
田畑に囲まれた静かな住宅街にひっそりと佇む、一軒家の小さなお店。
den7(デンシチ)は、グルテンフリーのスイーツと野菜スープの専門店です。
店名の「den7」には、視覚・味覚などの五感に、食材や生産者への“感謝”、そして食べたときに生まれる“感激”を加えた、「7つのたいせつなこと」を伝えたいという想いが込められています。
その想いをかたちにするように、食材選びから調理方法、空間づくりまで丁寧にこだわる、den7の食の世界を紹介します。
祖父の茶室を改装した、ぬくもりあふれる空間

お店は、店主・仲野さんの祖父が大切にしていた茶室を改装してつくられたもの。
建築士としても活躍する仲野さんが、自ら手がけたテーブルや椅子も並び、木のぬくもりと自然光がやさしく調和する、心地よい空間が広がっています。
和の趣を感じる店内には、歴史を感じさせる調度品がところどころに。時間の流れを静かに刻むような美しさが漂います。
お菓子を選ぶもよし、カフェスペースでゆっくりとスープやスイーツを味わうもよし。
心と体をほっと落ち着かせながら、食のひとときを楽しめますよ。
無水調理で旨みを凝縮。旬を閉じ込めた野菜スープ
人気のトマトスープは、近隣の農家から届く完熟ミニトマトを無水調理で仕上げた一品。
採れたてのトマトをすぐに調理し、スープが完成したら急速冷凍することで、旬の旨みと香りをそのまま閉じ込めています。
口に含むと、トマトのやさしい酸味と凝縮された旨みがふわりと広がり、まるで野菜そのものの力を感じるような味わい。
濃厚ながらも後味は軽やかで、体にすっと染み込むようなマイルドさが魅力です。
季節ごとに登場するスープには、地元で採れた旬の野菜がふんだんに使われ、素材の彩りや香りがそのまま生かされています。
子どもから大人まで飲みやすく、一口ごとに体がじんわりと温まり、心までほぐれていくようです。
手間ひまをかけた焼きたて米粉スイーツ

金曜日限定で登場するカヌレは、den7の人気メニューのひとつ。外はカリッと香ばしく、中はしっとりとした食感に仕上げられた、手間ひまを惜しまず焼き上げる特別なスイーツです。
その味わいに惹かれ、金曜日を心待ちにするファンも多いそう。
そのほかにも、フィナンシェや米粉のサブレなど、素材の風味を生かした焼き菓子が並びます。
動物をモチーフにしたサブレは、子どものおやつや手土産にもぴったり。
サクッと軽い食感とやさしい甘みで、コーヒーや紅茶との相性も抜群です。
“グルテンフリー=物足りない”というイメージをくつがえす、心まで満たされるようなやさしいお菓子たちが、ここにはあります。
グルテンフリーの体にやさしいランチで心も満たされる

den7では、土日限定で「米粉麺ランチ」の提供もしています。メニューは、ミニトマトのスープ、ピリ辛まぜめん、タイ風ココナッツベジカレーの3種類。
完熟ミニトマトを無水調理で仕上げたスープは、野菜の旨みがぎゅっと凝縮され、酸味と甘みのバランスが絶妙です。
ピリ辛まぜめんは、香ばしいピーナッツソースが全体を包み込み、ほどよい辛さがアクセント。食欲をそそる一品です。
タイ風ココナッツベジカレーは、やさしい酸味とスパイスの効いた本格的な味わい。
どのメニューも、体にやさしい素材を使いながらも満足感があり、週末のご褒美としてゆったりと味わいたいランチです。
また、事前予約をすれば平日でも米粉麺ランチを楽しめます。混雑を避けてゆっくり過ごしたい方や、平日に訪れたい方にも好評です。
そのほかに、スープやお菓子を組み合わせたセットメニューも人気。プリンやフィナンシェなどのスイーツを添えて、テイクアウトするのもおすすめです。
“食から伝えるたいせつなこと”den7に込められた想い

食を通じて五感を満たし、感謝と感動を届けるden7。
手づくりの空間で味わうやさしい美味しさには、店主の想いが込められています。
子どもも大人も、安心して食べられるおやつとごはん。
あなたの暮らしの中にも、そんな穏やかな時間を取り入れてみませんか?
店舗情報
den7(デンシチ)
住所:浜松市中央区半田町502
営業時間:11:00〜16:00(ランチは14:00まで)
営業日:水曜〜日曜(月・火曜定休)
Instagram: @den7kitchen




