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スポット  |    2023.08.27

港町・横浜で絶品ナポリタンとレトロ建築めぐり(前編)

レトロな建築に触れたくて

幕末にいち早く開港し、西洋文化が広がるきっかけの地となった横浜。横浜中華街や赤レンガ倉庫などの観光名所のイメージが強いですが、横浜には歴史が息づく建物が多く存在します。今回はそんな港町・横浜のレトロ建築巡りに行ってきました。この夏、日常を離れて港町で歴史を感じる散歩はいかがでしょうか。

名建築で伝統あるナポリタンを

まずは、みなとみらい線の元町・中華街駅で降りてホテルニューグランドへ。5分ほど歩くとクラシックな外観のホテルが見えてきます。このホテルニューグランド、本館は1927年の開業時と変わらぬ佇まいなんだとか。1992年には横浜市認定歴史的建造物となり、また2007年には経済産業省が選んだ近代化産業遺産の認定を受けています。マッカーサー元帥やチャーリー・チャップリン、ベーブ・ルースをはじめ多くの著名人が訪れている、日本を代表するクラシックホテルです。

このホテルニューグランド、なんとナポリタンの発祥と言われているんです。また、ドリアやプリンアラモードも発祥なんだとか。

これは絶対に食べてみたい、ということでホテルの本館1階のコーヒーハウスを訪れてみました。食事で利用する場合は、若干数の予約が可能とのことなのですが、この日は予約が一杯だったため、直接お店へ。(記事掲載時の情報です。詳細については、HPよりご確認ください。)

運よく窓際の席を案内していただきました。窓からは山下公園と海が。まるで小旅行気分です。ナポリタンもドリアもあまりの美味しさにうっとりしてしまいました。

お店の情報

ホテルニューグランド コーヒーハウス ザ・カフェ

  • 〒231-8520 神奈川県横浜市中区山下町10番地 ホテルニューグランド本館1階
  • TEL : 045-681-1841
  • 営業時間:10:00~21:30(L.O. 21:00)※コースのラストオーダーは20:30となります

シンボルの大階段を歩く

ホテルニューグランドといえば、本館にはシンボル的な存在の大階段が。このブルーは、ホテルカラーでもあり、ホテルでは「ニューグランドブルー」と呼ばれているんだとか。とても綺麗な青ですよね。

階段の上にある大きな時計は、2代目でシチズン製。1代目はセイコー製で、アラビア数字のものだったそう。時計の上にある赤いタペストリーは、京都の染織家である川島甚兵衛の作品で「天女奏楽之図」です。和な部分と洋の部分があり、絶妙なバランスになっていますね。

階段上のエレベーターの横には、ホテルニューグランドのロゴであるフェニックスが。細かい装飾までこだわりが見られます。

大階段付近では、結婚式の前撮りをされている方がいらっしゃいました。前撮りやフォトウエディングにぴったりのクラシックな大階段ですね。

海の見える山下公園へ

腹ごしらえをした後は、そのままお散歩がてら山下公園へ。山下公園は、関東大震災のがれきを埋め立てて作られ、1930年に開園した公園です。

山下公園内には「未来のバラ園」という大きなバラ園があり、春と秋には約3000本の薔薇が咲き誇ります。

また、公園内には「インド水塔」という不思議な異国情緒あふれる建物がありました。このインド水塔は、在日インド人教会が建てたインド式の水飲み場で、現在はモニュメントとして保存されているそう。

山下公園の情報
  • 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町279
  • JR京浜東北・根岸線/横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅から徒歩20分
  • みなとみらい線「元町・中華街」駅から徒歩3分

後編では、クラシカルなカフェやレトロな家をご紹介

前編では、代表的なクラシックホテルであるホテルニューグランドと山下公園をご紹介しました。後編では、クラシカルなカフェやレトロな建築を紹介します。歴史が息づく町、横浜へ足を運んでみてくださいね。

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この記事を書いた人

tumugi

エッセイとアート記事を書く人

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