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スポット  |    2024.05.28

おいでませ湯田温泉!キツネが見つけた魔法の湯治場|山口県

新幹線停車駅の新山口駅から1本で行ける湯田温泉。宿泊して満喫するのはもちろん、仕事後や観光後からでも気軽にちょっぴり湯めぐり・街めぐりできますよ。

私も夕方から弾丸で行ってきました!

開湯800余年の歴史ある湯処で、幕末には勤皇の志士たちも入浴したという湯田温泉では、あちらこちらでキツネのモチーフを目にします。

なぜ、キツネ??

その昔、傷ついた白狐が毎晩お寺の小さな池にやってきて足をつけており、それを見た和尚さんが池を深く掘ると温泉が湧き出たという伝説に基づくのだそう。昔から多くの人々に親しまれ、そして愛されてきました。

湯田温泉は、クレンジング効果のある肌になじむやわらかい湯が特徴で、1日になんと2,000トンもの天然温泉が湧き出ています。一大温泉街なんですね。

温泉街めぐり

湯田温泉には、無料で利用できる足湯が6か所あります。

敷地内に足湯と飲泉場がある湯田温泉観光案内所は、県道200号線沿い、湯田温泉街の真ん中に位置し、観光や宿泊の情報を収集するのにもとても便利。日帰り温泉や貸切温泉の案内もいただけました。

足湯の温度は高めなので、短時間で足の疲れがスッキリ。一緒になった方々と足湯につかりながらのおしゃべりも、温泉地ならではで楽しいです。

飲泉は一般に食事の30分程度前に行うことが望ましいそう。適切な飲泉量も決まっています。手のひらですくうには熱すぎるので、コップを持参するといいですよ。案内所でぐい飲みを購入することもできます。タオルも販売しているので、手ぶらでも安心。

湯田温泉観光案内所

住  所 ​山口県山口市湯田温泉2丁目1−23
TEL    083-901-0150 (観光案内)
営業時間 9:00~18:00
定休日  年中無休

アートなカレープレートを贅沢な空間で

湯の町通りに入って南に少し歩くと、左手に見えてくるのが「小熊屋咖喱」。同じく湯田温泉にある「新創作 こ熊や」さんのカレーが美味しすぎてできたというカレー専門レストランです。

現在ディナーのみ予約可能。帰りの電車の時間があるので、ありがたい!私も事前にしっかり予約のうえ伺いました。すぐにお店の人が出てこられ、部屋に案内してくださいました。

高級感のあるスタイリッシュな店内は、全室個室でゆっくりできます(カウンター席もあります)。私はフルプレート1種セットを注文しました。

美しいグラスに入った「飲むサラダ」に続いて提供されるカレープレートは、こちらもまた食べるのがもったいないくらい。ピリリとした辛さが特徴のお米に馴染むさらりとしたルーは、今までに食べたことがないほど深みとコクがあり絶品。洗練されたお味に器もおしゃれで隙無し!と思いきや、トッピングされたこぐまの可愛さの抜け感に思わずやられてしまいます。

デザートはテリーヌチョコレートを。ずっしり濃厚で期待以上の美味しさにうっとり。ブリュレも気になるのでまた食べに行きたいです。

併設する「こぐまのてみやげ」では、テイクアウトもできちゃいます。3種類のルーが楽しめる「くまのてランチボックス」の提供は11:00〜15:00まで。自宅でも気軽に味わえるなんて嬉しいですね。

小熊屋咖喱

公  式 https://kogumaya-curry.jp/
住  所 ​山口県山口市湯田温泉1丁目9-1
TEL    083-929-3129
営業時間 lunch 11:00~15:00、dinner 18:00~21:00 
定休日  水曜日

「狐の足あと」ってナニ?

湯田温泉に来たらまずはこちらへ。足湯・カフェ・ギャラリーが併設された、観光回遊拠点施設です。おしゃれな雰囲気で居心地も良いので、つい長時間滞在したくなります。

入館無料で、足湯利用は大人200円。靴入れの鍵と足ふき用タオルがいただけるので、手ぶらで気軽に訪れることができますよ。「スカートでは足湯に入りにくいな・・・」とか「体を締めつけないリラックスしたスタイルで足湯に浸かりたい」といった方には、なんと和風モダンな 足湯衣装の無料レンタルまで!

足湯は3か所。室内と外、両方楽しめます。中原中也の詩をテーマにした音楽が流れる「言音の湯」、自然の風情を身近に感じる「四季の湯」、四季の湯を眺めながらゆったりできる「窓辺の湯」。どれも趣が違って全部試したくなりますよ。

どの足湯でもカフェメニューをお楽しみいただけます。あたたかい足湯に浸って冷たいアイスを食べるのは至福のひととき。日本酒の呑み比べなんて、お酒好きにはたまりませんね。

もちろん足湯をせずにカフェ利用だけでもOK。キツネをモチーフにしたスイーツやラテアートもあって、とってもかわいいです。

夜は綺麗にライトアップされ、昼間とはまた違った雰囲気。遅くまで開いているので、まったりくつろげます。気になる方は是非行ってみてくださいね。

狐の足あと

公  式 https://www.yuda-onsen.jp/
住  所 ​山口県山口市湯田温泉2丁目1−3
TEL    083-921-8818
営業時間 8:00~22:00
定休日  年中無休

湯田温泉駅前の大きなきつねさん

「狐の足あと」から徒歩約10分で湯田温泉駅に到着です。

大きな狐の石像が最後まで見送ってくれます。駅横にあるポストも白狐デザインになっていますのでこちらもお見逃しなく。電車まで時間がある方は駅舎横の足湯を心残りなく満喫ください。

街中にある湯田温泉。一帯には山口県民のソウルフード「瓦そば」など飲食店も数多く、新しいホテルもできて、盛り上がっています。東京や関西方面へは夜行バスも出ているようなので、とても便利。

山口市にお越しの際にはぜひ、訪れてみてくださいね。

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この記事を書いた人

AK

教育やインバウンドの仕事をしながら、夫の転勤について岡山県内を転々としています。その地その地での出会いは宝。海とアートと歴史が大好きで、国内外問わず常にどこかしらに行っています。旅先で知り合った温泉ライターさんがきっかけでライティング開始。地域のいいトコ発信します!

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