エピアみかどは、香川県と徳島県の県境の道の駅ことなみに併設された日帰り温泉施設です。
江戸の発明王・平賀源内が絶賛した美霞洞(みかど)温泉の湯を引いたヌルヌルとろとろの湯は、まるで化粧水に浸かっているような感覚になる名湯。
温泉の他にお土産を置いた売店、地元で採れた野菜を置いている青空市場、レストランなどがあり多彩で楽しい交流拠点となっています。
今回は、日帰り温泉「エピアみかど」の館内と温泉の様子を紹介しますのでぜひ最後までお読み下さい。
200年の歴史を持つ名湯「美霞洞温泉」

美霞洞温泉は、平賀源内が世に発表したゆかりの温泉として200年の歴史があります。
宝暦12年(1762年)に江戸・湯島にて開かれた第5回薬品会に美霞洞温泉の水を出品、「奥林の石壁から滴っている白い乳のようなお湯。土地の人は石の乳と呼び、珍重している。」と紹介しています。
源内が開催した物産会の出品物を解説した書物「物類品隲(ぶつるいひんしつ)」では「火傷に塗って治すこと神の如し・・」とも記し、古くから地元の人に重宝されている温泉です。
美霞洞温泉の特徴
美霞洞温泉はアルカリ性低張性冷鉱泉の温泉で、特徴はpH値の高さでなんと9.2。
クレンジング作用があり美人(美肌)の湯に該当します。
美人(美肌)の湯は、肌の角質をとったり毛穴の汚れをとったりしてくれる石けんのような働きをする「乳化作用」によりツルツル肌、美白が得られ、泉質によって血行促進効果、保湿効果、肌の蘇生効果などいろいろな効果が期待できます。
pH値が高ければ高いほど乳化作用は強いのですが、高めのアルカリ性温泉に入ると入浴後のケアが必要となり、特に乾燥肌の方は入浴後10分以内(可能なら1分以内)には保湿剤を塗ったほうがいいとされています。(温泉ソムリエテキストより)
エピアみかど館内の様子と温泉のレビュー
香川県と徳島県の県境(山間部)に位置しているため緑がきれいで、空気がスッキリして落ち着く雰囲気の場所です。

入口を入ると案内図があります。

お土産を置いているコーナーがあります。
周辺の観光情報を記したボード、特産品の和三盆を使ったお菓子、讃岐うどんや骨付鳥といった香川を代表するお土産が置かれています。


お土産コーナーを通ると靴を脱ぐ場所があるので、ロッカーにいれます。
100円リターン式です。

旅館にきたような気分になるほどきれいな廊下です。

角を曲がると、この先に券売機とフロントが見えます。


券売機です。
現金の他、PayPay、auPAY、d払い、RPay(楽天ペイ)が利用できます。
JAF会員なら、入浴料650円→600円(大人)になる優待サービスを実施中です。
入浴券をフロントに渡すと脱衣所のロッカーキーを渡されます。

券売機の横ではアイスを販売しています。

浴場の様子です。
浴室内は、内風呂(天然温泉)・ジェットバス(*温泉ではない)・サウナ・水風呂で構成され、露天風呂はなく、内風呂を抜けてテラスがある構成です。大きな窓があるので開放的な空間になっており、四季によって変化する木々の色付きを見ながらゆったりと入浴できます。
白濁・無臭でところどころに浮遊物があり、ヌルっとしてとろみがある温泉です。
化粧水のような湯とは聞いており、実際に入浴してみると滑らかな肌触りでふんわりと身体をやさしく包み込んでくれる”入る化粧水”のような温泉。
想像以上にすごくて、「出ようかな」と思っても「いやもう少し・・」とついつい長湯をしてしまう温泉でした。

湯上がり後の休憩室。
64畳もある本格的な和風のお部屋で、窓が大きく開放感があります。

お食事処があるので、お腹が空けば食事もできます。

駐車場の様子です。
メインの駐車場と施設の裏側にも駐車場があります。

メインの駐車場には東屋が1つあり、紅葉シーズンはきれいに色付いた山々が心を落ち着かせます。

まとめ
美霞洞温泉は、山間部にあるので四季折々の非日常的な空間を感じられゆったりとでき、日々の疲れを癒やしてくれます。
泉質は病みつきになるほどのヌルヌルとろとろの湯で、美肌になり身体も温まります。
近くにきたときはぜひ訪問してみてください。
アクセス方法と店舗情報
●住所:香川県仲多度郡まんのう町川東2355-1
●電話番号:0877-56-0015
●定休日:毎週火曜日(祝・祭日は営業)
●入浴時間
午前 9:00~午後 8:00閉館
*最終入浴受付 午後 7:30
●料金
一般:650円(中学生〜69歳)
70歳以上:550円(証明書必要)
子供:350円(満4歳〜小学生)
*備え付けのボディーソープ、リンスインシャンプー有
●レストラン営業時間:午前10時〜午後8時
●駐車場:有(無料)
●公式サイト:エピアみかど
*営業時間や入浴料金は執筆時点です。最新情報は公式サイトをご確認ください。



