山口県周南市にある三丘文庫では、週1回の自家製パンの販売をしています。
「身体に優しく、安心で美味しい」
三丘文庫のパンは小麦から手作りし、添加物やマーガリンは不使用。
県外からのリピーターもいるという三丘文庫のパンは、香り高い小麦の香りとふわふわした生地が特徴です。
お店は地域の人々の文化交流の場として、パン販売のほか、コンサートやワークショップなど、クリエイティブスペースとして様々なイベントが開かれています。
今回は、無農薬で栽培している小麦「せときらら」を使った自然派のパンを中心に、三丘文庫の魅力をご紹介します。
三丘文庫とは?
三丘文庫は、訪れた人が「主役にも観客にもなれる素朴で素敵な空間」としてオープンした地域のクリエイティブスペースです。
場所はバーデンハウス三丘(2024年3月現在は休業中)の向かい側。のどかな田園地帯の道路沿いにあります。
・パン販売
・ライブラリー
・コンサート
・ワークショップ
・パン研究会
パンを買うだけでなく、月に1回はパン作り体験ができるワークショップも開催。どのイベントも誰でも気軽に参加可能です。
パンの種類
毎週金曜日の正午ごろ、全ての商品が店頭に並びます。
・ちくわパン
・ウインナーパン
・メロンパン
・あんパン
定番人気のおやつパンからオリジナル商品まで、バラエティ豊かにそろっています。
黒糖チョコチップパン(200円)
私のお気に入りは黒糖パン(チョコチップ入り)です。
もちもちした黒糖生地の中にチョコチップが入っており、一口噛むと生地の中から出てくるチョコチップがたまりません。私の五歳の息子も大好きで、子どものおやつとしてもピッタリ。
「車の中で食べられるパンを作って欲しい」というお客さんからのリクエストがきっかけでつくられた、手が汚れず、一口で食べやすい、三丘文庫のオリジナル商品です。
その他、カンパーニュやフォカッチャ、食パンなど、食事のおともになるパンも。
定番人気を中心に、お客さんの意見などを取り入れ、パンの種類は多い日には30種類以上になるそうです。
どれも美味しいので、たくさん買いたくなります!
三丘文庫のパンのおすすめポイント4選
パンというと、お米と比べて添加物などが多く入っているので身体に悪く、太りやすいというイメージがある人もいるのではないでしょうか。
三丘文庫のパンは、添加物やマーガリン、砂糖をほとんど使用していません。
材料はとてもシンプルですが、味はとても美味しいです。小麦本来の香りと、もちもちした食感がやみつきになります。
私が特におすすめしたいポイントは4つです。
・小麦から手作り
・石窯で焼く
・添加物を使わない
・パン作り体験ができる
⚫︎小麦から手作り
三丘文庫のパンは小麦から手作りしています。小麦は「せときらら」という品種です。小麦は農薬の使用を極力控え、除草剤も不使用。安全で美味しい小麦作りのために、手間ひまをかけて栽培しています。
⚫︎石窯で焼く
三丘文庫のパンは石窯で焼き上げます。石窯で焼くパンは、高温で一気に短時間で焼き上げるため、パンの水分を失いにくく外側はカリッと、中はもっちりとしています。
(左:石窯の食パン 右:ガスオーブンの食パン)
包丁で切るとつぶれてしまうほど、ふわふわでやわらかい生地が特徴です。
⚫︎添加物を使わない
パンには保存料などの添加物を使わず、基本的には小麦粉・塩・水だけのシンプルな材料にこだわっています。余計なものを加えないので、クセがなく、小麦本来の味が感じられて美味しいです。
保存料などの添加物が入っていないので、基本的にその日のうちに食べるか、冷凍保存がおすすめです。
⚫︎パン作り体験ができる
月1回開催されるパン研究会では、パン作りの体験ができます。(1回1000円)
自分の好きな材料でパンが作れて、焼きたてパンの試食も可能!
子どもも参加OKなので、親子の思い出作りにもなりますよ。
▶三丘パン研究会とは?
いつ買えるの?
毎週金曜日の正午ごろ、オレンジ色の、のぼりが上がったら開店の合図です。
商品が余れば、次の日の土曜日に販売することもありますが、確実に買いたい人は金曜日か、お店に電話で予約しておくのがおすすめ!
まとめ
自分の集大成として何でもできる場を作りたかった。という徳永さん。
店主の徳永さんの経験をもとにして生まれた三丘文庫は、のどかな田園地帯にある、人が集い、笑顔が生まれる空間です。
三丘文庫のパンのおすすめポイントは以下の4つです。
・小麦から手作り
・石窯で焼く
・添加物を使わない
・パン作り体験ができる
徳永さんはもともと米派で、パンはあまり食べる習慣がなかったそう。しかし、自分たちで小麦から手作りしたパンを作ってみて、素材にこだわった自家製パンはやはり美味しいと感じるようになったそうです。
余計なものを加えず、素材からこだわって作られた焼きたてパンを、数百円という手頃な値段で購入できるのも嬉しい!
店内ではパンに合うコーヒーを注文して、コーヒーと一緒に食べることもできます。
ハンドドリップで丁寧に淹れたコーヒーは、パンと相性バッチリです。
三丘文庫は、パン好きだけでなく米派の人にもおすすめのお店。
こだわり製法でできたパンをぜひ味わってみてくださいね。