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聖地  |    2025.04.21

【埼玉県秩父市】神秘のパワースポット・三峯神社で「気」を感じる

埼玉県秩父市の奥地にある、三峯神社をご紹介します。秩父地方にある三つの主要な神社(三峯神社・秩父神社・寶登山神社)のひとつです。関東最大級のパワースポットとして、年間100万人もの参拝者が三峯山を訪れます。標高1100メートルの高さに鎮座しながらも、多くの人々を魅了し、惹きつける魅力は何なのか。現地での空気感をお伝えします。

交通案内

三峯神社の歴史に入る前に、交通案内です。この神社、決して気軽には立ち寄れない場所にあるのです。出発地点を仮に東京駅とします。地下鉄、丸の内線・西武鉄道を経由して、約2時間で西武秩父駅へ。そこから、西武観光バス経由で約75分。三峯神社バス停へ辿り着きます。東京から三峯神社までの道のりは、なんと3時間以上。時間には余裕を持ってお越しになることをおすすめします。

三峯神社の歴史

三峯神社の創建の歴史は1900年前。日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国の平安を祈り、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)の二神をお祀りしたのが始まりです。

三ツ鳥居をくぐり、正参道へと進む

正参道の前にそびえ立つ、三ツ鳥居。横に三つ重なっている、珍しい形の鳥居です。

関東屈指のパワースポットとして知られ、「気」のエネルギーが強い場所として多くの参拝者を惹きつけています。都心からのアクセスは決して良い訳ではない。それでも訪れる人が絶えない。それは、ここでしか味わえない特別な魅力があるからです。

正参道にずらりと並ぶ石碑は、圧巻

鳥居を過ぎて参道に入ると、歩道右側に石碑がズラリと印象的に並んでいます。周囲は木々に囲まれており、神聖な雰囲気を感じます。

随神門を抜けて、いよいよ本殿へ

随神門(ずいしんもん)が本殿への道しるべとなります。江戸時代には、仁王像が守護する「仁王門」だったそうです。

筆者が訪れたのは3月中旬。暖かい日差しが降り注いでいましたが、ここでは冷気があたりを包み込み、背筋が伸びる感覚を覚えました。本殿へと続く道は神秘的な雰囲気に包まれ、まるで異世界に迷い込んだかのような感覚を味わえます。

個性豊かな、お犬さま像

神社の守護神としてオオカミ(お犬さま)が祀られています。オオカミを守護神とした神社は全国に数多くあり、秩父地方に数多く点在しています。その中でも、10体以上のお犬さま像がある神社が三峯神社です。個性豊かで違った姿形や表情をしていることに気がつきます。

この像たちは、三峯神社で彫像したものではありません。なんと、三峯を信仰する人たちが自分たちの手で作り上げ、ここまで運んだという驚きの事実。寛政年間(1789〜1801)に浅草の諏訪町から人力で運ばれた記録が残っています。現代のように、自動車で運ぶという選択肢がない中、一体どれだけの苦労があったのか。それほどの大変な思いをしてまでも、運ぶ理由があったのです。人々の信仰の強さ・歴史を感じさせてくれます。

本殿へ到着

医療・学術関係の方もお参りされる、三峯神社。この神聖な場所で深呼吸することで、ストレスの数値が下がったという実験結果もあるそうです。

三峯神社は、家内安全、火難・盗難除け、厄除け、縁結びのご利益があるとされています。二礼二拍手一礼にて、お参りします。

遥拝殿からの眺め

帰り道、境内東側に位置する遥拝殿(ようはいでん)から、標高1100メートルの景色を見ることができます。改めて標高の高さを実感できます。

まとめ

埼玉県秩父市にある、関東最大級のパワースポットの三峯神社をご紹介しました。普段の日常生活では決して感じることのできない「気」のエネルギーと、豊かな自然に満ちている場所です。

参拝をすることで、日々の疲れた心と身体を見つめ直す、良いきっかけになるかもしれません。三峯山に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?くれぐれもお越しの際には、時間に余裕を持ってお出かけください。

アクセス

三峯神社

  • 住所 : 埼玉県秩父市三峰298ー1
  • 電話 : 0494−55−0241

電車・バス利用の場合

  • 西武鉄道「西武秩父駅」 下車
  • 西武観光バス「三峯神社行き」に乗車(約75分)
  • 「三峯神社」バス停下車

車利用の場合

  • 関越自動車道「花園IC」から約2時間
  • 駐車場あり(開門時間 8時~18時)※ 通常時
  • 冬季は道中の路面凍結のため冬用タイヤが必須となりますので、ご注意下さい。

営業時間

  • 参拝可能時間:自由 (24時間)
  • 社務所:9:00 〜16:00(変動の可能性あり)

参考文献

  • 三峯、いのちの聖地|中山高嶺 著
  • 関東の美しい神社|戸部民夫 著

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この記事を書いた人

Maruse / まるせ

埼玉県出身・東京都在住|2児の父|フリーランスライター|現場の空気感を伝えることを大事にしているため、写真に力を入れています。取材を通して文章と写真に向き合い、新たな発見があることに喜びを感じています。HP : buntosya.com

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