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建物  |    2024.03.11

「古民家 和かな」千葉市緑区で体験する自分だけの古民家ワーク

「千葉市緑区には、宝が眠っている」

自然に囲まれた地域でありながら、都内アクセスが良好で、成田空港からもほど近い千葉市緑区。

そんなハイブリッドなまちの山中に、凛としてたたずむコワーキングスペースを発見しました。

引用:有限会社 わかな造園 

「古民家 和かな」

明治時代からある古民家をリノベーションし、誰もが気軽に使えるスペースへと生まれ変わった施設です。今回は、自然とふれあいながら、自分だけの時間を過ごせる「古民家 和かな」の魅力を紐解きます。

日常と非日常をまるごと楽しめるスペース

駅から近くて、サッと使えるイメージが強いコワーキングスペース。しかし、古民家 和かなの魅力は、通常のコワーキングスペースが持つ利便性とは大きく異なります。

なにしろ、最寄りのJR土気駅より徒歩45分。周辺に大きなビルは一切なく、大自然のなかをかき分けて、ようやく建物が発見できます。

古民家 和かなの入り口 車やバスでしか行けない不便益性も魅力の一つ 引用:有限会社わかな造園

コワーキングスペースのイメージとは程遠い外観に少し戸惑いながら扉を開けると、ワクワクする光景が目の前に広がりました。

引用:有限会社 わかな造園 

日本文化を感じる木の香りと、迎え入れてくれたスタッフの対応にホッと胸をなでおろします。まるで小旅行に来たかのような空気感に、リラックスしながら1日を過ごすことができました。

古民家スペースの目の前にある「ぐりーんはうす」は、わかな経営の和洋食ランチが食べられるお店です。引用:有限会社 わかな造園 

古民家 和かな独自の魅力は「日本庭園」にあり

引用:有限会社 わかな造園

古民家 和かなを運営している有限会社わかな造園は、日本庭園を得意とする会社です。

とくに、石や砂などを使い、まるで水が流れているかのような風景を演出する「枯山水」の技法に優れています。

2022年にベトナムにオープンした五つ星ホテル「ダナン三日月ホテル」の日本庭園は、わかな造園が担当しました。

古民家 和かなでは、わかな造園が自己プロデュースした枯山水を眺められるスペースが用意されています。庭にも自由に出れるため、いつでも誰でも枯山水を楽しめるのが魅力です。

フレキシブルな施設として意外な需要を創出

引用:有限会社 わかな造園 

古民家 和かなの使い方は、訪れた人の数だけ存在しているといっても過言ではありません。第二の職場や、趣味に没頭するスペースとしての利用など、なにをするかはすべて自分次第です。

最近では、部屋を一室貸し切れる「イベントスペース」としての需要が増えているようです。たとえば、利用者のなかには、予約が入ったときにだけ開店する美容室を運営している人がいます。

2024年3月現在 ご利用料金 

月額会員(レギュラーメンバー)になれば、7,700円(税込)でイベントスペースの予約が可能です。店舗をもつ必要がなく、光熱費の負担も気にせずに使用できるため、個人事業主の方に広く利用されています。

「事業計画書には書いていない」古民家 和かなが誕生した理由

古民家 和かなを経営している有限会社 わかな造園の二代目社長 若菜 義大さんに、コワーキングスペースを作ろうとしたきっかけを聞きました。

引用:有限会社 わかな造園 

――若菜さんは、なぜ古民家をコワーキングスペースとして活用しようと思ったのでしょうか?

若菜 義大さん(以下、若菜):そもそもこの古民家自体が、コワーキングスペースやイベントスペースにするために作ったわけではないんですよね。

実は、海外の方に日本庭園を見てもらうためのモデルハウスとしてリノベーションをしたんです。

――千葉市には、海外観光客の需要があるのでしょうか?

若菜:いえ、千葉市は成田空港から一時間圏内にあるものの、インバウンドに恵まれていません。多くの外国人旅行者が、都内やほかの地方に行ってしまうのが現状です。

日本庭園を愛する者として、海外向けのビジネス展開をしつつ、地域活性化に貢献できる方法として古民家 和かなを作りました。

つまり、コワーキングスペースは、古民家を有効活用するために後から考えたものだったんです。しかし、予想外に近隣や県外の方からの需要があり、いまでは欠かせない事業の一つになりました。

――今後はどのような運営をおこなっていく予定でしょうか?

若菜:時代の変化に合わせて、柔軟に対応できるスペースにするつもりです。

たとえば、新型コロナウイルスによる制限がなくなり、コワーキングスペースの需要は少し減りました。ただ、代わりに対面でないとできないイベントスペースとしての活用が増えたんですよね。

引用:有限会社 わかな造園

今後は外国人を積極的に呼びこむなかで、地域の人が楽しめる場にもしていきたいと思っています。実際に、忍者ショーのような外国人と地域住民が楽しめるイベントも開催したことがありますよ。

――ありがとうございます。最後に、古民家 和かなのことが気になっている人へメッセージをお願いします。

若菜:千葉の自然を楽しみたい人、いつもとは少し違う日常を過ごしてみたい人は、ぜひ古民家 和かなへお越しください。

施設内にスタッフのいる事務所が併設しているため、いつでも安心して利用できます。通常のコワーキングスペースにはない日本庭園の景色を眺めながら、自分だけの時間を過ごしてみてくださいね。

若菜 義大社長の地方創生への取り組みについてはこちらの記事をご覧ください。

引用:有限会社 わかな造園

古民家 和かな
TEL:080-6894-4301
ADD:千葉県千葉市緑区越智町171
OPEN:9:00〜17:00 CLOSE:不定休
※飲食の提供はしておりません。

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この記事を書いた人

川上良樹

千葉県千葉市住みのフリーランスライター | 陸・海・空そろった千葉の魅力をお伝えします。一眼レフカメラ大好き。

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