Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンをキュレーションする地方創生メディア

自然  |    2024.02.04

静岡県浜松市の「遠州海岸」で絶景に魅せられる!海辺の穴場スポットを紹介

街中から気軽に海へ行ける静岡県浜松市。
市内には海まで出られる場所がいくつもあります。

今回ご紹介するのは、その中のひとつである「遠州海岸」。
普段は海と縁の遠い筆者が、1月にたまたま訪れ「地元でこんな景色が見られるなんて…」と感動した場所です。
刻一刻と表情を変える雄大な景色に、写真を撮る手が止まらない経験は初めてでした。

昼間は見渡す限りの海と空の青さが、夕方には夕日に照らされた海と砂浜の幻想的な景色が出迎えてくれます。

写真も多く掲載していますので、この記事を通して「遠州海岸」の魅力を知り、実際に見に行きたいと思ってもらえたら嬉しいです。

遠州海岸とは

防潮堤からの眺め

静岡県浜松市中央区新橋(にっぱし)町。
日本三大砂丘のひとつ「中田島砂丘」から西へ約3kmの場所に「遠州海岸」はあります。

入り口の駐車場から見える階段を上れば、防潮堤から見えるのは太平洋・遠州灘です。
中田島砂丘を含む遠州灘海岸全体(御前崎~天竜川河口)を「南遠(なんえん)大砂丘」として日本三大砂丘に数えられる場合もあり、広大な砂浜が広がっています。

入り口には必ず注意看板が

遠州灘は波が荒く流れが速く、一度流されたら戻って来られない可能性が高いため遊泳はできません。
しかし、釣りやちょっとした息抜き、犬の散歩などに利用されている場所です。

わんちゃんの足跡もくっきり
鳥もお散歩をしているよう

遠州海岸の魅力は、静かに絶景を楽しめること。
シーズンオフの冬は訪ねる人も少なく、目の前に広がる海と砂浜をひとり占めできるんです。

ここからは、筆者が感動した遠州海岸の絶景を写真とともにご紹介します。

①一面に広がる「風紋」
②冬限定!太平洋に落ちる夕日の絶景
③波の音に癒される波打ち際

絶景①一面に広がる「風紋」

見渡す限りの風紋は圧巻です

砂浜が広がる遠州海岸では「風紋」が楽しめます。

風紋とは、浜松の強い季節風「遠州のからっ風」によって砂が動いてできた模様のことです。
風の強さや向きによって模様も変化するため、一期一会の出合いが待っています。
まるで手入れされた枯山水のお庭のような模様が、自然の力だけで描かれているなんて驚きですよね。

遠州海岸では、足跡の全くない風紋が楽しめるのが魅力。
午前中はもちろん、夕方に行っても一面に広がる風紋を見られます。

足跡は筆者のもの

絶景②冬限定!太平洋に落ちる夕日の絶景

遠州海岸では、海と夕日も感動する景色のひとつです。

水平線に沈む夕日が見られるのは、10月~3月までの期間限定。
空は茜色に染まり、色を濃くした海からは黄金色に光る白波が打ち寄せます。
徐々に夜へと移り変わる景色は、ずっと眺めていたくなる絶景です。

さらに、夕日は風紋も赤く染め上げます。

きれいな風紋が夕方まで残っている遠州海岸だからこそ見られる光景です。
昼とは違い、幻想的な光景を堪能できますよ。

絶景③波の音に癒される波打ち際

遠州海岸では、波打ち際の景色も見逃せません。
海は陸から離れるほど青が濃くなっていき、波が引いた後の砂浜まで太陽の光を受けてキラキラ輝いています。
寄せては返す白波に、地球の鼓動が感じられる景色です。

