JR中央線沿いにある東小金井駅は、近くに広大な小金井公園や大学キャンパスが点在し、都心の賑やかさから程よく離れた、緑と若さあふれる街です。
駅から徒歩約3分の場所に位置する「オシオ ヒーリングスペース&カフェ」は、店主である一色さんのお父様が営む本屋の敷地内に併設されています。
カフェは飲食のメニューだけでなく、ワークショップやリラクゼーションメニューの提供など、バラエティー豊かなサービスを展開しています。
この個性あふれる「オシオ」はどのようなカフェなのか?店主の一色さんに詳しくお伺いしてきました。
「オシオのコーヒーを飲めば心がほっこりする」を目指して
コーヒー豆は、友人や海外からコーヒーを仕入れるインポーターの知人からサンプルを入手し、カッピング(試飲)を行って気に入った豆を厳選しています。
コーヒーの風味が口の中に広がったときに「心がぱっと明るくなったり、ほっこりしたりするようなイメージ」を意識し、豆の特性を活かしながら焙煎を調整しているそうです。
一色さんは開業を決意した当時、コーヒー業界は未経験でしたが、店を開くからには本格的にコーヒーについて学びたいと思ったそうです。そこで、ワーキングホリデーの盛んなカナダへ渡航。コーヒー焙煎士のもとで学びながら働き、開業へと至りました。
何もわからないところから始まり、エスプレッソマシンの使い方、コーヒーの味や風味のチェック、焙煎などを学ばれたそうで、一色さんの探求心ある一面も垣間見えました。
罪悪感なくいただけるスイーツメニュー
スイーツの一押しポイントは、体に優しい素材を使用したメニューが豊富に用意されていること。
甘味は白砂糖などを使わず、体に優しい甜菜糖シロップなどを使って作られているそうです。
また、どなたでもお好みのメニューが見つかるように、卵・牛乳・バターなどを使用しない「ヴィーガンスイーツ」や、小麦粉を使用しない「グルテンフリー」のスイーツも常時用意。細やかな気遣いにお店の優しさを感じました。
コーヒー豆やスイーツはテイクアウトも可能で、筆者も度々利用しています。
どのスイーツを頂いても自然な甘味で食べやすく、朝食時に、おやつに、友達との集まりなど様々なシーンで罪悪感なく気軽に食べられると感じました。一色さんいわく「スイーツだけど罪悪感なく食べられる…にこだわって作っています」とのこと。
奥様が担当!心も体も整うリラクゼーション
一色さんは、カフェを営む前は「リラクゼーション」のお仕事をされていたそうです。カフェスペースの奥に別室があり「オリジナルocioタイマッサージ」の施術を受けることもできます。
施術を行うのは、一色さんの元同僚でもある笑顔が素敵な奥様です!
奥様は「お客様の心身の状態に寄り添う施術を行いたい!」という想いから、タイ古式マッサージをベースとした、さまざまな手技を熱心に学ばれたそうです。
オイルトリートメント、リフレクソロジー、妊産婦整体、タイハーブを使った温熱療法(ハーバルスチームサウナなど)など、さまざまなメニューを用意。お客様の心身の状態に合わせたベストな施術を丁寧に提案してくれます。
オシオが繋がりの橋渡し役となる「ワークショップ」
オシオでは「ワークショップを始めてみたい人の後押し」として、定期的に店内スペースを提供しています。
例えば、ヨガをしているお客様が「この空間でワークショップをやってみたい!」と相談があった時は、カフェスペースの隣にあるリラクゼーション部屋でヨガのワークショップを開催。参加したお客様は今でもメンバー同士で繋がりがあるそうです。
「大きな場所でワークショップを始めるより、カフェのスペースだったら始めやすいのでは?」と、挑戦してみたい方の最初の一歩を後押しするために、この空間をお貸ししているそうです。
コーヒーへの想いと夢
オシオは、コーヒー、癒し、ワークショップを通じて、人との繋がりを育み地域の憩いの場となるカフェです。
店主の一色さんには「コーヒー農園を視察したい」という夢もあるそうです。「自分の目で現地を確かめ、生産者の方と交流したい。そこで得た情報をお客様と共有するのも面白いかもしれない!」と、希望に満ちた眼差しで語られていました。
その探究心と前向きな姿勢に触れ、思わず「また来たいな」とワクワクしてしまいました。
お店情報
オシオ ヒーリングスペース&カフェ
〒184-0003
東京都小金井市緑町1-1-23 (大洋堂書店内)
Tel : 042-383-7148