サッカークラブはカテゴリーを問わず、スポンサー企業に支えられています。スポンサーの協力と応援があるからこそ、クラブはチームを運営し、地域に根ざした活動ができるのです。
関東サッカーリーグ1部で活動している東京23FCのトップスポンサーは、江戸川区に本社を置く信濃運輸株式会社(以下、信濃運輸)。東京23FCは2022年から、信濃運輸のロゴを胸に戦っています。
今回の記事では、信濃運輸と東京23FCのキーマンにインタビュー。これまで手を携えて行ってきた取り組みと、お互いへの想いを取材しました。
東京23FC・信濃運輸株式会社 プロフィール
東京23FC
東京23FCは2010年に設立した、江戸川区を本拠地とするサッカークラブです。東京23区初のJリーグクラブを目指し、現在は関東サッカーリーグ1部で戦っています。
東京23FCが大切にするのは、サッカーを通した地域社会貢献。クラブの設立以来、みんなで楽しめるイベントや清掃活動「23クリーンプロジェクト」など、さまざまな活動を行ってきました。
現在、東京23FCは圧倒的な団結力を武器に、首位争いのど真ん中で戦っています。てっぺんを賭けた選手たちのプレーからは、1秒も目が離せません!
信濃運輸株式会社
信濃運輸は1965年に設立した、江戸川区に本社を置く総合物流サービス企業です。首都圏を中心に、常温・低温での物流や配送、トランクルームレンタル、システム構築など多岐にわたるサービスを展開しています。
信濃運輸は東京23FCのトップスポンサーとして、チームの運営と地域社会貢献活動を支援してきました。その支援は江戸川区の発展や子どもたちの育成、誰もが楽しめる場の提供など、地域を結ぶ大きな輪の原動力。信濃運輸は東京23FCを通して、地域に幸せの種をたくさん届けています。
東京23FCと信濃運輸の業界を超えたタッグ
東京23FCと信濃運輸の協力体制は、スポンサーシップだけに留まりません。街の人やファン、サポーターに見える形での活動も行っています。
業界の枠を超えた具体的な取り組みについて、信濃運輸の横塚誠取締役総務部長と、東京23FCの石井温取締役COOにお話を伺いました。
(左側)信濃運輸 横塚誠取締役総務部長 (右側)東京23FC 石井温取締役COO
おふたりが手にしているのは信濃運輸のマスコットキャラクター「しなろう」
「信濃運輸マッチ」の開催
サッカーの試合では、リーグ戦のうち1戦をスポンサー企業の名前を冠した「〇〇マッチ」として開催することがあります。
東京23FCも2023年8月27日、ホームグラウンドのスピアーズえどりくフィールドにて、初めての「信濃運輸マッチ」を開催。当日は信濃運輸から観客へ、応援用のスティックバルーンがプレゼントされました。
「正直なところ、去年は初めての冠マッチだったので、手探りでの開催になってしまいました。今年はその経験を糧に、皆さんがもっともっと楽しめる信濃運輸マッチにするつもりです」
そう語るのは、信濃運輸の横塚取締役総務部長です。
「私たちは運送会社ですから、車や運転をモチーフにした催しを考えています。試合には幅広い年代のお客さんが集まるので、大人も子どもも一緒に楽しめるイベントがいいですね。東京23FCさんと二人三脚で盛り上げていきますよ」
実際に企画立案を担当する、東京23FCの石井取締役COOも「具体的な準備をいろいろ進めていますよ」と笑顔を浮かべます。
はたして、どんな1日が用意されているのでしょうか?気になる今年の信濃運輸マッチは、9月7日に開催予定。おふたりが企画しているイベント内容は、記事の最後でご紹介します!
広告面でのタイアップ
街を走る都営バスの中でも、ひときわ目を引く信濃運輸のラッピングバス。コーポレートカラーの黄色と青に彩られた車両は、江戸川区内を3台、葛西臨海公園駅と東京駅の間を1台が運行しています。
このラッピングバスには「地域と共に、未来へ走る!」というキャッチフレーズと共に、東京23FCのロゴが添えられています。
また、東京メトロ東西線・葛西駅構内にある信濃運輸の看板広告には、東京23FCのユニフォームがデザインされています。
ユニフォームの胸には、信濃運輸のロゴと東京23FCのエンブレムもしっかりと入りました。
都民の足である都営バスや東京メトロに広がった「東京23FC×信濃運輸」のタッグは、予想以上の大きな反響を呼んだといいます。
「ラッピングバスや看板広告を見た方から『サッカーのスポンサーなんですね!』というご連絡をたくさんいただきました。信濃運輸と東京23FCさんのつながりが、SNSで話題になっているのもよく見かけます。そのたびに、サッカーの力は本当に大きいんだと実感しますね」(横塚取締役総務部長)
「ファンやサポーターにとって、街の中で応援するチームのエンブレムやロゴを見かけるのは、本当に嬉しいことなんです。実際に『信濃運輸さんがトップスポンサーになったんですね、レプリカユニフォーム買います!』というお電話をいただいたこともありますよ。大きな相乗効果が出ていると感じています」(石井温取締役COO)
夢を広げるパートナーへのメッセージ
2024年の東京23FCは、関東サッカーリーグ1部で旋風を巻き起こしています!
