埼玉って本当に何もないの?
観光ライターとして仕事をしていく内に、ふと湧いた疑問。これだけたくさんの人が生活しているのだから、きっと魅力はあるはず。考えているだけでは始まらないので、早速現地に足を運び、埼玉に宿泊してみる事にしました。
- 埼玉初上陸の筆者が宿探し
- 実際に宿泊してみて感じた事
- 外から見た埼玉の魅力
埼玉初上陸の筆者が宿探し
東京にはかろうじて行った事があるものの、関東圏にもなじみの薄い私。もちろん埼玉も初訪問。なぜ私が埼玉に興味を持ったかと言いますと、あるTV番組がきっかけです。さいたま市でお店をなさっている方が「ここらへんはサンダルを履いて、ふらっと気ままに訪れられる気軽な場所。変に緊張しなくてもいい所だから」とお話しされていた姿が強く印象に残っていました。そんな場所なら是非埼玉に1回行ってみたい。
関東から遠い所に住んでいると、飛行機に乗って東京方面へ出かけるのもかなり勇気がいります。初めて行く県は尚更。東京で観光もしながら、東京ではない別の県に泊まりたい。そんな気持ちを持っていて、それなら埼玉がいいのではないかと。真っ先に埼玉が候補に挙がった次第です。
埼玉に泊まるのは決まりとして、どこに泊まろう?飛行機でお昼に到着し、他の県も観光して夕方以降に埼玉県へ。諸条件を勘案した結果、今回はさいたま市に宿泊。人と触れ合いがある場所の方が良いな、という思いもあって、あえてビジホではない所へ泊まりたい。宿泊する所は民宿やビジネス旅館を探していました。探すこと数日、落ち着いた雰囲気の旅館を発見。宿に電話で予約の連絡を入れて、準備完了。
実際に宿泊してみて感じた事
今回宿泊したのは五月旅館。

宿について全く何も知らないわけではなく、ホームページも事前に拝見した上で決めたので、チェックイン後も快適。男性の宿泊客の方が多い印象を受けました。今までも似た雰囲気の宿を利用する事が多かったので、あまり初めて来た気がしません。どこか懐かしい宿。旅先では緊張していることもあり、宿についたらほっとしたいので、こういう雰囲気の宿が好きです。
嬉しかったのはウォーターサーバーが廊下にあったこと。冷水も利用しましたし、翌朝コーヒースティックと温水でモーニングコーヒーも・・・。結局何度も利用させてもらいました。お風呂場にいろんな種類のシャンプーが置いてあって選べたのも有難かったです。もちろんボディーシャンプーも置いてあります。更に風呂場内の男性用洗顔フォームも使わせてもらえたのは嬉しい。
昔ながらの旅館の良さを残しつつ、ビジホのような嬉しい設備も・・・。宿の中で他の宿泊客の方とすれ違っても「こんばんは」と自然とお互いに挨拶も交わす。程よい距離感もありつつ、無関心でもないのが心地よい。これもまた素朴なお宿のよいところ。
知らない街に行く時は、特に男性1人旅ならばとりあえずご家族でやられているような旅館に宿泊するという旅の方法はおススメです。素泊まりで宿泊したものの、朝ごはんも頼んどいたらよかったかなと後悔。翌朝は近くを気ままに散策。氷川神社で写真もパシャリ。

続いては日本三大銘茶の1つ、狭山茶を買うためにヤオコーに行きました。ご当地スーパーで名産品を購入というのは、街の雰囲気もつかめて面白い経験ですよ。どこにあるのかな・・あったあった。狭山茶もゲット出来て満足。とにかく暑いので大宮駅近くのジェラート屋さんでジェラートも。熱中症になったらいけないので、ちょくちょくお茶などの水分補給も忘れずに・・・。
どこかにベンチがあればいいのにと思いながら、かなりの距離を歩きました。そういうスペースはやや少なめ?そこがちょっと残念です。少し歩き疲れた時に、10~20分程度座ってゆっくりできるフードコートのような場所があまり見つからない。もしかしたら私が上手くそういう場所を見つけられなかっただけかもしれません。
外から見た埼玉の魅力
今回私が旅をしたのも埼玉のごく狭いエリア。今度来るときは埼玉県内の宿場町に宿泊したいです。埼玉には、なんと宿場町が6つもあります。宿場町には歴史的な建物も多いですし、街並みにも風情がありますね。私が抱いた埼玉の印象はかなり交通機関も発達していて、動きやすい。関東圏にお住まいの方はそれが普通でも、非関東圏在住の身からするとすごい事。この便利さは、日本のどこへ行っても普通じゃないのよ。
私が感じたのは、埼玉の宿泊地としての魅力です。北関東にいくとか関東広域圏を旅する2泊3日以上の旅なら、1泊は埼玉に泊まるという選択はアリだと思いました。旅行の代金も予算内に収まって一安心。遠方から来ている観光客の方は、羽田に到着後お昼に東京もしくは神奈川を観光して、夜は埼玉に泊まるという旅の仕方も面白い。そして2日目は北関東へ・・・。栃木の方にもササっと移動出来たり、群馬の方へも道筋としてはスムーズに動けますね。私にとってまだ行っていない県に行くために通る場所が埼玉。お得な切符を上手く組み合わせて、今度は北関東方面をじっくり回るのもいいな。
そしてかなり楽しみにしていた関東グルメ。べたですが、ねぎしで牛タンを。

旅先で地元では食べられない関東中心のチェーン店に行くのも楽しい。馴染みのないお店に入っての食事は、関東を旅行してる気分を味わえました。冒頭の話に戻りますが、気負わずにふらりと行ける街埼玉。現地に足を運んで、ぼんやりとつかめたような気がします。なんだかんだで今回の旅は、埼玉で1番お金を使っていると後になって気づくほど。ただし餃子の満州には残念ながら今回は行けず。またリベンジしたいです。今回の旅では、JRの休日おでかけパス(発売期間限定)を使いました。次回はバスのお得な切符等も調べてから埼玉県内を散策せねば。
宿泊場所情報
公式ホームページ 五月旅館|さいたま市大宮の宿泊施設