Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンがそこにある 応援の循環を作る 地方創生メディア

もの・こと  |    2024.02.12

「にいがた2キロ」沿いには何がある?実際に歩いてみた|新潟県新潟市

節分を目前に控えた、暦の上ではまもなく冬が終わろうとしているある日。

ふと思い立って、「にいがた2キロ」を歩いてみました。

「にいがた2km(ニキロ)」とは
 新潟駅、万代、古町をつなぐ都心軸はほぼ2キロメートル。
 市民の皆さまに新潟のまちづくりをもっと身近に感じていただき、ワクワク感や期待感につなげていきたいという想いから、この都心軸周辺エリアを「にいがた2km(ニキロ)」と名付けました。
 新潟の都心が大きく変わろうとしている今、にいがた2kmを成長エンジンとして、「次の世代も希望を持てる新潟」のバトンをつなぎ、皆さまとともに「好き」や「楽しい」を感じられるまちづくりに取り組んでいきます。

引用:新潟都心のまちづくり「にいがた2km」 新潟市

新潟駅~万代~古町というのは、新潟市の中心エリア。

新潟駅から歩いていける範囲で、商業施設や役所などが立ち並んでいます。

現在、産学官連携で地域活性化に取り組んでいるとのことで、イベントや展示が行われていることも。

では、実際にその2キロの道なりにはどんなものがあるのか?

何度も通っている道だけど、そういえばちゃんと歩いたことがないと思い、歩いてみることにしました。

スタートはもちろん新潟駅

新潟駅は現在絶賛改修工事中。

もともと地上を走っていた電車たちは数年前に高架済み。

少しずつ新しい新潟駅に生まれ変わってくのが目に見えて、通勤が結構楽しみだったりします。

駅ビルも新潟発進出のお店がたくさんあるとのことで、今からワクワクです。

そんな新潟駅を背に、目に入るのが「NIIGATA」モニュメント

夜にはライトアップされていて、仕事帰りに見るのが少し楽しみだったり……

実は、信濃川沿いにも同じモニュメントが置いてあり、フォトスポットにもなっています。

ふと歩道脇を見てみると、「にいがた2キロマガジン」なるものが!

歩道にマガジンを飾るなんで、信号待ちについつい読んでしまいますね。素敵な仕掛けです。

そのまままっすぐ進んでいると目に留まったのがこちらの街灯。

ガス灯のような作りで、平成4年に作られたもののようです。

この後も何回か登場しますが、にいがた2キロの道沿いにはガス灯のような街灯がたくさんありました。

新潟にはもともとガス灯が置いてあったのでしょうか?

最近減ってきていますが、新潟市内には歩道橋が結構あります。

せっかくなので歩道橋に上って写真を撮ってみました。

片側4車線でなかなか広い道路。とはいえ、朝の通勤ラッシュ時は大混雑。

路線バスがUターンして反対車線に入っていくことがあるのですが、なかなかダイナミックです。

前半戦:万代エリア

「意識しながら歩くと面白いな!」

なんて思いながら進んでいくと、あっという間に商業エリア「万代」に到着。

このエリアには、三井ショッピングパークのラブラ万代新潟伊勢丹ビルボードプレイスといった商業施設が多く立ち並んでおり、マルシェやフードイベントなども頻繁に開催されています。

反対側を見てみると、船の帆のような形の高層ビルが。

こちらは「新潟日報メディアシップ」

(シップ=船 なので帆の形なんですね!)

新聞社のビルですが、各種セミナーや新潟ならではのイベントが開催されていたり、セレクトショップがあったりと、ついつい足を延ばしたくなる場所。

この万代エリアの再開発も進んでおり、高層マンションなども建設中。

新潟駅も近いし、商業施設も学校もあり、老若男女に人気のエリアです。

少し進んでみると、レンタサイクルを見つけました。

「にいがた2キロシェアサイクル」

これもにいがた2キロの仕掛けだったんですね。

30分165円。なかなかお手頃。新潟中心部エリアの観光にはもってこい!


