Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンがそこにある 応援の循環を作る 地方創生メディア

フード  |    2023.09.25

ただいまって帰りたくなるカフェ!大井町「GROVE cafe&green」あふれる笑顔の秘密【後編】

【前編】でご紹介した、品川区の大井町駅近辺のオーガニックカフェ 「GROVE cafe&green」

店長の下川さんのスタッフさんへの愛情、そしてお店の看板メニューのおすすめポイントとは ⸺。

【後編】では、いよいよお店の「笑顔の秘密」に迫ります!

「まかない」とは言わない

GROVE cafe&greenでは、若い方を中心に約20名のスタッフさんがいらっしゃいます。
働きやすさ、居心地のよさが口コミで広がり、中には姉妹で勤務している方もいらっしゃるそうです。

下川さんは、お店でスタッフさんに対して「まかない」という言葉はつかわないと言います。
なぜなら、仕事仲間を「スタッフ」ではなく「家族」として見ているからです。

「まかない」という言葉は「余り物で作った仕事用の食事」のイメージが強いので、下川さんは必ず「ご飯できたよ」と言ってスタッフさんたちに声をかけるそうです。

下川さんの、スタッフさんへの細やかな配慮を垣間見ることができました。

スタッフさんから見る「店長 下川さん」

スタッフの小林さん(左)と石倉さん(右)

スタッフの小林(こばやし)さん(写真:左)と石倉(いしくら)さん(写真:右)にも、お話を伺いました。

「店長を嫌いな人はいないです。バイトしに来ているのではなく、店長に会いに来るという感覚。みんな店長が大好きです!」

そう笑顔で語ってくださったお二人。

下川さんは、スタッフさんのアイデアをメニューに反映したり、SNS・看板・店内のポップに書く内容もスタッフさんの個性に任せたり、いつも皆さんの自由な発想を尊重しているといいます。

七夕・ハロウィン・クリスマスには、スタッフさんたちが手づくりで内装の飾りつけをしたり、仮装をしたりするそうで、お客さんたちに楽しんでもらうための心づかいが伝わってきます。

各テーブルに置かれた「スタッフの内緒話」には、思わずクスッと微笑んでしまうような一言が手書きで書かれていました。

のびのびと、そしてイキイキと仕事ができる環境を作り出す下川さんの思いやりと温かさが、お店のほっこり感を醸成していると感じました。

「せっかくなので、3人で写真を撮りましょう!」

取材中にそう言った筆者の前で繰り広げられるやりとりにも癒されました。

「店長、写真撮るって!」
「ポーズ、何にする?」
「まずはピースかな」
「でもやっぱり、主役は店長だよね!!」

「GROVE cafe&green」の看板メニュー

では、ここからはいよいよ「GROVE cafe&green」の看板メニューをご紹介していきましょう!

GROVEバーガー

まずは、お店オリジナルのハンバーガー、 「GROVEバーガー」 から。

GROVEバーガーは、野菜がふんだんに使われている「野菜バーガー」です。

牛肉150gの中にキャベツや玉ねぎがたくさん入っているのがポイントですが、それを感じさせないほどお肉感もしっかりしていてとってもジューシー!

ボリューム感あるハンバーガーを食べても罪悪感がないほどヘルシーな「GROVEバーガー」は大人気です!

生酵素フルーツドリンク

お店で果物を発酵させて作っている 「生酵素フルーツドリンク」 は、自然な甘みが口の中で心地よく広がります。

筆者がいただいたのは、夏らしいスイカの生酵素フルーツドリンク。

ソーダで割って飲むと、爽やかな炭酸の刺激とごろごろ食べ応えあるスイカの実がよく合いました!

身体にやさしい発酵した果実は、ソーダの他にも、豆乳・アイスティー・アルコールなどで割るのもおすすめ。

季節によって異なる果実が楽しめるのも、また訪れたくなる理由です。

自家製の燻製

お店のテラスには、燻製 を作る燻製機があります。

週に2回ほど、ベーコンやチーズ、カキなどその時に届いた食材で燻製を作り、お店で調理して提供されています。

筆者が訪ねた日は、ベーコンとサバの燻製が作られていました。

燻製の香ばしい香りが漂って、見ているだけでもおいしそうです!

こだわり無農薬野菜

GROVE cafe&greenで使われているのは、契約農家さんから仕入れた新鮮な 無農薬野菜

静岡県富士市の「音羽(オトワ)ファーム」さん、熊本県山都町の「土の恵み」さんが心を込めて作られた野菜です。

「オーガニック=安心安全」は前提ですが、農家さんたちの想いはそれ以上にとても深く、届けられた先で食卓が楽しくなるように丹精込めて作ってらっしゃるそうです。

下川さんやスタッフさんも産地に行って、種植えや収穫のお手伝いをされることも。
お店へ届く旬の野菜を調理することで、農家さんたちの想いをお客さんへ届けています。

さまざまなお料理に使われていますので、ぜひご賞味ください!

「スタッフとお客さんが笑ってくれれば、それでいい」

今回、店長の下川さんやスタッフの石倉さん・小林さんにお話を伺い「GROVE cafe&green」の笑顔や居心地のよさの秘密を知ることができました。

下川さんに「今後のお店の展望はありますか?」と尋ねると、少し考えてからこうおっしゃいました。

「このまま穏やかに、スタッフとお客さんがずっと笑ってくれれば、それでいい。」

スタッフさんとお客さんを第一に考える下川さんのやさしい想いは「GROVE cafe&green」を陽だまりのような笑顔あふれる空間へと変化させていきました。

2年間の苦悩の中で試行錯誤を重ねた下川さんだからこそ辿りついた「結晶」とも言えるのではないでしょうか。

その数々の笑顔を静かに見守る下川さんは、まるでGROVE cafe&greenの「お父さん」のようにも見えました。

今後も温かい大家族の笑顔に会いに、大井町へ訪れたいと思います。

お店の情報

店名:GROVE cafe&green(グローブカフェアンドグリーン)

住所:東京都品川区東大井 4-14-13

アクセス:
JR京浜東北線  大井町駅 徒歩6分(410m)
京急本線   鮫洲駅 徒歩6分(460m)
京急本線   青物横丁駅 徒歩10分(730m)

営業日・営業時間:
<日・火〜金・土> ランチ 11:00 〜 15:00 L.O. 15:00 
<日・火〜木> ディナー 15:00 〜 20:00 L.O. 19:30
<金・土> ディナー 15:00 〜 21:00 L.O. 20:00
※営業時間は日によって異なる場合あり

休業日:
毎週月曜日 年末年始(要確認)
 ※詳しくは公式FBにて確認

連絡先:03‐6712‐8024

公式サイト:https://grovecafeandgreen.foodre.jp/

記事をシェアする

この記事を書いた人

Kaori.F

愛媛県出身、東京都在住のフリーライター。 航空会社勤務を経て、2023年にフリーランスへ転身。 「人生は一度きり」をモットーに何でもチャレンジする行動派。 心が宿るライティングをすべく、モデル・俳優業にも携わり表現力を磨く。 趣味はカフェ巡りと写真撮影。 愛媛県と都内近郊を中心に、各地の魅力を発信します。 Camera📷:OLYMPUS PEN E-P7| Lens: M.ZUIKO DIGITAL ED40-150mm f4.0-5.6R / M.ZUIKO DIGITAL ED14-42mm f3.5-5.6 EZ / M.ZUIKO DIGITAL 17mm f1.8 / M.ZUIKO DIGITAL 25mm f1.8

関連記事