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フード  |    2024.06.06

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた

三丘パン研究会は、山口県周南市の三丘文庫(https://mediall.jp/food/51784)で、国産小麦の需給率を上げることを目的として毎月1回開催しているパンの研究会です。

「愉快な仲間たちが集まれば何かが生まれる」をコンセプトに、国産小麦「せときらら」の栽培から小麦を使ったパン作り体験、試食会などを行っています。

研究会は、パンを作ったことがない人や子どもや大人、誰でも参加OK。

パン作りのワークショップと試食でおいしいパンを楽しめる、三丘文庫のパン研究会を体験してきました。

三丘パン研究会とは

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた三丘パン研究会とはパンフレット

引用:パン食文化研究会パンフレット

三丘パン研究会では、国産小麦「せときらら」の栽培からパン作り、試食まで体験できます。

暖かい地域では栽培が難しいとされる国産小麦ですが、比較的温暖な地域である山口県で無農薬栽培することに成功。

2024年現在、山口県内の小中学校のパン給食では100%がせときららを使用しています。

せときららを使ったパンはもちもちで風味がよいのがが特徴です。

歴史

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた200回記念看板

三丘パン研究会は2003年から始まりました。

発起人は三丘文庫の店主、徳永さんです。前職で周南地域の食品加工に携わった経験から、山口大学の高橋教授と一緒に「せときらら」の栽培を始めます。

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきたワークショップ

自宅裏の畑を小麦畑にし、酒店だった店舗は、三丘文庫(コミュニティスペース)に、裏の倉庫をパン工房にリフォーム。月1回ほどパン作りのワークショップを開催し始めます。

私が参加した2023年11月は、活動200回目の記念回でした。約20年近くも続いているのは、本当にすごいことです! 

メンバー

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた。メンバー

三丘文庫店主の徳永豊さんご夫妻と山口大学農学部の高橋肇教授を中心として、県内外150名を超えるメンバーが在籍中。私が参加した時には、地域の主婦の人や、地元の田布施農工高校の農業クラブの高校生や先生などが参加していました。

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた。ワークショップ風景

参加資格は誰でもOKです。子連れ親子や学生、シニア世代まで、年齢や経験に関わらず、幅広い年代が参加しています。

活動内容

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた。小麦栽培

小麦の栽培からパンの研究開発を行っています。参加費は1人1000円の事前予約制です。

パン作りをしない人は、試食・品評会のみの参加も可能ですよ。

体験してきた

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた

私も5歳の息子と一緒に小麦の栽培からパン作り体験まで参加してきました。
あると便利な持ち物についても記載したので、参加したい人は見てみて下さい。

小麦の栽培体験

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた。せときららの種

この日は「せときらら」の種まきをしました。畑に作られた畝(うね)に、手分けして種まきをしていきます。

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた。メンバー2

畑の様子を専門的な知識を持つメンバーが見守っています。山口大学農学部の高橋肇教授、地元の田布施農工高校の農業クラブの高校生や先生など、専門知識がある人がいるので安心感がありますよね。

近隣小学校の授業でも、敷地内の畑にせときららを植えるのだそうです。

パン作り体験

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた。パン作り

パン作り体験をしたい人は、材料を持参して好きなパンを作ることができます。今回は手ぶらで来てしまったので他の参加者の方の材料を少し分けていただきました。

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた。パン作り2

手が汚れるのが苦手な息子には、常連メンバーの方がビニール袋を使った生地の作り方を教えてくれたので安心でした。

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた。パン作り3

具を入れて成形・発酵させていきます。

試食・品評会

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた。ダッチオーブン

発酵が終わると石窯やダッチオーブンなどでパンを焼いてもらえます。みんなで試食します。 

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた。パン試食会

この日は「パン研究会200回」の記念パンも。焼きたてのパンに、持ち寄りのお菓子やコーヒーの提供があり、にぎやかな雰囲気です。

初めてのパン作りの人にはベテラン会員さんがサポートしてくれるので「上手くできるか心配…」という人も安心です。

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた。試食会2

私も、ししゃもとホタテがのったピザを試食させていただきました。ししゃものインパクトある見た目に、思わず一瞬ひるんでしまいましたが、味は想像以上に美味しかったです!

色々な人が食材を持ち寄っているので、自分では選ばないような意外な組み合わせのパンが食べられることも、楽しみの一つです。

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた。試食会3

偏食のある息子も「食べてみる」と意欲的に試食していました。

パン研究会に参加したことで、親子で楽しみながら食への関心が高まります。

■ 持ち物

参加費1000円/1人

≪小麦栽培体験≫

泥がついてもいい靴(長靴など)、日よけ帽子、虫よけスプレー、軍手、飲み物など

≪パン作り体験≫

トッピングしたい材料、エプロンと三角巾(帽子)、ハンカチ・タオルなど

■予約方法Facebookより開催日時を確認後、三丘文庫(0833-91-0320)まで電話予約してください。

まとめ

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた。せときらら

三丘パン研究会は国産小麦の需給率を上げることを目的として発足しました。栽培しているのは”せときらら”という品種の小麦です。

県産のせときららは、2024年現在、山口県の学校給食のパンにも使用されています。

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた。メンバー4

愉快な仲間たちが集まれば何かが生まれる

月1回開催される「三丘パン研究会」のパン作りワークショップは、子どもから大人まで誰でも参加できるワークショップ型の研究会です。

私は子どもと参加してみましたが、子どもと遊びながら楽しくパン作りができました。試食会では、野菜嫌いの子どもでも野菜入りのピザに挑戦するほど、親子ともに楽しく食への関心が高まりました。

「パン作りなんて難しそう…」というイメージがありましたが、ベテラン会員さんが優しくサポートしてくれるので楽しみながら参加できます。

【体験談】小麦栽培からパン作りまで!山口県周南市の三丘パン研究会に参加してきた。試食会3

パンを作らなくても試食や見学もできるので、子連れファミリーや、これまでパンを作ったことがない人にもおすすめです。

Youtubeでは、過去開催された全国のパン職人との対談動画が見られます。

興味のある人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

YouTubeパン食文化研究室

三丘パン研究会(三丘文庫)
住所: 山口県周南市小松原1722-3
営業時間: (パン販売) 金12:00~16:00、土10:00~17:00 / (パン研究会) 月1回Facebookで告知。予約制
TEL : 0833-91-0320
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この記事を書いた人

いと

山口出身のいとです。 山口県東部エリアを担当しています!

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