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フード  |    2024.02.18

京都の名店『創作中華 一之船入』 横浜中華街にあった人気店「明掦」との関係とは!?

京都市。高瀬川沿いに佇む、かつてはお茶屋だった町屋。築90年以上のこの建物こそが、今は創作中華の名店なのだ。

『創作中華 一之船入』

こだわりは厳選された食材と「医食同源」の思想を取り入れたおいしく体に良い中華料理。そこには新たな出会いが待っている。

『創作中華 一之船入』とは

魏 禧之(ぎ・よしゆき)シェフ

魏 禧之シェフは、横浜市の出身で、実家はかつて横浜中華街にあった湖南料理店「明掦」。なんと11歳から実家の厨房に立っていたというのです。

その後、全国の有名中華料理店で修業を積み、本場中国では特級調理士の資格を取得されたそうです。
帰国後には横浜中華街の名店「萬珍樓」で修行を積まれました。

2009年には台湾美食展世界中国料理大会で銅賞を受賞された実力派の料理人。

そんな魏 禧之シェフが『創作中華 一之船入』をオープンしたのが1996年のこと。現在では京都を代表する名店になりました。

ランチ・ディナーのコース

コースの内容は時期によって異なります。

ランチコース  4,400円(税込)~ 

ディナーコース 11,000円(税込)~

私が先日お邪魔したのはディナータイム。【個室確約プラン】船入コース 全7品 12,100 (サービス料込み)のコースをいただきました。

体に染み渡るアガリクスのスープ。漢方蒸しのスープはなんとも慈悲深い味わいです。寒さで冷えた体も温まります。

季節柄、上海蟹も登場しました。秋、冬の風物詩と言っても過言ではないですよね。身が詰まった上海蟹は老酒漬けで。思わず無口になってしまいます。酔っ払ってしまいそうな旨さ、贅沢にいただきましょう。

海鮮春巻。中には大きな海鮮がごろっと。

そして最も楽しみだった、フカヒレのスープ。魏 禧之シェフによると、豚骨やアヒルに牛骨などが入っていて、60Lから10Lほどになるまで煮詰め続けた珠玉のスープです。掬ってみると、そのとろみに驚き。濃厚すぎるほどのフカヒレのスープ、この作り方をしているお店は日本ではあまりないそう。中国の歴史を感じました。

個室確約プランもあり、ご家族、ご友人と心おきなく。またビジネスシーンでの会食にも利用しやすいお店です。ランチも4,400円のコースから予約に応じてもらえます。

今はなき横浜中華街の人気店「明掦」 思い出の味との再会

魏 禧之シェフとご挨拶をさせていただいた際に、子供のころに「明掦」へ何度も訪れていたこと、両親も大好きなお店だったこと、「明掦」のシュウマイが大好きだったことをお話させていただきました。そう、「明掦」は私にとってもとても思い入れのあるお店でした。店内でいただくだけでなく、「明掦」のシュウマイを何度もテイクアウトしていました。

コースの途中、サプライズで「明掦」のシュウマイを魏 禧之シェフがご用意くださいました。

そう、このシュウマイ。

肉肉しいシュウマイ、甘みを感じるシュウマイなのです。

子供のころの思い出が蘇りました。このシュウマイ、実は創作中華 一之船入でもネット注文ができるそうです。私も両親へプレゼントすることにしました。もし、「明掦」を懐かしんでいらっしゃる方がいたら・・・ご紹介したいと思います。

魏 禧之シェフのやさしさ、あたたかいおもてなしをいただきました。ありがとうございました。

京都へお出かけの際にはぜひ皆さんもお立ち寄りください。

『創作中華 一之船入』の情報

住所: 〒604-0924 京都府京都市中京区一之船入町537−50

電話番号:075-256-1271

営業時間:ランチ 11:30~14:30(LO 13:00) ディナー 17:30~22:00(LO 20:30)

定休日:日曜日 / 年末年始

京都以外に大阪、兵庫にも系列店があります。お店ごとにテイストも異なりますので、チェックしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

kimuraeri

テレビ静岡、WOWOWを経てフリーアナウンサーに。WOWOWアナウンサー時代、2014年には錦織圭選手全米オープン準優勝を現地から生中継。他NBA、リーガエスパニョーラ、EURO2012などを担当。現在は、ラジオ、司会、ナレーション、ライターとしても活動。地方創生活動にも力を入れ、全国で特産品開発や観光資源開発、PRのお手伝いをしている。バスケットボール専門メディアでも執筆中。趣味は旅行、食べること、バスケットボール観戦。

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