自然と自分しかいない環境では、波が打ち寄せる音やトビの「ピーヒョロロー…」という鳴き声、風の音までよく聞こえます。

海岸沿いには流木がいくつも見られました
足元に転がっている石は、よく見るとすべて平らで丸い形
波にもまれてここまで来たのがわかります

波の音にはリラックス効果があります。
海岸線をぶらぶらと歩いてみたり、流木に座って海を眺めたりするだけでも日常を離れ、癒しの時間が過ごせますよ。

実際に行って感じた冬の遠州海岸へ行くときの注意点

海辺まで行って帰ってくるだけで靴にはこんなに砂が入りました…

風紋や太平洋に沈む夕日は冬の絶景です。
オンシーズンの夏と違い、冬に海岸沿いを満喫するためには準備は欠かせません。

柔らかな砂の上を歩きますので動きやすい服装と運動靴で出かけることは大前提ですが、その他に実際に訪れて感じた注意点をお伝えします。

①寒さ対策は万全に
②飛んでくる砂の対策も
③行くなら車かバイクで
④砂浜は防潮堤を越えた先にある

注意点①寒さ対策は万全に

周りに何もなく、砂浜が広がる遠州海岸では寒さ対策は必須です。

温暖な気候の浜松では滅多に氷点下にはなりませんが、代わりに風の強い地域。
風速1mごとに体感温度は1℃下がると言われています。

夕方に訪れた時は気温6℃、風速は7mで、計算上の体感温度はマイナス1℃。
保温インナーの上にパーカーとセーターを重ね、厚手のコート、マフラーに手袋もしてでかけましたが、徐々に手は冷たくなっていきました。
目の前に広がる絶景にテンションが上がっても、滞在時間は15分が限界…

できれば足まで隠れる長いコートや、ウィンドブレーカーやダウンコートなどの風を通さない上着を着ましょう。
マフラーや手袋などの冬小物やカイロも忘れずに用意しておくと、目の前の絶景を思い切り楽しめますよ。

注意点②飛んでくる砂の対策も

遠州海岸では風で飛んでくる砂にも注意しましょう。

美しい風紋を作ってくれる風と砂ですが、砂がそれだけ飛ばされているということです。
強い風で巻き上げられた砂はもはや凶器…とても風上を向いて立っていられませんでした。

強い風で砂が顔にまで届くこともあります。
目に入って「痛い!」と口を開けた瞬間に、口の中にも砂が入ってくる始末…

顔はマスクやメガネをするだけでも十分保護できます。
服にも砂が付着するので、できれば表面がつるっとしたダウンコートやウィンドブレーカーがおすすめです。

注意点③行くなら車かバイクで

海側から見た駐車場

遠州海岸へ行くための交通手段は、車かバイクです。
観光地ではないため路線バスが通っておらず、最寄りのバス停は徒歩で約30分と離れています。

車やバイクなどのない人にとって決して行きやすいとは言えませんが、浜松駅から約20分ほどで行ける近さは遠州海岸の魅力です。
バイクも駐車できる無料駐車場も設置されています。
夏以外なら満車になることは少ないので、ドライブやツーリングがてら立ち寄ってみてください。

注意点④砂浜は防潮堤を越えた先にある

遠州海岸は駐車場から海岸まで約5分ほどでたどり着ける距離です。
しかし、間には高さ13~15mほどある防潮堤が待ち受けています。

防潮堤は、地震や津波から浜松の町を守るために建設されました。
浜名湖から天竜川まで長さ17.5kmに渡って伸びており、防潮堤を越えなければ海まで行けません。

階段は少々急ですが、整備されているため上りやすく感じました。

お帰りの際にも十分ご注意を…

防潮堤の上からは遠州灘を一望できるだけでなく、浜松の中心部や遠州の山並み、天気が良ければ遠くに富士山も眺められます。

防潮堤を越えた先に素晴らしい景色が待っていますので、がんばって階段を上ってくださいね。

穴場スポット「遠州海岸」で絶景を堪能しよう

夕日に海、風紋のベストショット!

静岡県浜松市にある遠州海岸は、人が少なく静かな環境で海辺の風景が楽しめるスポットです。
車やバイクでしか行けませんが、浜松駅から約20分で一面に広がる風紋や夕日に照らされる海岸など、心に残る絶景に出合えます。

冬の浜松へお越しの際は、遠州海岸でこの素晴らしい絶景を体験してみませんか?

遠州海岸

住所:静岡県浜松市中央区新橋町

アクセス:
【車・バイク】浜松I.C.から約45分
       浜松駅から約20分

【バス】浜松駅北口バスターミナル6番乗り場から、遠鉄バス「中田島車庫」行きに乗車。
    終点「中田島車庫」下車(大人390円)、徒歩約30分(計約55分)。

【タクシー】約15分
     (浜松駅にタクシー乗り場あり)

駐車場:あり(10台ほど)

トイレ:なし

注意事項:遠泳は禁止。
     街灯がないため暗くなったら足元に注意。

記事をシェアする

この記事を書いた人

中村 ことは

パン職人ライター。趣味は旅行・神社仏閣巡り・着物。 歴史が感じられるものや場所、職人の技がきらりと光る工芸品も大好物です。 関東、フランスを経て地元・静岡にUターンしました。 静岡県西部を中心に、私だからこそ紹介できる魅力を発信していきます。

関連記事