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フード  |    2025.10.17

「551HORAI」イートインレストランで「551の蓬莱があるとき」の幸せを感じてみよう|大阪府大阪市

関西人なら誰もが知っている「551HORAI」の豚まん。赤い看板に白抜きの「551」の文字は、大阪の食文化を象徴する存在として、地元民にも観光客にも広く親しまれています。「551の蓬莱」といえば、大阪土産の大定番。ですが、実は大阪の「551HORAI」はお土産店舗だけではないんです。

大阪市内には「551HORAI」の味が存分に楽しめるイートインのレストランがあります。ここならできたての熱々が食べられます。その中でも中心となるのが本店。

今回はなんばの本店に行ってきたので、大阪に来たなら是非寄ってもらいたい、「551HORAI」のイートインレストランを紹介します。

「551HORAI」ってなに?

「551HORAI」といえば大阪市民なら誰もが知っているほどの名店。創業は昭和20年(1945年)。戦後の混乱期にスタートしたと言われています。

中でも看板商品である豚まんは、年間数千万個を売り上げる大ヒット商品であり、関西土産の定番としても知られています。551の豚まんの魅力は、何といってもその「手作り感」と「ジューシーさ」にあります。皮はふっくらとした厚みがあり、ほんのり甘く、蒸したてはもちもちとした食感。中の具は粗挽きの豚肉と玉ねぎを中心に、シンプルながらも絶妙な味付け。噛むたびに肉汁がじゅわっと広がり、玉ねぎの甘みがそれを優しく包み込みます。保存料を使わず、毎日工場で手包みされているというこだわりも人気の理由です。

また、「551HORAI」の魅力は豚まんだけにとどまりません。焼売、餃子、春巻きなどの点心類も人気が高く、特に焼売は豚まんに次ぐ人気商品として知られています。大ぶりで食べ応えがあり、肉の旨味がぎゅっと詰まった一品です。

近い範囲で蓬莱のレストランが2軒?間違いやすいけれど間違えないで


「551HORAI本店」を目指して戎橋筋商店街を歩いていると、ふと目に留まるのが「蓬莱」と名のついた2軒の中華料理店。実はこの商店街には、すぐ近くに「蓬莱本館」と「551HORAI」という2軒の蓬莱ブランドの店舗が並んで存在しています。


お話を聞いたところ、この2つの「蓬莱」は、もともと同じルーツを持つ一族によって創業された中華料理店だそうです。戦後間もない昭和20年代、大阪で「蓬莱食堂」としてスタートしたのが始まり。その後、事業の拡大とともに経営方針の違いなどから兄弟で分かれて運営するようになり、「蓬莱本館」と「551HORAI」という別々のブランドとして展開されるようになりました。

「蓬莱本館」は、地元の老舗レストランとして中華料理を中心に展開しているのに対して、「551HORAI」は、テイクアウト中心で、特に豚まん(肉まん)が看板商品。関西土産の定番として全国的に知名度があり、駅や百貨店にも多数出店しています。


両店とも「蓬莱」の名を冠しているため、混同されがちですが、商品ラインナップや店舗の雰囲気は大きく異なります。近くにあり、名前も同じで間違いやすいので要注意です。

セットメニューで「551の蓬莱」の人気のお惣菜を堪能


それではさっそく「551HORAI」のお店に入ってみましょう。店内は常に混んでいます。今回、13時ぐらいだったのですが、その時間でもお店の入り口は人だかり。2階のレストランに続く階段が並ぶお客さんで埋め尽くされていました。ですが、回転率は意外と速くて、20分ぐらいでテーブルに案内されました。

今回いただいたのは「551点心セット(1800円)」と「甘酢団子定食(1400円)」です。提供も早くて、すぐに熱々のものが食べられました。

こちらが「551点心セット」。まさに「ちょっとずつ、いろいろ楽しみたい!」という欲張りな気持ちに応えてくれる満足度の高い一品です。

ミニ豚まん、焼売、春巻き、甘酢団子、551担仔麺、杏仁豆腐がセットになっています。全体的に油っこさが控えめで、家庭的な味付け。単品でも満足感があります。何にしようか迷ったらまずこれですね。

こちらが「甘酢団子定食」。甘酢団子も「551HORAI」の名物です。外側は軽く揚げられた豚肉の団子で、表面はほんのりカリッと、中はふっくらジューシー。肉の旨みがしっかりと感じられる、食べ応えのある一品です。そこに絡む甘酢あんは、甘さと酸味のバランスが絶妙。甘すぎず、酸っぱすぎず、ほどよいとろみがあって団子にしっかり絡みます。酢の爽やかさが後味を引き締めてくれるので、重たく感じることなく、何個でも食べたくなるようなクセになる味でした。

そのほかの副菜はお店や日によっても違ってくるようです。ご飯とスープがついてくるので、ご飯が進むおかずになりそうですね。


「551HORAI」はいかがでしたか?

551HORAIの「あるとき〜」「ないとき〜」というテレビCMは、豚まんを食べたときの幸せそうな表情と、食べられなかったときのがっかりした顔を対比させるユーモラスな演出で、関西圏ではおなじみのフレーズです。観光で訪れた際には、ぜひ一度「551HORAI」に立ち寄ってみてください。きっと「あるとき〜」の幸せを実感できるはずですよ。

「551HORAI」レストラン本店の詳細情報

住所:〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波3丁目6−3
電話番号:06-6641-0551
営業時間:10時00分~21時30分
定休日:第1・第3火曜日(祝日、行事等で変更あり)

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この記事を書いた人

kisaragisyu

如月柊 大阪を中心とした京阪神、奈良を担当します。大阪に住んでいるからこそ知ることができる旬の情報を皆さんにお届けしたいと思います。是非、大阪に遊びに来てくださいね。

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