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地域応援ブランド  |    2025.11.13

福利厚生で家事代行!働く人も企業も大満足の秘密とは【株式会社ベアーズ】

長時間の勤務を終え、なんとか子供の機嫌を取りながらようやく家にたどり着いたと思ったら、そこから始まるのは夕食の準備、皿洗い、子供の入浴、明日の準備。

「毎日いっぱいいっぱいで、掃除まで手が回らない……」。

そんな悩みを抱える人は少なくありません。「仕事が続けられない」と退職する人もいます。

少子高齢化で人手不足が深刻化する近年では、従業員の「家庭」と「仕事」の両立は、企業にとっても避けて通れない課題です。

その解決策のひとつとして近年注目を集めているのが、家事代行サービスを福利厚生として導入する取り組みです。

福利厚生で家事代行が使えるとは、どういうことなのでしょうか?家事代行会社の先駆けであり、法人向けプランを展開する株式会社ベアーズの法人アライアンス部長である赤荻さんにお話を伺いました。

「従業員を守りたい」「働き続けてほしい」と導入企業が急増

家事代行を福利厚生として導入する企業は、ここ数年で一気に増加しているといいます。

「当社サービスの導入企業数は前年比160%と急増しており、特にこの2~3年で急速に広がっています」と赤荻さん。

導入企業は大企業が中心でしたが、近年では中小企業にも広がり、製造業・IT関連・医療機関など、業種を問わず関心が高まっているといいます。

その背景には、共働き世帯の増加、要介護者の増加や人材不足といった社会情勢があります。「共働きで家事や育児の時間が足りない」「親の介護が始まり、自分の家庭の家事に手が回らない」という従業員に、なんとか手を差し伸べたいと考える企業から問い合わせが寄せられています。

「企業からの問い合わせは『両立支援』がメインです。従業員が長く働き続けられるようにしたいからと導入される企業様が多いですね」(赤荻さん)

特に女性には出産という大きなライフイベントがあるため、出産後に職場復帰した従業員が働き続けられるようにと配慮する企業からの関心が根強いといいます。さらに近年では産後の家事育児を男性が担う割合も増えているため、男女問わず従業員全員を支える仕組みとしての導入が進んでいます。

また、家事代行という魅力的な福利厚生をアピールすれば、採用活動の差別化にもつながります。

「今いる社員を大切にしたい、新しく入社する人にも安心してもらいたい」と従業員を大切に考える企業ほど家事代行サービスへの関心が高まっているようです。

家事代行とは?気が重い排水溝掃除や五徳の汚れ落としもお任せ

ベアーズが提供する家事代行サービスは、掃除・料理・買い物・洗濯など幅広い内容です。

「一番人気は掃除代行です。私も毎週利用していて本当に助かっています」(赤荻さん)

もともとは週末に夫婦で分担して掃除していたという赤荻さん。自らも家事代行の利用者として、その効果を実感しているそうです。

「働いていると、時間のかかる掃除はなかなかできません。キッチンの五徳やお風呂など、手がかかる場所を定期的にプロに任せると、本当に心がスッキリします。自分自身もWell-being(心の余裕、幸福度)を強く感じています」と話します。

赤荻さんが家事代行を強く勧める背景には、これまでの利用者の声があります。

例えば、病院勤務の薬剤師は、日々開発される新薬について勉強し続けなければなりません。仕事と育児の両立で勉強の時間が取れなかったものの、家事代行を利用することで勉強時間を確保できるようになったそうです。

料理代行も人気で、1週間分の作り置きを依頼することで、平日の料理負担が大きく減り、仕事に集中できると好評です。

「現代は核家族が増え、家庭の中の人手不足が進んでいます。育児の負担が増え、夫婦だけでは対応しきれない場面が出てきますから、『サードパーソン』の力が必要です」

ベアーズでは、家庭を支える存在を「サードパーソン」と呼び、家族の外に安心して頼れるサポートがある社会を目指しています。

家事代行で意外な効果!アンケート1位は「夫婦喧嘩が減った」

ベアーズの利用者アンケート調査によると、家事代行で得られた喜びとして最も多かったのは「夫婦喧嘩が減った」でした。赤荻さんは、家事代行で心に余裕ができることを証明する結果だと考えています。