さて、少しメディアシップで寄り道をして、たどり着いたこちらは萬代橋

こんなところにもガス灯っぽい街灯が

新潟市紹介などで登場する最も有名な橋といっても過言ではありません。

もちろん流れる川は日本最長・信濃川。

春には新潟市の花であるチューリップが飾られて華やかな橋に変身します。

橋の上から川を眺めてみると、遠くには「朱鷺メッセ」が見えます。

国際会議や有名アーティストのコンサートなどが行われるイベント施設。

最上階には無料で入れる展望室があり、昼間はもちろん夜景デートスポットとしてもおすすめ◎

朱鷺メッセの近くにはピア万代という産直市場やおいしいお寿司が食べれるような人気スポットもあります。

萬代橋の形がかっこいいと私は思っています。

みなさんにご紹介するために、少しわき道にそれて、写真を撮りに行きました。

昭和4年に作られた3代目萬代橋。実は国指定重要文化財

この渋めの石造り。曇り空も相まってかっこいい。ただ上を渡るだけではもったいない。

ライトアップしている時期もあるので、少し回り道をおすすめします◎

後半戦:本町・古町エリア

元のルートに戻りましょう。

ここからは本町・古町エリアに入っていきます。

と、信号待ち中にモニュメントを見つけました。

「ここに鏡橋ありき」

橋ということは、ここに川があったのか?知らなかった……

そんなことを考えながら、信号を渡りました。

本町・古町はアーケード街。雨が降っても過ごしやすいエリアです。

この辺りは商業色の強い万代よりもオフィス街という印象もあります。

大手銀行・証券会社のビルがあったり、地方銀行の本店があったりと、働きに来る人が多いんです。

しかし、懐かしい雰囲気のある商店街モールがたくさんあり、古くからあるお店からおしゃれカフェまで新旧のトレンドがこの本町古町エリアには入り混じっている気がします。

本町から古町に入るあたりに「にいがた2キロシェアサイクル」を発見!

残り1台。なかなか人気の乗り物のようですね……

この古町エリアはその名のとおり、少し入ると鍋茶屋街などの古い町並みを見ることが可能

古町は京都・祇園、東京・新橋と並んで花街として有名だったそうで、「古町芸妓」という伝統文化も続いています。

運が良ければ、芸妓さんとすれ違えるかも……?

ゴールはNEXT21!

NEXT21というのはこのビルの名前で、中央区役所も入っている複合商業施設です。

現在、古町エリアの再開発も行われており、古町ルフルというビルも建設されました。

古町ルフル前の広場では毎週のようにイベントが開催されています。

いろんな寄り道をしながら、のんびり写真を撮りながら歩いて約45分。歩数としては4500歩ほど。

バスや車で通ることは多かったけど、実際歩いてみると見えてくるものがたくさんありました。

もちろん、にいがた2キロ沿いも歩いていて飽きない道でしたが、少し寄り道すると博物館があったり、おしゃれなカフェがあったり、「にいがた2キロ”まわり”」も開拓のし甲斐がある場所です◎

散策してみたい欲が増した「にいがた2キロ」レポートでした。


「歩きたくなる街って何だろう?」

今回の街歩きには、実はそんなテーマも持っていました。

私なりに気づいた答えとしては「人の目線の高さに何があるかが大事」ということ。

目線の高さに「おっ!」と思えるものがあるかな?

「あれ、なんだろう?」と近づいてみたくなるものがあるかな?

歩きたくなる街って、そういったものがたくさんあるような気がします。

新潟がこれからもっともっと歩きたくなる街になってくれるのが楽しみです!

にいがた2キロについてはこちらをご覧ください

記事をシェアする

この記事を書いた人

Machi

*感情・想いを形にする*スポーツ観戦をこよなく愛するライター 半径10km圏内、ときどき県外のなかなか表には見えてこないような街、「歩いてみたい」と感じる街を開拓・紹介していきます!

関連記事