白壁の街並みで有名な山口県柳井市。
2023年8月13日(日)、夏の恒例イベント「柳井金魚ちょうちん祭り」が開催されました。
コロナ禍より規模を縮小して行われてきましたが、今回4年ぶりに金魚ねぶたと金魚ちょうちん踊りが再開となりました。
市民やお祭りファンはどれほど待ち侘びていたことでしょうか。
今回はその様子をお届けします。
柳井金魚ちょうちん祭りとは
「柳井金魚ちょうちん祭り」は柳井の民芸品「金魚ちょうちん」をモチーフとしたお祭りです。
会場一体は約4,000個もの金魚ちょうちんで装飾され、お盆に帰省した地元民を出迎えます。
その起源は昭和61(1986年)。町おこしやふるさと活性化を目的とした「ふるさとフェスタ」が始まりです。
平成3年に金魚ちょうちんをモチーフにした祭りが構想され、翌年に第一回の「金魚ちょうちんフェスタ」が開催されました。
二回目の祭りでは「金魚ねぶた」が初登場。「金魚ねぶた」はさまざまな見た目をした金魚ちょうちんの神輿で、会場を練り歩き盛り上げます。
そして、平成23年の20周年を迎えた年に「柳井金魚ちょうちん祭り」に名称が変更されました。
2023年柳井金魚ちょうちん祭りレポート
筆者が会場に到着したのは18時過ぎ。
道路は混んでいませんでしたが、辺りの有料駐車場は満車です。
そのため会場とは反対方面にあるショッピングセンターの駐車場に車を止めました。
駅裏の地下道を通って会場のある表側へ行きます。
ちなみにこちらのショッピングセンターはキッチンカーが並び、ダンスパフォーマンスの会場になっていました。
柳井の白壁の街並みは観光地ですが、普段はほとんど人が見られません。しかし4年ぶりに本来のお祭りの形で開催されるからでしょうか、どこにこんなに隠れていたのというほどの人、人、人。
浴衣を着た学生や子供たち、海外の方も見られました。
会場はどこもかしこも、これでもかというほどの金魚ちょうちんでいっぱいです。
その見た目のかわいさとほのかな灯りに心が癒されます。
風がふくと尻尾の部分がゆらゆらなびいて金魚が空中を泳いでいるようです。
綺麗と美しいとかわいいが溢(あふ)れて何とも尊い!
金魚ちょうちん作りの体験コーナーがありました。
300個の先着順のようで、筆者が行った時すでに受付終了。
会場には机が並べられ、子供も大人も真剣な表情です。真っ白な金魚ちょうちんに絵の具で色を付けていきます。
先を進んでいくと、金魚ねぶたが見えました。
参加グループそれぞれの個性が表現されています。
黄色の金魚もいれば
ぷっくりかわいいフォルムの金魚も
電飾でキラキラの金魚や
盛りだくさんの金魚
色気ムンムンの金魚に
口からシャボン玉が出てくる金魚も。
そんな金魚ねぶたが道を進んでいき、最後はグルグルと回転させる「爆走」で祭りの最高潮に達します。
柳井金魚祭りをもっと楽しむ4つの方法
1.金魚ちょうちんうちわ
8月上旬から8月13日までの期間、金魚ちょうちんうちわが配布されます。
配布場所は以下のとおり。
柳井市観光協会、やない西蔵、柳井市町並み資料館、柳井商工会議所、やまぐちフラワーランド、柳井市役所ロビー
祭り当日は会場でも配布されます。
2.弘前金魚ねぶたづくり体験
「金魚ちょうちん」のルーツといわれる青森県弘前市の職人さんから直接オンライン指導を受けながら制作できます。
3.マクドナルドでオリジナル金魚ちょうちんを発見
マクドナルド柳井店ではマクドナルドオリジナルの金魚ちょうちんが見られます。
4.助っ人で祭りに参加
祭りでは助っ人スタッフを募集しています。
参加者には特製スタッフポロシャツがプレゼントされます。
2023年 柳井金魚ちょうちん祭りの情報
【日時】
点灯式 令和5年7月22日(土曜日)18時50分 ~ 19時30分
本祭り 令和5年8月13日(日曜日)16時30分 ~ 21時00分
金魚ちょうちんの装飾及び点灯 7月22日(土曜日)~8月31日(木曜日)19時00分~22時00分
【場所】 JR柳井駅~白壁の町並み一帯(柳井市中央~柳井津)
山陽自動車道玖珂ICより車で約20分
参考:柳井市ホームページ