中山道・馬籠宿から妻籠宿へ
江戸時代、江戸と京都を結んだ五街道のひとつ「中山道」。
その中でも特に人気の高い区間の一つが、岐阜県中津川市の馬籠宿から北の長野県南木曽町にある妻籠宿までのルートです。
歴史ある街並みと自然の中を歩ける、初心者にもおすすめのこのルートをご紹介します。

■馬籠宿→妻籠宿 ルート概要
・距離:約9km(片道)
・所要時間:約2〜3時間
・コース:前半は登り、後半は下り中心
・設備:トイレ・休憩所が点在
・見どころ:史跡や自然スポットが豊富
全体として、歩きやすく整備された道が魅力。
初心者から経験者まで楽しめる、中山道屈指の人気ルートです。
■馬籠宿(スタート地点)
岐阜県中津川市の東部に位置する宿場町。
日本近代文学を代表する文豪島崎藤村の故郷として知られ、小説『夜明け前』の舞台にもなっています。
石畳の坂道が続く美しい町並みは、歩き始めから旅情たっぷり。
入口付近には枡形や水車といったフォトスポットもあり、多くの人で賑わいます。

■展望台と文学の風景
坂を登り切った展望台からは、木曽の山々を一望できます
『夜明け前』の冒頭文「木曽路はすべて山の中である」という一節を、体感できる場所です。
宿場の中心部には藤村記念館や、かつて伐採が禁じられていた「木曽五木」が植えられています。
また、五平餅や蕎麦など、ご当地グルメも楽しめます。

■山道へ、そして熊対策
集落を抜けると、石畳から土の山道へ。
このあたりから自然の中のトレッキングらしい雰囲気になります。
道中には熊注意の看板や熊鈴が設置されています。
この地域では実際に目撃情報もあるため、熊鈴の携帯や設置されている鈴を鳴らすなどの対策を心がけましょう。

■峠の茶屋(最高地点)
コース最高地点には「峠の茶屋」があります。
季節営業ですが、ここでいただく五平餅や甘酒は格別。
ここから先は基本的に下りとなるため、初心者の方はこの地点で折り返すプランもおすすめです。

■一石栃立場茶屋(休憩スポット)
下りの途中にある無料休憩所。
国内外の旅行者が集まり、交流も楽しめるポイントです。
「どこから来ました?」というボードがあり、書かれている国は様々。
国際的な人気も感じられます。

■男滝・女滝
特に蒸し暑い夏には寄りたいスポット。
男滝は間近まで寄れます。
※見学には往復で約30分ほど追加されるため、時間配分に注意
この滝は車でも行くことはできます。

■大曲
このルート終盤の急カーブ。
当時は難所として有名だったそうです。
運搬に使われた牛の供養碑が残るなど、往時の苦労がしのばれます。

■妻籠宿(ゴール)
川を渡り、さらに20分ほど歩くと妻籠宿に到着。
馬籠宿とはまた違った、平坦な地形の古い町並みが広がります。
それぞれの地形や構造の違いを見比べるのも楽しみ方のひとつです。

・最後に
中津川市の馬籠宿から長野県の妻籠宿までのウォーキングレポでした。
歴史・自然・歩きやすさのバランスが取れた、魅力あふれる中山道トレッキング。
初めてのハイキングにも、街道歩きにもぴったりのコースです。
馬籠宿・妻籠宿ともに最寄りの公共交通はバスが中心です。
事前に時刻表を確認し、無理のない計画を立てましょう。
※アクセス:馬籠宿も妻籠宿も、最寄りの公共交通機関はバスになります。アクセス手段は慎重にご検討ください。
■馬籠宿
馬籠宿観光協会:https://kiso-magome.com/
岐阜県中津川市馬籠
■妻籠宿
妻籠宿公式ウェブサイト:https://tsumago.jp/
長野県木曽郡木曽町吾妻2196-1



