横須賀市の南に位置する『京急長沢駅』の近くに、毎週金・土曜日のみ、可愛い植物が並ぶお店があります。店先にはためくのぼりには「多肉植物」の文字が。
以前から多肉植物に興味のあった私が、その緑に吸い寄せられ見入っていると「多肉植物お好きですか?」と、声をかけてくださいました。この笑顔の素敵な女性が、今回ご紹介する多肉植物専門店【BOTANICAL TREAT】のオーナーchinatsuさんです。
【BOTANICAL TREAT】について
京急線『京急長沢』の駅から徒歩2分ほどの場所あるこのお店は、駅が見える場所に位置しながらも、静かな住宅街にあり、軒先のウッドデッキに並ぶ植物たちがキラキラ輝いてオアシスのよう。
営業日時は、毎週金曜日と土曜日の11:00〜17:00と、知る人ぞ知る穴場のショップです。
毎月第4土曜日(日程変更の場合あり)には、寄せ植えワークショップを行っており、この日は参加者で賑わいます。
またエアプランツのアレンジワークショップは、随時行っています(前日までに要予約)。
さらに、購入した植物に関する育て方についても、気軽に相談のできるフレンドリーさも魅力のひとつです。
寄せ植えワークショップで多肉植物が身近に
この出会いをきっかけに、後日ワークショップに参加してみました。
寄せ植えは、とても小さな多肉植物をポットいっぱいに敷き詰めるような感覚で、ピンセットを使い植えていきます。
植えても、植えても「ここまだ隙間がありますよ」と言われ、なかなか終わりが見えません。
次第に“植えること”に集中してしまい、“作品”を作っていることを忘れてしまって、全体のバランスが取れず悪戦苦闘。
それでも、自分で作った作品には愛着があり愛おしい。
こういったワークショップは、縁遠かった多肉植物を身近に感じることのできる良い機会となります。
実はその翌月にも参加して、はまりつつある私。こういうところに癒しを求めていたんだと、新たな発見をした時間でもありました。
『植物えほん貸出』も行うなど、地域密着を目指して
chinatsuさんは、生まれも育ちもここ“長沢”とのこと。「長沢はとてもいい環境で住みやすい。横須賀に米軍基地もあることから、海外の方も多く住んでいるので、その方々とも寄せ植えワークショップなどを通じたコミュニティを拡げていきたい」とおっしゃいます。
まず、始めた取り組みが『植物えほん貸出』サービス。店内に並ぶ植物に関する絵本を、無料で2週間貸し出すもの。
近所の女の子が、ある絵本を気に入って借りてくれたのですが、気に入りすぎて「もう少し借りていいですか?」と言われているというお話を、嬉しそうにしてくださるchinatsuさん。
きっと、海外からいらした方にもchinatsuさんの人柄が伝わるのではないでしょうか。国際的な繋がりはすぐにでも実現しそうです。
多肉植物は歳を経ても楽しめる園芸
「多肉植物は小ぶりなので、歳を取ってからも楽しめるのがいいんですよ」とおっしゃるchinatsuさん。
開業するにあたり4年をかけ、2022年12月にオープンしたこのお店を、もっと活気あるものにしていきたいと、意欲を燃やしています。
日本の生産者さんが、「花苗のように多肉植物も一般的な植物として広げ、日本を元気にしていきたい」と言うのを聞いて、ご自身もこのお店でできることを模索されているご様子。
「今までは輸入苗をメインに扱っていたのですが、今後は全国の生産者さんと提携して、国産の苗をもっと増やしていこうと考えています」
これからの【BOTANICAL TREAT】が、地域や多肉植物愛好家にとってどのような存在になるのか楽しみです。
<店舗情報>
所在地:神奈川県横須賀市長沢1-34-1
営業日時:毎週金・土曜日 11:00~17:00
※イベント出店等により変更の場合あり。営業日についてはInstagramをご確認ください
Instagram:https://www.instagram.com/botanical.treat/
メールアドレス:botanical.treat50@gmail.com
また毎月第3木曜日には、藤沢市にある『湘南モールカルチャーセンター』にて寄せ植え教室を行っていらっしゃいます。こちらへもぜひご参加ください。