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フード  |    2025.11.20

ぬか漬けベーコンを味わえるカフェ「こじか食堂」で発酵ランチを堪能

定期的にいただきたくなる「おいしいもの」は、日々の活力になりますね。

発酵をテーマにしたこちらのカフェは、数々の発酵食品が実においしくて、魅力的。そのためファンが足繁く通うほどなのです。

今回JR日進駅のそばにある「発酵cafe こじか食堂」を訪れ、店主の米山さんにお話をお伺いしました。

「偶然の出会い」によって巡り合ったこの店

飲食店や料理関係の仕事をしてきたので、「いつか自分の店を持ちたい」そんな思いはずっとありました。そう思うものの、現実的にはなかなかそういうタイミングには恵まれず結婚し、仕事、子育てに集中する期間がありました。それでも、いつか…という気持ちは持ち続けていたんです。

仕事帰りに訪れたなじみのヘアサロンで、お店の人から聞いた「空き店舗の情報」。それが、今の店舗です。

いつか…!の夢を実現させるタイミングが来たんだと思い、思い切って店を構えることにしたんです。

こぢんまりとした店舗規模も、私にはちょうどいいと思いました。元々は、カウンターがキッチンをぐるりと囲むようになっていたのを切り離して、現在の形にリノベーションしました。その他は、ペイントするくらいでほぼ元のお店のままなんですよ。

メインはぬか漬けベーコン!そこへ至る経緯

最初から手づくりパンを提供することは決めていました。でも、それに合う食事はどうしようか…。そう思ってあれこれ試行錯誤した結果、生まれたのが「ぬか漬けベーコン」です。

とある場所で、おいしいぬか漬けをいただける場所を知りまして、そこへ行ったことがあったんですね。ああ、ぬか漬けっていいなぁ。そう思いまして、じゃあ、お肉を漬けてみるのがいいんじゃないかと。あれこれ、実験してみたんです。その結果たどり着いたのが、ぬか漬けベーコンでした。

こじか食堂のぬけ漬けベーコンは、1週間ぬか漬けし、熟成させたお肉をスモーク。着色料も添加物も一切使用していない、安全で身体にやさしいベーコンなんです。

そう話す、米山さん。

今や、発酵カフェとして地元で親しまれる同店。そのメインメニューが最初からなかったなんて、驚きです。

こじか食堂には、ぬけ漬けベーコンの味を再び味わいたくて、足を運ぶ人がとても多いのですから。

ぬか漬けベーコンと手づくりパン、酵素コーディアルドリンクは、こじか食堂「3種の神器」

現在、モーニングタイムからぬか漬けベーコンを味わうことができるこじか食堂。

もちろんランチタイムでも、人気メニューとして君臨しています。ベーコンは枚数を選ぶことができ、たくさん味わいたい人は二枚注文することも。

けれど、ぬか漬けベーコンのおいしさもさることながら、他のメニューもおいしくて、困るほどなのです。

ランチタイムに訪れた私が注文したのは、「自家製 ぬけ漬けベーコンランチ」。そこで、ドリンクとして選んだのは、「酵素コーディアルドリンク」です。

こじか食堂では、年間を通して常に酵素コーディアルドリンクがカウンターに並んでいます。季節折々の旬を感じさせてくれる酵素コーディアルドリンク。

これも、簡単に作れちゃうんですよ。

そう、米山さんは話しますが、やはりここでしか味わえないと感じます。

ぬか漬けベーコンをいただく

さぁ、やってきました。

厚みのあるぬか漬けベーコンが一枚。サラダの上にのっています。

この時点で、ぬか漬けベーコンのいい香りが。すぐにでも食べたい衝動に駆られます。

厚みのあるベーコンなんて、年齢を重ねると食べづらいのでは?
そう思う人もいるかも知れません。

けれど、決してしつこさのないこの味を知ってしまったら、ぬか漬けベーコン食べたさに足を運んでしまうことでしょう。

ぬか漬けベーコンには自家製のマスタードをつけて食べてほしい

脂身は、ぬか漬けでよりやさしい甘みに変化し、しつこさを感じませんし、発酵による変化で柔らかな食感とスモークの香り。それも決して強いスモークの香りではないのです。

やさしいベーコンの味を思う存分堪能できる、ぬか漬けベーコンです。

そして、忘れてはならないのはサラダ。
葉物の上に添えられた野菜の数々。来店当時は、舞茸にかぼちゃに、ズッキーニに…、なんと、柿まで!

ここでも、一つひとつの野菜とぬけ漬けベーコンのコラボレーションを楽しむことができるのです。

店主手作りのパンは、4種!しかもおかわり可能

ここまででも十分満足度が高いのに、まだまだ終わりません。
店主の米山さんが作る、手作りパンが4種もあります。

この4種の内容は、

・ゴマパン
・レーズンとナッツのドイツパン
・カンパーニュ
・丸パン

こちらの4種をいただいて、お好みのパンをおかわりできてしまうという贅沢さ。しかも驚くことに、おかわりは無料です。

どれもおいしいパンを、ぬか漬けベーコンランチと一緒に味わい、お腹も心も大満足です。

私は、ゴマパンとカンパーニュをおかわりしました。

季節折々の味を楽しめる酵素コーディアルドリンク

忘れてはならないのが、酵素コーディアルドリンクです。飲み方を、季節によって変えるのもおすすめです。

スパークリングに、水割り、アイスティーにホットティーなどから選べる


私は、ブドウの酵素コーディアルドリンクをホットティーでいただきました。

ぬけ漬けベーコンも、自家製パンも、酵素コーディアルドリンクも全てがこじか食堂には欠かせない大切なメニューです。いわば、「3種の神器」です。

発酵食品を存分に楽しむことができるカフェ「こじか食堂」は、今年で9年目を迎えました。

ここでしか食べられない料理とスイーツは、地元ファンの心と身体のよりどころ。その魅力はまだまだ語り尽くせないほどです。


発酵cafe こじか食堂

住所:さいたま市北区日進町2丁目1125−40(日進駅北口を出て、右方向へ徒歩1分)
営業時間 :月〜土 9:00~16:00
      日・祝日定休 ※ラストオーダー 15:30 ※不定期で休業日あり
電話:048-788-1577
公式サイト
Instagram

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この記事を書いた人

はる

さいたま市在住の取材ライター。地元民だからこそ知り得る、個人店やマルシェ等のイベントをこれまでに200ヶ所以上訪れる。地元民でも意外と知らない「ヒト・モノ・スポット」をお届けします。趣味は「ひとり呑み」「カフェ巡り」お酒とコーヒーが私をこよなく幸せにしてくれます。

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