【前編】でご紹介した、東京都台東区柳橋に位置する骨董店 「ルーサイトギャラリー」。
2階の 「ルーサイトカフェ」 では、なんとスカイツリーの絶景を堪能しながら、こだわりのスイーツを楽しむことができます!
そして、代表 米山さんのルーサイトギャラリーへの想いと、今後の展望とは ⸺。
【後編】では、ルーサイトギャラリー・カフェのさらなる魅力をお届けします。
柳橋「ルーサイトカフェ」とは
台東区柳橋に位置する「ルーサイトギャラリー」の2階では、
- <日中> 11:30~17:00 「ルーサイトカフェ」
- <夜間> 18:00~23:30 「ルーサイトバー」
でスイーツやドリンク、食事を楽しむことができます。
当初、骨董店のお客さまにお茶を出していたところ、「2階でゆっくりと気をつかわずにお茶を飲みたい」という声があり、カフェが生まれたそうです。
夜間のバーは、米山さんのご友人が経営されています。
筆者は今回「ルーサイトカフェ」でおいしいお茶とお菓子をいただいてきましたが、本当に魅力あふれる空間で、大満足でした……!!
ただし、訪れる場合は注意点が2点あります。
①営業は不定休のため、訪問される前にルーサイトギャラリーの 公式サイト で確認必須です。
②2階は窓を開放しているため、空調がききません。
暑さ寒さに弱い方は、過ごしやすい季節になってからがおすすめです。
米山さんのおすすめは「秋」とのこと。
涼しい川のほとりで秋風とスカイツリーを楽しむのもよいですね!
柳橋「ルーサイトカフェ」の息を飲むほど魅力的な空間
さて、ここからは2階のカフェスペースを写真でご紹介していきましょう。
廊下から伸びる2階への階段も雰囲気バツグンです。
この先の空間も、期待を裏切らない素晴らしさですよ!
2階 カフェスペース(室内)
まず、2階入口からの景色です。
テーブルや椅子も時代を感じる重厚感。
それぞれ異なったテーブルや椅子が設置されているので、家具の個性も楽しめます。
座敷のテーブルや、2名掛けの席など、シーンによって選ぶことも可能です。
カウンター席から、隅田川を行き交う船を眺めながらいただくお茶は格別。
総武線の電車が通る橋も見えるので、一人でのカフェタイムも満喫できます。
シックなソファ席もあります。
テラスに面しているので風を楽しみながら、時間を忘れてゆったり過ごせますね。
2階 カフェスペース(テラス)
一番人気はテラス席です!
テラスには2つテーブルがあります。
中でも一番人気のテラス席は、テラスへ出て「右側」の席です!
やはり何といってもこの席一番のおすすめポイントは ………
絶景!スカイツリーを独り占め!
スカイツリーが見れる穴場スポット!!
この景色を見られるのは、この右側のテーブルなんです!
特に「平日の昼間」がおすすめ。
隅田川とスカイツリーの絶景を独り占め!!なんてこともありえます。
なんて贅沢な景色と時間でしょう……!
柳橋「ルーサイトカフェ」のこだわりメニュー
ルーサイトカフェのメニューは
- ・お抹茶セット
- ・ケーキセット
の2種類です。
他にドリンクメニューもあります。
1階で注文して会計を済ませた後、2階へ上がって待ちます。
ケーキセット
「ケーキセット」 は、
- ・チーズケーキ
- ・アーモンドケーキ
から選べます。
どちらもお店でレシピから考案して焼いている「自家製」です。
アーモンドケーキはアーモンドプードルを100%使ったグルテンフリーで、健康にも気づかっています。
お店の一番のおすすめは「チーズケーキ」です。
2層になっているのが特徴で、上のクリームチーズは低温でじっくり焼き上げ、下のサワークリームは高温でサッと焼くというこだわり。
さっぱりとしながら、コクのあるなめらかな舌触りが絶妙で、思わずフォークが進むのが惜しくなるほど味わってしまいました。
夜間のバーでもチーズケーキがあるのですが、この2層式のチーズケーキはカフェだけのオリジナルメニュー。
ぜひご賞味ください!
お抹茶セット
せっかくなので日本家屋の風情を感じながらお茶を楽しみたい方は、「お抹茶セット」 もおすすめです!
お抹茶は、冷たいものと温かいものが選べます。
お抹茶には、「季節の和菓子」がつきます。
この日の和菓子は、メレンゲのようにふわっと溶けるもなかに、あっさりとしたこしあんがぎっしり詰まった夏らしい和菓子。
夏のテラス席に冷たいお抹茶と和菓子が心地よく、景色も相まって絶品でした!
ギャラリーで作家さんの展示をしている期間は、カフェで作家さんの器でいただけます。
カフェで気に入った器があると、ギャラリーでの購入も可能です。
モノにかける愛情が生むコラボレーション
お話を伺っていると、米山さんの「モノ」に対する愛情深さが伝わってきました。
「モノは人の想いが強いところに、自分からいくんです」
「作品は、手に入れて『世界中で好きなのは私だけ』という感覚が愛おしい」
「縁があって手元に来たモノは、たくさん使ってあげるといいですよ」
という米山さんの数々の言葉を聴いていると、モノもまるで生き物のように感じられました。
米山さんが望まれるのは、ご縁や才能をコラボレーションし、古きよきものも新しく自由な発想で、よりよいものに変える姿です。
コラボレーションの場としてルーサイトギャラリーでお芝居を開催したり、日本文化の教室(茶道・漆・生け花)を開いたりして、地域の人たちや作品とのご縁でさらなる交流が生まれています。
ご縁で色づくルーサイトに広がる笑顔
店名である「ルーサイト」とは、1930年代にアメリカで開発された無色透明の合成樹脂のことです。
無色透明でさまざまな色に染まることから、展示ごとにさまざまな色を出したいという想いで名づけられました。
米山さんは、今後ルーサイトギャラリーが目指す姿についてこのように話します。
「単なる作品の資料館ではなく、柳橋から笑いを発信できる場所にしたい」
「日本文化を海外にも発信する存在となり、国や都市のパートナーを作りたい」
日本文化を語り継ぐにとどまらず、さらなる発信者としての展望でした。
この屋敷はオープン前、まるでお化け屋敷のようだったといいます。
22年目を迎えた今、無色透明だった日本家屋がこれほど魅力あふれる空間に息を吹き返し、さまざまなご縁とのコラボレーションで素敵な色に染まり続ける姿を目の当たりにすると、この屋敷こそ、米山さんを選んで自分からやってきたと思わざるを得ません。
これからの「ルーサイトギャラリー・カフェ」の未来が本当に楽しみです。
またぜひ伺いたいと思います。
お店の情報
店名:lucite gellery (ルーサイトギャラリー)/ lucite cafe(ルーサイトカフェ)
住所:東京都台東区柳橋1-28-8
アクセス:「浅草橋」駅(JR東口・都営浅草線A6出口)から徒歩5分
営業日・営業時間:不定 ※公式サイトをご確認ください
連絡先:03-5833-0936
公式サイト:https://lucite-gallery.com/index.html