- 戦績 10勝2分1敗
- 順位 2位(首位と勝点差わずか1)
- 得点ランキング 1位(福本優芽選手)・2位(村上宗太郎選手)
- アシストランキング 1位(髙橋大選手)
※8月25日現在
夢を広げ続ける東京23FCと、トップスポンサーとして支えている信濃運輸。インタビューの最後に、お互いへの想いを語っていただきました。
信濃運輸から東京23FCへ
「正直なところ、想像以上の大活躍に驚いています。このままJFL(日本フットボールリーグ)へ、そしてその先のJリーグへと、夢と期待が広がっていきますね。
いまはまだ、東京23FCさんは地域リーグで戦っていますので、全国的な知名度はありません。信濃運輸は地元の江戸川区で産声を上げ、これから大きくなっていくチームを、我が子を育てるつもりで応援しています。
この先、東京23FCさんはどんどん強くなって、全国へ羽ばたいていくでしょう。そのときにはぜひ『信濃運輸は東京23FCが地域リーグだった頃からのスポンサーだよ』と胸を張りたいです。我々の大切な地元をホームグラウンドにしているチームだからこそ、そう願っています」(横塚取締役総務部長)
東京23FCから信濃運輸へ
信濃運輸さんが僕たちのトップスポンサーになってくださったことに、いつも心から感謝しています。本当にありがとうございます。
東京23FCがサッカーだけでなく、地域に活動の幅を広げるという意味でも、信濃運輸さんの存在はとても大きいです。江戸川区内の事業者さんには『トップスポンサーが信濃運輸さんなら協力しますよ』と言う方もいるくらい。地域のネットワークがどんどん広がっていくな、と実感しています。
今後は僕たちからも信濃運輸さんにお返しができるよう、コラボレーションの機会を増やしていきたいですね。そしてこの先、東京23FCの戦いの場が関東から全国に上がっても、一緒に歩いていただけたらと思っています」(石井取締役COO)
9月7日は「信濃運輸マッチ」を楽しもう!
今年の「信濃運輸マッチ」は下記の日程で開催されます。
- 日時 2024年9月7日(土)
- 場所 スピアーズえどりくフィールド
- 試合 東京23FC vs 桐蔭横浜大学FC(18:00キックオフ)
当日は、この日だけのスペシャルな企画が盛りだくさん!イベントの中身を少しだけご紹介します。
はたらくクルマ大集合!
信濃運輸のトラックを始め、街で見かける「はたらくクルマ」がスタジアムにやってきます。お子さまがハンドルを握る素敵な写真が撮れるかも?
オリジナル「ドライブダンス」パフォーマンス
江戸川区のフレックススタイルダンススクールが、信濃運輸のトラックをモチーフにした「ドライブダンス」を披露します。この日限りのスペシャルダンスです!
信濃運輸からプレゼント
当日はご来場の皆様へ、信濃運輸からプレゼントがあります!
・ギンビス様から「たべっ子どうぶつ」や「しみチョココーン」のご提供!(お子様限定)
・凍らせて飲むアイスドリンク
・応援に嬉しいスティックバルーン
現在、優勝争い真っ最中の東京23FC。関東の頂点をつかみ取るために、この試合は絶対に負けられません!
サポーターの声援と一緒にスティックバルーンを鳴らして、走り続ける選手たちを後押ししましょう!
スピアーズえどりくフィールドは、海から風が流れる心地良いスタジアムです。青空から夕焼け、夜空へと移り行く空を眺めるのは、心の底からリラックスできる時間。やがて照明が灯ると、天然芝のフィールドが浮かび上がるように輝きます。
もちろんキックオフの笛が鳴れば、そこからはもう、一瞬も目が離せない熱狂空間!
9月7日はぜひ、信濃運輸マッチにお越しください。心が躍りっぱなしの1日が待っています。
東京23FC
URL:https://tokyo23fc.jp/
・試合日程 https://tokyo23fc.jp/result/
・選手一覧 https://tokyo23fc.jp/topteam/
スピアーズえどりくフィールド(えどりく)
※江戸川区陸上競技場
住所:東京都江戸川区清新町2丁目1−1
電話番号:03-3878-3388
URL:https://www.edogawa-3field.jp/athletics/