「Well-beingの高い従業員は、生産性が約3倍高いという研究結果もあります。家事代行は個人の幸福だけでなく、企業の業績にも貢献するサービスだと自負しています」と赤荻さん。

また、女性社員が8割を占めるある企業では、家事代行を導入してから離職がゼロになったそうです。

社員が定着し、生産性が向上する効果は、企業にとっても大きなメリットだといえます。

手軽さも魅力!簡単に利用できる仕組み作り

ベアーズの福利厚生プランは、導入も運用もシンプルです。

利用料金は、通常の個人利用なら1時間あたり3800円。福利厚生プランでは会社が補助を出すことができ、最も多い補助率は利用額の50%です。毎週3時間の家事代行を個人で依頼すると月約5万円となりますが、最も多い利用パターンである隔週3時間の利用なら、従業員の自己負担は月約1万円程度に抑えられます。

また、利用者の利便性を考え、企業ごとに発行される専用QRコードから直接申し込みできる仕組みです。申し込み時点で補助分を差し引いた金額が表示されるため、会社への申請など複雑な手続きは必要ありません。

利用者だけでなく、企業の負担を減らすための工夫もされています。通常、福利厚生サービスの多くは利用額を企業に一括請求します。企業が社内で利用者や利用額を把握し、該当者の給料から天引きするといった手間がかかってしまうのが難点です。一方ベアーズは、会社が負担する補助額だけを請求します。企業は、他の支払いと同じように請求書に従って振り込むだけでよい仕組みになっています。

「福利厚生の運用のために、本業が圧迫されるようでは本末転倒です。運用してくださる方も会社の従業員ですからね。できるだけ手間がなく、喜んで利用していただけるように工夫しています」(赤荻さん)

手間なく利用できる家事代行は導入後の満足度も非常に高く、多くの利用者がリピートし、効果を実感しているそうです。

家事代行が当たり前になる未来を目指して

「北海道から沖縄まで、全ての企業が家事代行を使うのが当たり前の世の中になってほしい」と、赤荻さんは熱く語ります。

現在は地方ほど「家事は自分でやるもの」という意識が強く、反応が薄いのが現状だそう。

家事負担を減らし、人々が心のゆとりを持てる毎日を過ごせるよう、このサービスをまだ知らない方や、使ったことが無い方に魅力を届けていきたいとのこと。

「家事代行で負担を減らせば、生産性が上がり、企業の売上・利益を上げることができます。すると、国が潤い、国民に返ってきますから、誰もが嬉しいことなんです。社会課題を解決することが企業の意義・目的ですから、企業様と一緒に社会課題を解決していきたいと強く思っています」

家事の余裕が生まれることで心にも余裕が生まれ、家庭にも社会にも笑顔が広がっていきます。福利厚生で従業員の家事負担を減らすという新しい取り組みが広がれば、働く人がより豊かに、いきいきと暮らせる未来が近づいてくるのかもしれません。

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株式会社ベアーズ

株式会社ベアーズは、1999年に家事代行サービスの草分けとして誕生しました。「誰もが自分らしく輝ける社会づくり」を理念に、働く女性が気軽に家事の手伝いを求められる環境づくりに尽力しています。家事の価値を高め、新しい雇用の場としても家事代行を位置づけています。ベアーズは、家事代行の普及を通じて、女性が家庭と仕事を両立しやすい社会を実現すると共に、新しいライフスタイルを後押ししています。多様性を尊重する思想のもと、一人ひとりが生き生きと輝けるよう、暮らしに寄り添うサポートを提供しています。

この記事を書いた人

堀部 まゆみ

名古屋市在住、生まれは京都府の日本海側│6歳男子の育児中│聞き上手・インタビュースキルを褒められたことでフリーライターに転身│元理学療法士│事業や商品・サービスに込められた想いを聞くのが大好き。人がたどってきたストーリーを引き出し、読者に届く形にします│本・マンガ・飲食店・本屋さんを愛しています

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