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アクティビティ  |    2024.05.20

一生に一度は行きたい絶景を巡る、楽ちんバスツアー|山口県

NYタイムズ紙が発表した「2024年に行くべき52カ所」で、日本から唯一選ばれた山口市!県内の他の観光地とも併せて山口をたっぷり楽しんでもらえるように、と観光バスツアー「ふくの旅、山口号 (YAMAGUCHI HAPPINESS BUS)」の運行が始まりました。

山口市の湯田温泉とJR広島駅を起点に、角島や萩城下町、錦帯橋などをめぐる3つのコースがあって、どれも魅力がいっぱい。

さっそく初日に参加してきました!

世界から注目の絶景スポット

参加したのはAコース「角島・元乃隅神社を巡るバスツアー」です。

コバルトブルーの美しい海に伸びるフォトジェニックな橋「角島大橋」や、赤い鳥居が連なるパワースポットとして人気の「元乃隅神社」。いつか行きたい!と思っている方、多いのではないでしょうか。

公共交通機関でのアクセスが難しいスポットを効率よく観光できるので、山口県を遊び尽くす絶好のチャンスですよ。

旅の始まり

山口県の玄関口、JR新山口駅。南口で種田山頭火の銅像を発見しました。五・七・五にこだわらない自由なリズムの俳句、「自由律俳句」の代表的俳人です。台座に「まったく雲がない笠をぬぎ」と復元自筆で刻まれています。与謝野鉄幹や金子みすず、中原中也など、山口県出身の詩人はそうそうたる顔ぶれですね。

では、バスに乗り込み出発します。

本州最西端の道の駅で昼食を

“旅好きが選ぶ!道の駅ランキング”で何度も全国1位に輝いた「道の駅 北浦街道ほうほく」。美しい日本海が見える展望テラスや地元の特産品が勢ぞろいした市場で、豊北の景色と食を堪能できます。

山口県と言えば「ふぐ」。県内では「ふく(福)」とも呼ばれ、幸福を招く縁起物です。私も「ふく」をいただきました。豊北町名産の最高級剣先イカ「特牛(こっといと読みます)イカ」もおすすめだそう。肉厚で軟らかい身は甘みも濃厚。下関の新鮮を食べり~ね(お上がんなさいね)!

店舗情報

住  所:山口県下関市豊北町大字神田上314番地1
電  話:083-786-0111
facebook:https://www.facebook.com/michinoekihouhoku?ref=embed_page

白い砂浜とコバルトブルーの海に囲まれた小さな島 角島

「かくしま?」「つのしま?」・・・ちょっと迷ってしまいますが、正解は”つのしま”です。島の形が牛の角に似ていることに由来するのだそう。美しい海と砂浜が広がり、映画やCMにも度々登場しています。

角島大橋

無料で渡れる一般道としては日本屈指の長さを誇る角島大橋。”映える”絶景がSNSでも話題となり、またたく間に日本トップクラスの絶景ポイントとなりました。島へと渡る前に展望スポットと駐車場があります。

画像左側をご覧ください。白波で線を引いたかのように海が分かれて見えませんか?この、響灘と日本海が出合う様子も是非チェックしてみてくださいね。

角島灯台公園

角島の西端に位置し、日本海側初の洋式灯台が立つ公園です。石造りの灯台は明治9年に初点灯し、今でもなお現役で活躍中。

全国に16しかないのぼれる灯台のひとつで、105段のらせん階段とはしごで上がっていくのはなかなかハード!外に出ると、360度見渡せる絶景が広がります。見渡す限り、海、海、海~!

日本海に向かって連なる、123基の赤い鳥居

2015年にアメリカのテレビ局・CNNが発表した「日本で最も美しい場所31」のひとつに選出された、元乃隅(もとのすみ)神社。地元の漁師の枕もとに真っ白なキツネが現れ「これまでに漁をしてこられたのは誰のおかげか」「われをこの地に鎮祭せよ」と告げられたことがきっかけで、建設されたと伝えられています。鳥居の色が一般的によく見る朱色より赤いのは、潮風に強いからなんだそうです。

鳥居をくぐって下りていけば、やがて「龍宮の潮吹」と呼ばれる景勝地にたどりつきます。崖に開いた空洞に押し寄せた荒波が、地響きのような轟音とともに吹き上がる様子は大迫力。時には30mもの高さに達し、天に昇る龍のように見えることからこの名が付きました。天候や潮位に左右されるため、いつでも見れるわけではありませんが、拝めた方はラッキーです!

元乃隅神社の楽しみは眺望だけではありません。日本一入れにくい、と有名な賽銭箱が設置されているのは、高さ約6mの大鳥居の上部。投げた賽銭が入れば願いが叶うといわれますが、これがなかなか難しく皆さん何度もトライしています。成功すると周りから自然に拍手や歓声が上がり、なんともなごやかな雰囲気。私は5回目で入りました。とても楽しいので、是非チャレンジしてみてくださいね。

自然いっぱい、幸福(ふく)に満ちた山口の旅

「ふくの旅、山口号」は、山口市を出発して角島などを巡るコースのほか、萩市の城下町などを巡るコースと広島市を出発して岩国市の錦帯橋などを巡るコースのあわせて3つが用意され、料金は大人が3500円から6500円となっています。運行日は2024年4月26日~12月28日の金・土・日・祝、乗車当日の9:00まで予約可能です。

乗り場は湯田温泉か新山口駅、降り場は長門市駅・長門湯本温泉・新山口駅・湯田温泉から選べるので、ふくの旅前後に立ち寄りたい観光地と組み合わせることができます。歴史と豊かな自然を感じることのできる山口を存分にお楽しみください。

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この記事を書いた人

AK

教育やインバウンドの仕事をしながら、夫の転勤について岡山県内を転々としています。その地その地での出会いは宝。海とアートと歴史が大好きで、国内外問わず常にどこかしらに行っています。旅先で知り合った温泉ライターさんがきっかけでライティング開始。地域のいいトコ発信します!

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