
東急目黒線「武蔵小山駅」から7分ほど歩くと現れる、巨大な森の入り口「水車門」。
一歩足を踏み入れると、「もしかしたらトトロに会えるかも⁉」と思わせてくれるシチュエーションです。
今回は、都会にいることを忘れてしまいそうな豊かな自然の中で、子どもと楽しめる「林試の森公園」の魅力をご紹介します。
林試の森公園とは

平成元年(1989年)、林業・森林の研究機関「林業試験場」跡地に開園した都立公園です。
東京都品川区と目黒区をまたぐ細長い公園で、東京ドーム2.5個分という広大な敷地。
園内には、クス・アカガシ・ケヤキ・プラタナス・ラクウショウなど、日本産・外国産合わせて約200種類以上の樹木が植えられており、専門家も足を止めるほど珍しい樹木が観察できます。

樹齢100年を超える林試の森公園のシンボル「大きなクスノキ」は、樹高約29メートルもあり、見上げると上へ上へ伸びる緑の葉がまるで空に届いているかのよう。
施設紹介

150を超えるベンチが各所に置かれているので、いつでもゆっくりと座って景色を楽しめます。
5か所あるトイレのうち、サービスセンター(管理事務所)・けやき・しらかしには、ベビーベッドを併設。
自転車置き場は公園入口だけでなく園内に3か所ほどあるので、子どもを乗せたまま目的地近くまで自転車を走らせることができます。
子どもと自然の中で楽しもう
木立に囲まれた散策路を歩くと、たっぷりと降りそそぐマイナスイオンを感じて親子でリフレッシュできるでしょう。
野鳥の鳴き声も聞こえて、ここが都会であることを忘れてしまうほどのすがすがしさです。
散策路はすべて舗装されておりベビーカーが扱いやすく、犬も入園できるので、赤ちゃんや犬と一緒にお散歩できますよ。

2月中旬ごろからはカワヅザクラが咲き始め、ソメイヨシノ、カンヒザクラなど、長い期間お花見が楽しめます。
夏の生い茂った緑の中での昆虫採集やジャブジャブ池の水遊びも、子どもたちにはうれしいですね。
ジャブジャブ池は年度ごとに利用方法のお知らせがあるので、お出かけ前に確認するのがおすすめです。

秋は美しい色合いの紅葉のなか夢中でどんぐりを拾ったり、冬にはカサカサ音を鳴らしながら、落ち葉のじゅうたんの上を走り回ったり……。
松ぼっくりを集めて、クリスマスのリースを作るのもよいでしょう。
親子で、四季折々の変化を感じる貴重な体験ができますね。
遊具は二か所
園内には、年齢に応じた遊具が二か所にあります。
幼児コーナー

円形の広い砂場、シーソー、カエルなどのスプリング遊具や滑り台の付いた複合遊具。
吊り橋ネットは、2〜3才児の小さな足でも落ちないよう細かな編み目になっており、両脇も高さがあり安全です。
シーソーも激しく上下しないよう配慮されており、安心して楽しめるでしょう。
冒険広場

ターザンロープ、うんていや滑り台、リングトンネルやクライミングウォール複合遊具など、小学生向けのアスレチック系遊具。
ターザンロープが一番人気で、何度も列に並び直してはロープを握りしめ、勢いよくスタートする子どもたちの笑顔が見られます。
子どもと素敵な時を過ごそう
まるで都会のオアシスのような林試の森公園。
自然を感じながらゆっくり散策を楽しめば、親子でリラックスできるでしょう。
広場を走り回り、遊具で思い切り身体を動かして汗をかくのも、子どもたちにとって心地よい時間となるに違いありません。
ぜひ、親子で訪れて、素敵な思い出を作ってくださいね。
施設の情報
施設名:林試の森公園
住所:東京都品川区小山台2-6-11
電話:03-3792-3800
入園料:無料
定休日:なし
ホームページ:https://www.tokyo-park.or.jp/park/rinshinomori
※駐車場はありません