こんにちは。Mediallライターのさたけのぞみです。
熊本は「火の国」といわれるように、阿蘇の火山は熊本を代表するスポットです。
規制状況にはよりますが、阿蘇中岳火口では火口を間近で見ることができます。
スリル満点の貴重な体験、ぜひ味わってみてください!
火口見学には阿蘇山公園有料道路を通る
中岳火口へは阿蘇山公園有料道路を通っていきます。
料金所手前にあるのが阿蘇山上ターミナル。
自家用車でない方は、火口へのシャトルバスにここから乗ることができます。
所要時間は約5分 片道 大人(中学生以上)¥600 /子ども(小学生以下)¥300 (2023年9月現在)
私は自家用車で有料道路を通って火口まで行きました。
料金は普通自動車は¥800ですが、車両の種類によって料金が異なります。
詳しくは阿蘇市のHP を参照してくださいね。
中岳火口を見学できるかどうかは、その時の火山の活動と規制の状況によります。
また疾患をお持ちの方も立ち入り制限があります。
(後ほど詳しくご説明します)
火口見学は貴重な体験ですが、危険を伴うことも理解しておく必要がありますね。
期待とドキドキを感じながら、いざ火口への有料道路に入ります!
すでに広大な景色が広がっています。車道の隣には自転車や徒歩で行く人のための道路が。
歩いて行っている方も、意外と見かけました。
遊歩道が整備された火口周辺
火口最寄りの駐車場につきました。周辺はかなり広いです。
英語・韓国語・中国語・日本語で注意喚起のアナウンスがひっきりなしに流れています。
最近は海外の観光客もずいぶん多いようです。
阿蘇の火口は1つだけではありません。現在活動している第1火口を囲むように
第1~第7までの火口があります。その火口の間を歩いて回れる遊歩道が整備されています。
噴煙をあげている第1火口です。穴が大きすぎて火口の底は見えませんでしたが
どんどん湧いて出る噴煙がすごい迫力。硫黄の臭いがあたりに立ち込めています。
2023年7月からは火口底が見える新しい見学エリアがオープンしました。
この日は立ち入りできませんでしたが、風向きや火山性ガスの状況次第では
新エリアから見学できるようですよ!
火口周辺にはいざという時のための退避壕が整備されています。
退避壕の中にヘルメットが用意されているのがリアル…!
こちらは第4火口を眺めたところ。写真だけでは伝わりづらいのですが
相当大きな火口です。立ち入りはもちろんできませんが
もし中に人がいたとしたら小さな点にしか見えないでしょう。
眺めていると遠近感が分からなくなる感じがします。
まるで別世界のような「砂千里」
火口から歩いて10分ほど離れた砂千里(古い火口跡)
こちらもぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
植物はほとんど生えておらず、文字通りあたり一面の砂、砂、砂…。
ここまでくると先ほどのアナウンスも聞こえず、静寂の世界です。
聞こえるのはザクザクという自分が砂を踏む足音だけ。
なんだか別世界に来てしまったような不思議な気持ちになりました。
砂の平原の中に卵のような形の大きな石が1つ落ちています。
もしかしてかつての噴石だったのでしょうか…?
見学時に注意すべきこと
①規制情報や火山の活動状況を必ず確認する
阿蘇中岳は活火山。活動状況は日々変化しています。
火口周辺は規制レベル2以上で立ち入り禁止となります。
必ず事前に火口規制情報などでチェックしてからお出かけくださいね。
②指定の疾患や体調不良の方は見学できない
火口周辺は火山性ガスが発生しているため
喘息、呼吸器(肺)疾患、心臓疾患、心臓ペースメーカーを装着している方、体調不良の方
は立ち入りが制限されています。
遊歩道を歩くなど体力も使いますので、疾患をお持ちでない方も体調を整えての
見学をおススメします。
まとめ
中岳火口は火山のエネルギーがみなぎるパワースポット。
ぜひ間近でその迫力を感じてください!
阿蘇中岳火口
〒869-2225 熊本県阿蘇市黒川 火口
駐車場:あり
開場時間
- 夏季:3月20日~10月31日
午前8時30分~午後6時(午後5時30分ゲート閉門) - 秋季:11月1日~11月30日
午前8時30分~午後5時30分(午後5時ゲート閉門) - 冬季:12月1日~ 3月19日
午前9時~午後5時(午後4時30分ゲート閉門)
※噴火警戒レベルにより、立ち入り規制あり