれます。

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