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自然  |    2024.08.16

神秘的な霧の摩周湖(カムイトー=神の湖)の側にある【神の子池】とダイナミックな命の連鎖|さくらの滝

怖いぐらい透き通っているコバルトブルーが美しい「神の子池」

皆様こんにちは!今回は私のお気に入りの癒しスポット2か所のご紹介です。

1つ目は「神の子」という名前が付いているだけある!と感動して圧倒されてしまうぐらい、神秘的なオーラを放ちながら北海道清里町にひっそりと存在している小さな池「神の子池」のご紹介です。

私も何度も足を運んで、癒されている場所のひとつです。

毎回違う姿を見せてくれるその池の一番のポイントは、何よりそのコバルトブルーの美しさ。この写真は補正など何も手を加えられていない、ありのままの写真です。

一体何年前の木なんだろう?と思いを馳せながら見てしまう美しさ。

えっ?本当に?と思うかもしれませんが本当です!今回は何も修正せず、神の子池の素晴らしさを理解していただきたくありのままを載せてみました。

綺麗すぎて怖いという人もいるぐらいで、確かにこの色は惹きこまれますよね。わたしはずっと飽きもせず時間を忘れて見ていられます。

ちなみに余談ですが熊に襲われない様に要注意です!

周囲はWiFiが飛んでないくらいうっそうとした山奥の為ヒグマの生息地です。この池を見に行く方はぜひ熊に襲われない様にすずや熊撃退スプレーなどお守りとして携帯する事をおすすめします。神の子池の周りはこのようにぐるりと見れるように舗装され綺麗になっていますので、そうそう熊は現れないと思いますが念のために用心するに越したことはないです!

池の周りにある植物を見るだけでも癒されます。

遊歩道はしっかりしていてゆっくりと見やすいので、色々な角度から様々な池の表情を垣間見ることができます。

さて改めて池の世界に戻りたいと思います。

どうしてこんなにも神の子池は透き通っている?

こちらの写真を見てください。池のコバルトブルーと空のブルーが違うのが分かりますか?
これぐらいの差があるという事は空の色が反射しているわけでもないということになります。では池の水質によるものなのか?いやもしくは···· と色々推測されていますが…

どちらが池で、どちらが空?

実は、神の子池がコバルトブルーになっている理由はいまだに解明されていません。

謎めいたミステリアスな池ですね。

しかも神の子池は年間を通して約8℃前後と安定しており、北海道の真冬でも凍らずこのままの色を保ち続けます。ということは、真冬でも池は比較的温かいんです。北海道は冬になるとマイナス20℃~25℃になる事は当たり前ですが、この池は凍りません。なぜ凍らないのか?本当に不思議すぎる。
真冬にぜひスノーシューを履いて行ってみたいです!

ここまで池の魅力を述べましたが、神の子池までの道のりに慣れていない方は、目印になるものを確認しながら迷わないように向かうのが安全です。

よく行く私でも迷ってしまいます(笑)かれこれ毎年通って5〜6年ですが未だに慣れません。

見やすくて大きな看板もあり、ゴールはしやすいです。

1度だけここはどこ?私はだれ?状態になり、周囲に車も通らないWiFiもない電話も通じない場所でかなりの時間が経ち、葉ずれのさわさわとした音や鳥の声だけでこの世にいるのが私だけのように感じた時はかなり焦り、静かすぎて怖い!ってあるんだなと身を持って体験して、急いで車を走らせ走らせ現実世界に戻りました。

と色々述べましたが、このような事はあまり無いですし怖がらせるつもりは全くありません!すみません💦北海道道東方面に立ち寄った際には覗いて見てください。素敵な神々しいパワースポットです☆

ダイナミックな命の連鎖「さくらの滝」

2つ目の景勝地は「さくらの滝」です。
清里の川から海へ渡ったヤマメ(山女魚)が毎年さくらの滝に還ってきて、豪快なジャンプを見られる場所が近場にありますのでこちらもあわせてご紹介します。

近くで見ると本当に圧巻です!見ごたえ十分です!

北海道の短い夏が始まるか始まらないかぐらいの時期に、サクラマスが清里の川に還ってきます。
自然のありのままの魚の姿を見ることができるこの環境は一見の価値ありです。

奇跡的に撮れたサクラマスのジャンプ!ジャンプ!

ヤマメは、川に生息する淡水魚の一種ですが、一部のヤマメは海へ移動し、そこで成長してから再び川に戻ってくることがあります。ここ清里のヤマメはサクラマス(桜鱒)となり毎年繁殖の為に還ってくるのです。

ちなみにヤマメが海に移動し、サクラマスとして川に戻ってくる理由としては、川の中では食物が限られていますが、海は食物が豊富なため、栄養をたくさんとることができるからです。海でより大きな体に成長できたことで、繁殖に有利になるのです。

海で成長したサクラマスは川に戻って繁殖する際に、淡水に適応した体を持つことで繁殖成功率をより高められます。繁殖に必要なエネルギーを蓄えることができるので毎年命の連鎖が繰り返されるのです。

この自然環境は崩されることなく何年も見守り続けたいですよね。ぜひ清里にいらした際は神秘的なこのパワースポットをご覧ください♬

景勝地情報

◆神の子池◆
24時間見に行くことが出来ますが、夜は辺りが真っ暗になり危険な場合もあるかもしれませんので陽がでている日中をおすすめいたします。
冬は除雪がされておりませんので、詳細は清里観光協会にお問合せ下さい。

きよさと観光協会

◆さくらの滝◆
こちらも24時間営業ですが、ヒグマと遭遇する可能性が高いので日中の散策をおすすめいたします。

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この記事を書いた人

seino akie

北海道道東を旅する事が大好きな取材ライター。時々道東以外にも飛び出して色々なところに行きます☆子供達とレンタカーで北海道を旅しまくるのが夢です♪好きな事は読書・水泳・マラソン・編み物...インドア/アウトドアどんなことでも好奇心旺盛に挑みます♪ こんな私の記事ですがひとつ末永くよろしくお願いいたします☆

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