
「毎日部屋が汚れていてイライラする」「掃除はしているけれど汚れがきれいに取れていない」と感じることはありませんか?イメージ通りにきれいにするには、時間と人の手が必要です。毎日忙しいなか時間を見つけて家事をしても、なかなか思う通りには進みにくいものです。
現在日本では働き方の多様化とともに、家事への価値観も変化してきています。特に子育て世代では、共働きが増え夫と妻が家事分担で揉めることも。
「食後のお皿洗いが大変……」「毎日掃除機なんかかけていられない」など、日々の家事労働にお悩みなら、家事代行サービスを利用してみませんか?今回は家事代行業として全国に支店を持つ株式会社ベアーズの名古屋支店を取材しました。
家事代行サービスのパイオニア「ベアーズ」


「ベアーズ」は、かわいらしいクマのキャラクターとピンク色のコーポレートカラーが特徴的な家事代行の会社です。代表の高橋さん夫妻が「日本にも家事代行サービス産業を創ろう」という思いで始めました。1999年10月に東京から起業し、今では日本の家事代行サービスを牽引する存在として、多くの人に知られる家事代行業のパイオニアです。
創業当時「家事は女性の仕事」という価値観
ベアーズが創業した1999年は、採用・昇進・教育訓練等での男女差別を禁止した「改正男女雇用機会均等法」が施行された年です。この改正に伴い、女性の残業・深夜労働・休日労働を制限する労働基準法の規定も撤廃されました。女性の職場での差別的扱いが減り、勤続年数が伸びるようになります。そして、働く意欲の高まりもありそれまで結婚後は家庭で家事を担っていた人も積極的に外に働きに出るようになりました。
とはいえ、実際の家庭ではまだまだ「男は外で仕事、女は家で家事」といった性別的役割分担意識が残る時代でした。
「家事を他人にまかせるなんて贅沢」といった考え方も強く、家政婦といえば、お金持ちのご家庭が雇うもの。若い夫婦が気軽に頼める家事のサポートも、家事をアウトソーシングするという概念もありませんでした。
香港での出会いが生んだ日本の家事改革
高橋代表夫妻が家事代行サービスに着目したのは、自身の海外生活がきっかけでした。
ベアーズを立ち上げる前、赴任先の香港で初めての妊娠・出産・育児を経験した高橋夫妻は、フィリピン人メイドのスーザンの献身的なサポートにより、家事・育児を仕事と両立しながら明るく楽しく幸せな日々を過ごしていました。
数年後に日本に帰国し同様のサービスを探した二人ですが、当時の日本には家事や育児のサポートを気軽に頼めるスーザンのような人やサービス自体がほぼありませんでした。
「誰もが気軽に使える家事のサポートがこれからの日本には必要だ」
そう確信し「日本に家事代行サービス産業を創ろう」という想いで、家事代行会社「ベアーズ」を創立します。
その後、メディア出演やお客様の声に支えられベアーズは市場を拡大。東京、愛知、札幌、福岡などを中心にニーズが広がっています。
名古屋支店長・堀川さんが語る「ベアーズの魅力はサービス品質!」

今回は、名古屋支店長の堀川さんにベアーズの家事サービスについてお聞きしました。
笑顔が輝く堀川さんは、大学を卒業後、ベアーズ代表の高橋健志さんの考えに共感し入社。これまでに東京、札幌、名古屋の支店で勤務し、ベアーズを支えています。
名古屋支店長:堀川 浩平(ほりかわ こうへい) 2018年ベアーズ入社。 東京本社・神奈川支店にてお客様コーディネーターとして3年間活躍。多くのお客様に寄り添った対応で厚い信頼を築く。 2021年に札幌支店へ異動。 お客様対応と合わせて、担い手であるスタッフの採用、教育、マネジメントにも注力。 2023年より名古屋支店長に就任。 これまで培ってきた経験と情熱を生かし、顧客満足度向上を目指す。支店長としてさらなる挑戦と成長が目標です。 |
——堀川さんは、ベアーズのサービスが多くの人に好まれる理由は何だと思いますか?
堀川さん「その部分に関しては絶対的にサービスの品質だと思っています」
——ベアーズって研修があるんですよね?家事代行サービスとしてはこの部分がかなり珍しいなと私も気になっていたんです
堀川さん「スタッフとして現場に出るためには、座学と実技合わせて最低10時間の研修が必須です。きちんと研修を受講し、卒業して初めてお客様のもとにベアーズのスタッフとして伺うことができます。この研修では『いかにしてお客様の満足度を高めるか』ということについて、マインドの部分も含めて家事代行サービスへの理解をお客様に会う前にしっかりと学んでいきます」
——研修があるので全国どこでも一律で安定したサービスが受けられるということですね
堀川さん「部屋が散らかっていると夫婦喧嘩が増えるといった研究もあるんです。だからこそ、気軽に家事を依頼できるベアーズのようなサービスが、これからもっと大切になってくるのではと思っています」
——素敵ですね
堀川さん「いろいろなお客様がいるのですが、『ベアーズを使い始めて心のゆとりが生まれた』とか『笑顔が増えた』という話を聞くときが一番やりがいを感じますね。単身赴任の方や、普段は奥様に家事を任せている男性からご要望をいただくことも多々あります。『少しでも家事を楽にできるように』と、パートナーの家事負担や時間の確保を考えて利用してくださっています。こうした依頼を受けると、お互いを思いやっていてとても素敵だと感じます」
——ただ家事を代行するのではなく、それによってお客様の生活の質が複合的に良くなっていくイメージを持っているのですね!
堀川さん「サービスの満足度を高めるために、お客様目線は大切ですから。だからこそ私たちは、細やかで、真心を込めた、妥協のないサービスを自信をもって提供できるのだと考えています」
名古屋支社開設からこれまで

神奈川・大阪に続き、2014年11月には愛知県に名古屋支店をOPEN。開業当初は、愛知の中でも利用者は限定的でした。しかし、スタッフさんの質の高いサービスによる口コミで広がりを見せています。
現在も利用数は右肩上がり。毎年平均110%で家事代行サービスの利用が増加中です。

ベアーズが1回500円に? 自治体と連携したおトクな利用方法をご紹介!
家事代行サービスというと、高額でなかなか手が出にくいと考えている人もいるでしょう。ベアーズは行政との連携を図ることで、より多くの方にサービスを利用してもらえるきっかけ作りをしています。
詳しくは後編でご紹介しています。