京都は至るところに紅葉の名所がある街。
「せっかく京都に行くなら有名スポット以外にも色んな景色を見てみたい!」
こんな風に考えている方もいるのではないでしょうか。
京都市の堀川通には、中央分離帯に約1.2kmほどにわたって伸びる銀杏並木があります。観光客は少なく、夜間のライトアップなどもない隠れスポットですが、その壮大な銀杏並木は息を呑むほどの美しさです。
今回はそんな堀川通の銀杏並木を、京都中の紅葉名所を撮影してきた私がぜひおすすめしたいスポットとしてご紹介します。京都観光の寄り道として銀杏の絶景に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
堀川通の銀杏並木について
堀川通とは、京都市を南北に結ぶ京都の主要な道路です。堀川通には北端を紫明通、南端を今出川通として約1.2kmにわたる中央分離帯に約70本の銀杏が植えられています。
京都市上京区民の誇りの木のひとつとして選ばれており、地元の人たちに親しまれるスポットです。
見頃は年にもよりますが例年11月上旬から11月下旬。専用の駐車場や夜間ライトアップなどはありません。
堀川通の銀杏並木を下から見る
堀川通の中央分離帯は「堀川せせらぎ公園」が整備されています。そのため、銀杏並木の下に入ってのんびりと銀杏を楽しめるのです。
公園の入り口は横断歩道を渡ると見つけられるでしょう。今出川通から紫明通の間にある横断歩道を、どこでもいいので中央分離帯の方へ渡ってみてください。
公園に入ると下は銀杏の絨毯、上は黄色のカーテンで覆われた絶景を見られます。ギンナンの香りに包まれながら、銀杏狩りをぜひ楽しんでみてください。
公園内の観光客は少なく、のんびりと散策できます。おすすめの時間帯は朝の8時頃〜15時頃。晴れている日のこの時間は太陽の光が銀杏並木に当たるため、銀杏の黄色がよりキラキラと輝いて見えるのです。
専用の駐車場や駐輪場はないため、近くの有料パーキングに駐車するか、バスやタクシーでアクセスすることをおすすめします。
絶景の銀杏並木の下で穏やかな散策を楽しんではいかがでしょうか。
堀川通の銀杏並木を車窓から見る
堀川通の銀杏並木は、当然車やバスの車窓からも見えます。
わざわざ公園の中まで行かなくとも、観光地への移動中に少し寄り道して、通りすがりに銀杏狩りをするのもいいでしょう。
堀川通を走行する京都市バス9・12・111系統の車内からも銀杏並木を見られます。もし秋のシーズンに堀川通を通る機会があるならば、ぜひ車窓を楽しんでみてください。
堀川通の銀杏並木周辺の観光スポット
堀川通の銀杏並木周辺には徒歩で巡ることのできる観光スポットがいくつかあります。堀川通の銀杏並木と合わせて巡ってみてください!
京都御所
明治維新まで天皇のお住まいであった場所。現在は一般公開されており、中を見学できます。また、御所を囲む京都御苑は京都市民の憩いの場であり、紅葉シーズンにはもみじ狩りや銀杏狩りを楽しめます。
妙顕寺
日蓮宗の大本山の寺院です。秋の特別拝観により紅葉で染まる庭園が公開されます。また夜の紅葉ライトアップも行っており見どころに尽きません。
妙覚寺
日蓮宗の本山寺院です。紅葉シーズンには秋季特別拝観により本堂前の庭園が公開され、紅葉が広がる自然庭園を楽しめます。
白峯神宮
スポーツの守護神、武道上達の神が祀られている神社です。スポーツに関する祭りや御弓神事が開催されます。部活動をする学生たちに人気。
晴明神社
平安時代の陰陽師「安倍晴明公」が祀られている神社。魔除け、厄除けにご利益があります。境内に、社紋である五芒星が至るところに施されています。
まとめ
堀川通の銀杏並木は、広大な絶景が見られるにも関わらずあまり知られていない隠れ名所です。のんびりと銀杏狩りを楽しめます。
周辺の観光地と合わせて訪れるのもよし、ドライブをしながら少し寄り道して車窓から楽しむのもよし。
ぜひ一度京都にある絶景の銀杏並木を見にきてみてはいかがでしょうか!
堀川通の銀杏並木
交通アクセス:京都市バス9・12・111系統「堀川鞍馬口」「天神公園前」「堀川寺ノ内」「堀川上立売」下車後すぐ、9・12・59・101・102・111・201・203系統「堀川今出川」下車後すぐ
駐車場:なし
時間:自由