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スポット  |    2025.01.19

東京産木材!とうきょうの木を知るTOKYO MOKUNAVI|東京都新宿

皆さんは木材は地方で採れるものだと思っていませんか?実は都心の東京でも木材が採れるのです!
今回は「とうきょうの木」を知ることができる施設TOKYO MOKUNAVIについて紹介します!

TOKYO MOKUNAVI①

東京都の森林について

とうきょうの木とは、多摩地域で適切に管理され育てられた木材のこと。
東京都には利用できる木がたくさんあります!

東京都の奥多摩町、檜原村など、西多摩地域の森にはスギとヒノキが多く植えられています。

とうきょうの木の説明①

始まりは江戸時代、江戸の街づくりに使用するためでした。
その後、戦後の復興のためにさらに大量の木材が必要になります。

そこで、1955年〜1965年にかけて大規模なスギやヒノキの植林が行われたのです。
その時期に植林された木は現在、樹齢50年を迎えています。

木が木材として利用できるようになるまでに40~50年かかると言われ、現在多摩地域には伐り時、使い時を迎えた木がたくさんあるのです!

とうきょうの木の説明②

伐った場所にまた植えているので、木が無くなり自然が無くなる心配はありません。
50年サイクルで、次の50年後にまた木が使用できるように育てられています。

そうやって生産されたとうきょうの木は、国分寺市の東京都立多摩図書館や、新宿区にある東京おもちゃ美術館など、さまざまな場所に使用されています!

TOKYO MOKUNAVIについて

TOKYO MOKUNAVIは、とうきょうの木の魅力発信の場として、2023年9月に新宿パークタワー内、 リビングデザインセンターOZONE7階にオープンしました。

TOKYO MOKUNAVI②

TOKYO MOKUNAVIには、とうきょうの木で作られた製品がたくさん展示されていて、 実際に触れることもできます。
また、VRを使った体験コーナーなどもあり、森林について学べる場所にもなっています。

年に4回ほど企画展示を行っており、これまでもおもちゃコーナーを設けたり、多摩の森の写真展を開催したり、東京にも森や木があることを知ってもらい、 身近に感じられるような取り組みをしています。

製品の紹介①
製品の紹介②

一般の方でも気軽に訪れることができ、木材使用についての相談ができるのも特徴の一つ。
希望者の要望に合わせて、とうきょうの木の製品を取り扱う事業者の紹介もしてくれます。

ハーベスタ体験

TOKYO MOKUNAVIには体験コーナーがあり、林業の仕事体験もできます!
こちらは、左右2つのハンドルを使用し、木を伐採する際に使用するハーベスタの操作体験ができるもの。

従来はチェーンソーなどで切り込みを入れ、杭を打って木を伐採し、枝を落とします。
一つ一つ手作業なので、時間も人手も必要ですが、ハーベスタなら木を伐り、枝などを取り除き、丸太の状態になった木を指定の長さにカットして、木材置き場まで運ぶ作業を一台でできるのです!

VRチェーンソー体験 

こちらでは実際にチェーンソーをかたどった操縦機をつかった伐採体験が可能です。
トライアルでやり方を学んだあとは、いくつ伐採できるかのゲームにも挑戦!

お子様でも楽しく林業について学ぶことができ、興味をもってもらう機会にもなります。

多摩の森の映像

ショールーム内は常時多摩地域の四季を感じる森の映像が映し出されていて、実際に多摩の森の中にいる気分になります。
そのほかにも、トークショーの開催や、季節感あるワークショップも開催されており、木に興味を持ってもらえるような取り組みも行っています。

TOKYO MOKUNAVIでとうきょうの木について知ろう!

TOKYO MOKUNAVI③

TOKYO MOKUNAVIを訪れ、実際に製品に触れたり、VRで伐採の体験をすることで、よりとうきょうの木について関心を持ってもらえると思います。

木を使うことは森林循環を促します。
木を伐ったあと、 新たに花粉の少ない品種のスギなどを植えることで、花粉の量を抑えることもできます。

また、温かみある木の製品からはぬくもりを感じることもできるでしょう。

人間の暮らしに欠かせない木材。
ぜひ、とうきょうの木を知りにTOKYO MOKUNAVIを訪れてみてはいかがでしょうか?

とうきょうの木 魅力発信拠点 TOKYO MOKUNAVI

住所:東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー7F
電話番号:03-6258-5280
開館時間:10:30〜18:30
休館日:祝日除く水曜日、夏期、年末年始
公式HP:https://tokyomokunavi.metro.tokyo.lg.jp/

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この記事を書いた人

ChicacoMurayama

【アーティスト/ライター】【神奈川県公認Mediallライター】 幼い頃から絵を描くことが好きで、画家活動を行う。また、読書、執筆、写真を撮ることも好きでフリーライターとしても活動。 作品は独自に研究し生み出した技法のサンドアート。コンセプトは「綺麗な世界、穏やかに心温まる世界」。展示販売、年に数回のワークショップ、ラジオでアートについて話したりアート普及活動も行う。 多めで見やすい写真とわかりやすい等身大の言葉で、アート、美術館・博物館をメインに画材、文具や神社、カフェなどを紹介していきます! 

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