
東西線葛西駅の線路沿いから脇道へ一歩踏み入れ、歩くこと5分。街の喧騒がふっと遠のくような、穏やかな空気が流れています。目に飛び込んでくるのは、白を基調とした洗練された建物。
一見するとオシャレなカフェ。しかし、ここは子どもから大人まで、多くの人の日常に寄り添うおむすび屋さん「TEMARU OMUSUBI STAND」です。
光が差し込む、居心地の良い空間

お店の扉を開けると、スタッフの方々が「いらっしゃいませ」と笑顔で接客してくれました。まるで親しい友人の家を訪れたかのようなアットホームな雰囲気です。

店内にはテーブル席が2つ設けられており、おむすびをその場で味わうイートインが可能。窓からは日光が差し込み、明るい空間で食事を楽しめます。

壁際には雑誌もいくつか置かれており、ゆったりとした時間を過ごせる工夫も。
さらに、Free Wi-Fiも完備されているのは嬉しいポイント。美味しいおむすびと共に、ちょっとした休憩や作業にも利用できる、居心地の良い空間が整っています。
スタッフ全員で育てる、TEMARUの味

おむすびは、日替わりで10〜13種類という豊富なラインナップが魅力です。オープン当初は8種類でしたが、季節限定メニューを開発するうちに種類が増えていったそうです。


メニューのベースはオーナーらが考案、試食を重ねてブラッシュアップし、最終的に商品化されるというプロセスを経ています。


定番の「海苔で巻くおむすび」だけでなく、ゴロゴロとした具材の食感が楽しい混ぜ込みタイプのおむすびも充実。

また、亀戸「佐野みそ」の味噌を使った、沖縄の伝統的な味噌汁「カチューユー」も販売していました。

さらに、コーヒーやカフェラテも提供していることは従来のおむすび屋さんには見られない特徴です。また、オーガニックアールグレイやロイヤルミルクティーなどの紅茶メニューは、おむすびとのセット購入で20%オフ(※2025年10月現在)になるのも嬉しいサービスですね。
カフェラテと、おむすびと。至福のテイクアウト体験

今回は、おむすび3種類とカフェラテをテイクアウトしました。

「焼鮭とクリームチーズのマヨおむすび」は鮭とマヨの組み合わせに、クリームチーズのまろやかなコクとほのかな酸味が絶妙なアクセント。一気にごちそうに変わるおむすびです。
期間限定の「さつま芋とベーコンの炊き込みおむすび」は、さつまいものホクホクとした甘みと分厚いベーコンの塩気と食感がたまりません。まさに秋の味覚を詰め込んだような、季節感あふれる味わいです。
「韓国おむすびチュモッパ」は、口の中でとびっこがプチプチと弾ける食感が楽しい!ごま油の香りが食欲をそそり、食べやすいサイズ感で子どもに人気というのも納得です。
カフェラテはミルクの味わいが豊かで、とてもまろやか。おむすびの優しい味わいをそっと引き立てます。「おむすびとカフェラテ」という新しいペアリング、ぜひ試してほしい組み合わせです。
リアルな挑戦から生まれた、人との繋がり
オーナーの佐々木さんは、普段はコンサルタントの仕事もされています。
これまで他社のビジネス支援を手がけてきましたが、その中で「小さくてもいいから、自分自身でも事業にチャレンジしてみたい」という想いが強くなっていったそうです。
おむすび屋さんを選んだきっかけは「おむすびに一手間かけて見た目を美しくし、従来のおむすび屋さんのイメージとは異なる空間を提供すれば、お客様に新しい体験を届けられるのではないか」と考えたことでした。
「葛西は外国の方も多い街なので、外国人観光客にもぜひ来てほしい」と佐々木さん。TEMARUでは食事だけではなく、ギフトにもなるような体験を提供したいと語り、細部までこだわったショッパーにもその想いが表れています。
さまざまな魅力が詰まった「TEMARU OMUSUBI STAND」。葛西を訪れた際は、お気に入りのおむすびとコーヒーをテイクアウトして、お出かけしてみてはいかがでしょうか。きっと、あなたの日常を特別にしてくれるでしょう。
詳細情報
TEMARU OMUSUBI STAND
住所:東京都江戸川区中葛西5-18-14
アクセス:東西線葛西駅から徒歩約5分
電話番号:070-8465-4075
営業時間:11:00~17:00※売り切れ次第終了
定休日:日・祝日(土曜日不定休)
ホームページ:https://temaru.net/
Instagram:https://www.instagram.com/temaru_tokyo/




