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もの・こと  |    2026.01.13

保護犬・保護猫に推し活⁉楽しみながら支援できる「しっぽの輪」

ただ支援するだけでなく、推しを応援するように楽しみながら保護犬や保護猫を支援できる。

そんな新しい形の動物支援サービス「しっぽの輪」が、2025年7月より始動しました。

この画期的な取り組みは、神奈川新聞や東京新聞、フジテレビ、BS朝日などといったメディアにも取り上げられ、社会的な関心が高まっています。

単なる寄付ではない、「推し活」という現代的な文化と動物愛護を融合させたこのプロジェクトは、私たちに何を問いかけ、どのような未来を見せてくれるのでしょうか。

開発・運営を行う横浜市にある濱友株式会社の代表である和田竜男さんに、なぜこの事業を始めようと思ったのかその背景と今後の展望などを詳しく伺いました。

背景にある社会課題:持続可能な支援を目指して

日本において、多くの保護犬・保護猫シェルターは、善意の寄付やボランティアスタッフの尽力によってかろうじて成り立っているのが実情です。

しかし、その運営は常に不安定で、慢性的な資金不足という大きな課題を抱えています。

さらに、飼育放棄の理由に目を向けると、その7〜8割が飼い主の高齢化や病気、経済的な困窮といった、やむを得ない事情によるもの。

「殺処分ゼロの世界を本気で目指したい」

その強い思いから「しっぽの輪」は生まれました。

和田さんは「一過性の支援ではなく、誰もが無理なく、そして楽しみながら継続的に関われる仕組みが必要だ」と考え、そこで着目したのが、熱量を持って推しを応援する『推し活』のカルチャー。

「この仕組みなら、動物は好きだけど、様々な事情で飼うことができない、という方々にも新しい形で参加していただけるのではないかと考えました」と和田さんは語ります。

しっぽの輪の活動を通して、シェルターの経済的基盤を安定させると同時に、飼い主とペットをとりまく社会課題への理解を深めるきっかけとなることを目指しています。

保護犬保護猫を「楽しく支える」プロジェクト

2025年7月中旬にリリースしたサイトは、だれでも支援に参加でき、支援をより身近で楽しいものにするためのさまざまな企画が行われています。

ユーザーは、全国の参加シェルターに保護されている犬や猫の中から、応援したいと感じた心惹かれる子を「推しの子」として登録できます。

そして、「ごはん代の足しにしてね」「元気になってね」という気持ちを込めて、300円という少額から支援金を送ることが可能。

支援は1回限りの「単発」だけでなく、毎月継続して応援する「オンライン里親になって定期支援」も選べるため、自分に合った関わり方を選ぶことができるそうです。

また「特定の子ではなく全員を支援したい」「しっぽの輪の活動を応援したい」と思われる方向けに、しっぽの輪の活動を支援するという支援方法があります。

これにより、家で飼えない方でも、動物たちの成長や日常に寄り添うことが可能になるので支援が広がりやすい仕組みですよね。

集まった支援金は、動物たちの食費や医療費、シェルターなどの運営費として役立てられます。

支援者は公式Instagramを通じて、自分の応援が確かに届いていることを実感できるのも大きな特徴です。

人気コンテンツ「うちの子コンテスト」が繋ぐ輪

「しっぽの輪」のユニークさは、保護動物への支援だけに留まりません。

特に多くのユーザーから注目を集めているのが「うちの子コンテスト」。

このコンテストは、保護犬・保護猫だけでなく、家庭で暮らすペットも参加できる開かれたイベントとなっています。

「うちの子が一番かわいい!」という飼い主たちの親心に火をつけ、すでに多くの元保護犬保護猫たちや愛らしい犬や猫たちがエントリーし、人気を博しています。

このコンテストは、自分のペットの魅力を発信する楽しさを提供すると同時に、ユーザーがアプリに触れる機会を増やすことで、自然な形で保護動物の存在にも目を向けてもらうきっかけを作っているのです。

毎月グランプリ発表が行われ、1位に輝いた子にはオリジナルグッズが贈呈されます。

ユーザーの声に応えて、システム改良も随時行われています。

最近のアップデートでは、ポイント表記機能が追加され、支援がどれほど集まっているか、支援が見える化できるようになりました。

今後の展望:リアルな姿を届け、シェルターとの連携を深める

神奈川新聞や東京新聞、フジテレビなどの大手メディアで報道されたことで、サービスの認知度は着実に向上しています。

2025/12/19には、BS朝日「つながる絵本」でも紹介されました。
(BS朝日「つながる絵本」YouTube:https://youtu.be/isUcICM90YM?si=i4-HBgluBg-NRdgc

「しっぽの輪」は、次なるステップとして、全国のシェルターとの連携を一層強化していく計画をしています。

今後の大きな柱として予定されているのが、動画コンテンツの発信。

具体的には、各シェルタースタッフさんへのインタビュー、そこで暮らす保護犬・保護猫たちのありのままの姿を、動画やインスタライブを通じて配信していきます。

「リアルな姿に触れることは、支援へのモチベーションを高めるだけでなく、将来的な里親探しの可能性を広げることにもなると期待しています」と和田さんは力を込めて話しておられました。

さらに、2026年からは『しっぽの輪SELECT』という新サービスも始動予定だそうです。

「おうちで飼われている動物たちも体に良いものを使って、1日も長く愛する飼い主さんとの幸せな毎日を過ごしてほしい」という代表の想いから、無添加・自然のものを使用しているなど本当に身体に良い商品だけを集めたしっぽの輪SELECTも楽しみです。

おわりに

「しっぽの輪」は、単なる動物支援サービスではなく、支援する側と支援される側という一方的な関係性を超え、人と動物、支援者とシェルター、そして飼い主同士を繋ぐ、一つの大きなコミュニティプラットフォームだと感じました。

誰もが楽しみながら、自分のペースで参加できるこの新しい支援の形は、「可哀想だから助ける」という同情から一歩進んだ、「好きだから応援する」というポジティブな想いを持つ人たちが集まって社会課題の解決を目指してます。

一匹でも多くの恵まれない命が、温かい家族と出会える日まで。

「しっぽの輪」の活動に、これからも注目していきたい。

情報

しっぽの輪サイト
https://www.shipponowa.com

Instagram
https://www.instagram.com/shippono_wa

運営会社:濱友株式会社HP
https://www.hamatomocorp.com/shipponowa

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この記事を書いた人

藤木 綾香

Webライター/セールスライター/愛知県出まれ、瀬戸内エリアに移り住んで10年。現在は福岡県在住。九州地方の人・もの・ことの魅力をお届けします。

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