地方創生メディア  Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンがそこにある 応援の循環を作る 地方創生メディア

フード  |    2025.09.14

98℃の温泉で作る至福のスイーツ!湯村温泉源泉で「荒湯プリン」作り体験

湯村温泉、新湯プリン体験
提供:ブンダバー松岡様

湯けむり立ち込める兵庫県新温泉町の湯村温泉で、めちゃくちゃ面白い体験をしてきました。

温泉街の源泉を使った、名物「荒湯プリン」作り体験です!

湯村温泉のシンボルである98℃の源泉「荒湯」を使って、地元に伝わる“湯がき文化”に触れながらプリンを作るという、まさに温故知新の体験の様子をお届けします。

98℃の源泉を利用した温故知新のスイーツ作り!

兵庫県新温泉町、湯村温泉
プリン作りには、この源泉「荒湯」を使います。

湯村温泉はおよそ1200年前に発見されたと伝えられており、その源泉温度は98℃!

湯村温泉では、この熱い源泉を利用した“湯がき文化”が現代にも根付いています。「湯がき」とは、卵や野菜などを加熱して下ごしらえする調理法です。高温の源泉を利用することで、食材の旨みを引き出すことができるそうですよ。

歩いて回れるほどの湯村温泉街には、観光客が“湯がき体験”を気軽に楽しめるように卵やサツマイモがおみやげショップで販売されています。

中心街の源泉には、河原に設置された足湯のほかに“湯がき専用”の湯壺、さらには大量の野菜を湯がくための専用湯壺もありました。大量向けの湯壺は、山菜の季節などに地元の方が使われるんだそうです。

プリン作りはシェイクからスタート!

荒湯プリン作りは、源泉の目の前にある「Cafe98℃」で体験できます。材料はすべて用意されているので、当日は手ぶらで参加できるのも嬉しい!

プリン作り体験は基本的に予約制ですが、空きがあれば当日体験もOK!スタート30分前まで受け付けているそうなので、ご希望の方はカフェのスタッフさんに尋ねてみてください。

湯村温泉、新湯プリン体験
卵と材料が入ったシェイカーを思いっきり振ります!

簡単な説明を受けたら、さっそくプリン作り体験がスタートします。まずは、プリンの素となる材料をシェイカーに入れてしっかり混ぜ合わせます。

芳醇な風味付けにオレンジリキュール、甘味にてんさい糖を使用するなど素材にこだわっているため、カラメルソースを付けなくても美味しく味わえるそうです。

周囲に漂うバニラエッセンスの甘い香りに、早くも食べたい気持ちが湧いてきます。

風船にプリン液を入れちゃう!?

湯村温泉、新湯プリン体験
みんなで挑戦!実験の教室みたいでワクワク!

プリン液がしっかり混ぜ合わさったら、次はそのプリン液を入れる作業です。

ここで登場したのが、なんと風船!

この風船が、プリンを温泉で湯がく時に容器代わりになるんだそう。

注射器を使って風船の中にプリン液を流し込んで、漏れないように慎重に注入口を閉じます。まるで何かの実験をしているようで、大人でもワクワクしてきます。

準備が整ったら「Cafe98℃」を一旦出て、98℃の源泉「荒湯」へ向かいます。

98℃の源泉へプリンを投入!待ち時間も楽しい!

湯村温泉、新湯プリン体験
プリン投入!ちゃんと固まるかな?

荒湯に到着し、湯気が立ち込める「荒湯」へ用意した風船プリンを投入!

湯村温泉には“湯がき専用”の源泉があり、他にも温泉たまごやサツマイモの湯がきを楽しむ人々で賑わっていました。

袋に入った大量のサトイモなどもあり、観光客が楽しむだけでなく地域の人にとっても“湯がき”が根付いていることが感じられます。

プリンが固まるのを待つ約20分の間に「湯村温泉の湯がき文化」について、スタッフさんが紙芝居を披露してくれます。湯村温泉の歴史と町の生活が理解しやすいように綴られていて、お子さんも聞き入っていました。

紙芝居を通して湯村温泉の食文化がぐっと身近に感じられ、これからプリンを源泉から引き上げるのがますます楽しみに!

風船を割る瞬間がワクワクドキドキ!

湯村温泉、新湯プリン体験
ちゃんと固まってるかな?風船に爪楊枝を刺して…

プリンが完成したら「荒湯」から引き上げて「Cafe98℃」に戻ります。

ここからがクライマックス!風船を割って固まったプリンを取り出す作業です。

針で風船を「プチッ」と割ると、中からツルンと丸いプリンが登場!上手くいった瞬間は、ちょっと感動ものです。

もし失敗してプリンが崩れてしまっても大丈夫!ハプニングもまた一興で、その場にいる全員から笑顔があふれ出し一体感を楽しめます。

作りたての温かいプリンを実食

湯村温泉、新湯プリン体験
ぷるぷるに仕上がったプリンは素材の味が楽しめます(提供:ブンダバー松岡様)

最後は、体験コースに含まれているドリンクと一緒に作ったプリンをいただきます!

源泉の熱でじっくりと固められたプリンは、ほんのり温かく、驚くほどなめらかな口当たりです。バニラエッセンスの香りと、上品な甘さが口の中に広がり、カラメルソースがなくても本当においしい!

自分で作った喜びと、湯村温泉の歴史を感じながら食べるプリンは、まさに至福の味わいでした。

“体験を通して町を知る”という贅沢

湯村温泉、新湯プリン体験

この体験は、湯村温泉の「湯がき文化」という独自の生活様式に深く触れながら、スイーツ作りという新しい可能性を感じさせてくれる、まさに温故知新の体験でした。

湯村温泉を訪れる際には、ぜひ「荒湯プリン」作りを体験してみてください。

荒湯ぷりん

体験場所:Cafe98℃
住所:兵庫県美方郡新温泉町湯1260番地 2階
電話番号:0796-99-2626
定休日:水、木(祝日は除く)

荒湯プリン体験時間
・10:00〜11:00
・14:00〜15:00
・15:00〜16:00
※当日参加ご希望の方は開始時間の30分前までに予約をお願いします。
※カフェの営業時間は10:00~17:00です。
公式サイト:https://www.cafe98degrees.com/
map:

style=”border:0;” allowfullscreen=”” loading=”lazy” referrerpolicy=”no-referrer-when-downgrade”>

記事をシェアする

この記事を書いた人

まな

関東在住。フリーランス(Webマーケター、取材)。20年以上におよぶ会社員生活で得たさまざまな出会いが、人生の財産になっています。Mediallでは、旅先で出会う「オンリーワン・ナンバーワン」をお伝えしていきます。

関連記事