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もの・こと  |    2026.02.13

天然アロマの香り広がるバスボム作り|グリーフに寄り添う訪問型アロマサロン~ease~の想い

1月24日、大阪府吹田市にあるレンタルスペース「アオラボ」にてバスボム作りワークショップが開催されました。本記事では、ワークショップの様子と、訪問アロマ~ease~を主宰されている西岡さんの活動内容についてご紹介します。

会場は新しい形のコミュニティスペース「アオラボ」

アオラボは、吹田市の青山台近隣センター内にあるカフェ・レンタルスペース・アートスクールが一体となった空間です。

1階は最新の設備を備えたコインランドリーとなっており、階段を上ると2階にコミュニティスペースが広がります。

この階段を上った2階が「アオラボ」

アオラボでは、ヨガやハンドクラフトのワークショップをはじめ、海外の料理を味わえるカフェやアートスクールなどの各種イベントが開催されています。

天然アロマを使ったバスボム作り

今回取材したのは、バスボム作りのワークショップです。講師は、大阪府北摂地域を中心に、訪問アロマ~ease~のセラピストとして活動されている西岡智子さん。

講師の西岡智子さん

まずは、たくさんの精油の中から自分の好みに合う香りを探します。西岡さんから精油の効能について教わりながら、自分の感覚で一つずつ香りを確かめていきます。特に好評だったのが、ウッディでほのかな甘さもあるローズウッドの香り。

初参加の方もいらっしゃる中、気付けば参加者同士で「これも良い香り!」「これはちょっと苦手かも…」と精油を囲んでの会話がはずみます。

各自気に入った香りを選んだら、重曹・クエン酸などの材料に精油を混ぜたオイルを加え、よく混ぜ合わせます。

自然なアロマの香りが広がる中で手作業に集中する時間は、日常を忘れる貴重なひとときです。

いざ成形!ドキドキの完成形は

材料の粉とオイルが混ざったら、スプレーで水を少量ずつ足していきます。

水分量の調節が意外と難しい!?

握って固まるくらいになれば、岩塩やハーブを加え、型にはめてしばらく乾燥させます。
今回は温湿度のコンディションなのか、ワークショップの前半はなかなか固まらない方が多かったのですが、後半にはこんなにきれいなバスボムができた方も。

型を外してきれいな丸型になっていた時は参加者の皆さんから歓声が上がりました。

精油の良い香りの中でおしゃべりしながら作る楽しさ、そして自宅で入浴剤として使う楽しさ。一回で二度楽しめるバスボム作りワークショップは、寒い時期でも心身ともにあたたまるひとときでした。

訪問アロマ~ease~の活動

訪問アロマ~ease~は、大切な人を亡くした方や、在宅介護をされている方へのグリーフケアを軸にした活動をされています。

グリーフケアとは、大切な人との別れを経験した方にさりげなく寄り添い、援助することです。
参考:日本グリーフケア協会 | グリーフケアとは

西岡さんは現役の訪問看護師として働きながら、アロマセラピーやグリーフケアなどを専門的に学び、2024年から個人で訪問アロマの活動を始められました。

きっかけは、訪問看護師として働く中で、グリーフケアの必要性が十分に知られていないことや、制度のはざまで孤立してしまう方が多い現状に課題を感じたことでした。ご家族との別れを経験した方や在宅介護をされている方、現行の支援制度につながることができない方に何か支援ができないかと考え、訪問アロマ~ease~を立ち上げたそうです。

「訪問アロマ」という形態を選んだのは、気軽な外出が難しく孤立しがちな高齢の方や在宅介護をされている方たちに寄り添い、少しでも心を軽くするお手伝いをしたいという想いから。ご自身がご家族を亡くされた経験から、自分自身のグリーフに向き合ったこともこの活動につながっていると言います。

左は在宅療養中の方やご家族向け、右はグリーフケアを受けたい方向けのパンフレット

サロンの屋号にも使われている“ease”という言葉には「和らげる」「楽にする」「鎮める」「緩和する」という意味があり、アロマセラピーを通して利用者さんの心にそっと寄り添うことができれば、という想いが込められています。

「グリーフケア」を知ってもらうために

まだ十分に認知されているとは言えない「グリーフケア」について知ってもらいたい。そのための入り口として、現在西岡さんは、アオラボなどのレンタルスペースでのワークショップをはじめ、介護施設やデイサービスでの出張アロマトリートメントなどの活動をされています。

ハスの花びらを一枚ずつ組み合わせていくハスワーク®というワークショップ(写真:西岡さん提供)
ハスワーク®で作った作品。一つとして同じものはないそう(写真:西岡さん提供)

また、がん患者さん・関係者のためのグリーフケアサロンI FOR YOU Japan で傾聴ボランティアとしても活動されています。

(写真:西岡さん提供)

「訪問アロマやワークショップを通してグリーフケアの活動をより多くの方に知ってもらい、それがゆくゆくは地域共生社会へとつながっていけば」と西岡さんは言います。

在宅介護やご家族の看取りを経験される方も多い中で、介護者自身のケアやグリーフケアはどうしても後回しになりがちです。辛い時に「ちょっと頼ってみようかな」と思える先があるだけでも、心が少し軽くなるのではないかと感じました。

「雨やどり」しませんか

グリーフケアを知ってもらうきっかけ作りの一つとして、現在西岡さんがあたためている企画が「雨やどり」。豊中市内の古民家レンタルスペースを借りて、大切な人を喪った方や介護に疲れを感じている方、そのほかにも「こころの雨やどり」をしたい方など、様々な方の居場所となる場をつくるという企画です。

豊中市内の古民家レンタルスペース(写真:西岡さん提供)

無心に手を動かすハスワーク®や、ハンドマッサージなどのアロマセラピーを受けながら、話したくない方もちょっとお話ししたい方も、ほっと一息つける場所を目指したいとのこと。雨が止むまで待つ、そこに居るだけで良い。そんな想いから「雨やどり」という名前をつけられたそうです。

(写真:西岡さん提供)

お申し込みは公式InstagramもしくはLINE公式アカウントにて受け付けているそうです。
2月の終わり頃に開催予定とのことなので、気になる方はぜひ一度お問い合わせされてみてはいかがでしょうか。

詳細情報

・訪問アロマ~ease~
セラピスト 西岡智子さん(日本統合医学協会 メディカルアロマセラピスト、クリニカルアロマインストラクター/京都グリーフケア協会グリーフサポーター/看護師)
公式Instagram(グリーフケア)
公式Instagram(アロマセラピー)
公式LINE

・アオラボ
〒565-0875 ⼤阪府吹⽥市⻘⼭台2-1-8 ⻘⼭台近隣センター内2F
公式ホームページ
公式Instagram

・ハスワーク®主宰・販売 コップリ
公式ホームページ

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この記事を書いた人

yama yuki

大阪府北摂生まれ、北摂育ちの子育て中ライターです。 北摂地域を中心に、時には足をのばして京阪神エリアまで、子連れおでかけスポット、おいしいもの、知る人ぞ知る穴場などをご紹介します。 地元の魅力をたくさん発信していきたいと思います!

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