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アート  |    2026.08.28

蜷川実花×道後温泉「いのちの咲く湯」第2弾!3000年の歴史と最新アートの交差

日本最古と言われる名湯、愛媛県・道後温泉。3000年の歴史を刻んできたこの地がいま、かつてない色彩の魔法に包まれています。

令和7年10月から開催されているアートプロジェクト「蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART」。2026年4月21日、待望の第2弾作品が解禁されました。写真家・蜷川実花氏とクリエイティブチームEiM(エイム)が贈る、温泉とアートが織りなす「記憶の物語」を、「松山市産業経済部」白川剛士さん(以下、白川さん)への取材内容を交えて解説します。

メインコンセプト「いのちの咲く湯—A Place for Blooming—」の真意

3000年の歴史が、アートに染まる

今回のプロジェクトの核となるのは、「いのちの咲く湯—A Place for Blooming—」という壮大なコンセプトです。道後温泉は、古くから神々を癒し、数々の詩や祈りを育んできた「いのちの咲く場所」として知られています。

蜷川氏はこの地に積層した神話、歴史、そして日々の暮らしの記憶を、「花の姿」として呼び覚ましました。ここで表現される花々は、単なる装飾ではありません。それは「かつて湯に浸ったいのちの残響」であり、「記憶の化身」なのです。

幻想的な雰囲気を味わえます

建物の肌理(きめ)に光が染み込み、花が舞うことで、空間そのものが呼吸を始めるように感じられる体験を提供しています。

「飛鳥乃湯泉」白鷺伝説を歩く湯面のインスタレーション

記憶が「花」となって呼び覚まされる

第2弾の最大の目玉の一つが、道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)の中庭で展開される大規模なインスタレーションです。

伝説を「湯面」に見立てた空間美

ここでは、道後温泉の起源とされる「白鷺伝説」が題材となっています。広大な中庭を「湯面(ゆめん)」に見立て、白鷺が舞い降りた情景や、これまで道後を訪れた無数の人々の記憶の積み重ねを、色鮮やかな和傘で表現しています。

「視点の交錯」がもたらす新しい感覚

蜷川実花が描く、美しき「命の残響」

この作品の醍醐味は、鑑賞する場所によって全く異なる「視点」を体験できることにあります。

  • 没入する視点(1階):実際に作品の中を歩けて、光や色彩の移ろいを肌で感じられる体験
  • 俯瞰する視点(2階):飛鳥乃湯泉の2階大広間からは、作品を上から見下ろせる。湯上がりにくつろぎながら、和傘と映像が重なり合う様子を眺めるのは、この場所ならではの贅沢

「アートの中に入ると、自分がどこにいるんだろうと錯覚し、平衡感覚が損なわれるような圧倒的な没入感がある」と白川さん。今回の第2弾は、第1弾と比較してより「内省的」で、心の中に深く響くような表現へと進化しているのが特徴です。

最高に映える瞬間

光と色彩の移ろいに、身をゆだねる体験です

本アート作品には、最も美しく作品が見える条件があります。それは意外にも「雨上がり」のタイミングです。雨によって地面が濡れると、より一層幻想的な「湯面」が現れるそうです。

晴れの日はもちろん、時期や天候によって全く異なる表情を見せるため、一度と言わず、何度でも足を運ぶ価値があります。

日常にアートを「BEAMS JAPAN限定」コラボグッズ

貴重なグッズ販売も

道後での感動をそのまま持ち帰れるよう、BEAMS JAPANがプロデュースした限定商品も登場しました。

  • ビニールポーチ:蜷川氏のアートワークを日常で楽しめるデザイン(4月21日発売)。
  • 折りたたみ式の湯おけ:温泉地ならではの、機能性とデザインを両立したアイテム(5月上旬発売)
美しいデザインのビニールポーチ

これらのグッズは、道後温泉本館1階売店や飛鳥乃湯泉受付で購入可能です。旅の思い出を「彩り」として持ち帰り、日々の生活にゆとりを加えてほしいという願いが込められています。

道後×蜷川実花のコラボ

広報担当の白河さん

今回で4度目となる道後と蜷川氏のコラボレーション。

白川さんは「これまで実施してきた作品が非常に素晴らしかった」と絶大な信頼を寄せています。「アートに一つの正解はない」と白川さんは言います。大切なのは、「心を空っぽにして」作品と向き合うこと。

お風呂に入ってリラックスした状態で、理屈抜きに感情を揺り動かされる体験こそが、このプロジェクトの本質なのです。

まとめ

アートを通して力をもらえます

白川さんは「観光とは、平和な世の中において、その地の文化や食、温泉を通じて五感で楽しみ、心身ともに元気になって日常へ戻ること」だと言います。「蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART」は、まさにその「元気の源」となる大きな力を持っています。

旅のよい思い出になります

歴史の深淵に咲く「記憶の花」に包まれ、あなただけの物語を見つけに、ぜひ道後温泉を訪れてみてください。

【イベント詳細データ】
  • プロジェクト名:蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART
  • 会期:令和7年10月10日(金)〜令和9年2月28日(日)
  • アーティスト:蜷川実花、EiM(宮田裕章、桑名功、上田晋也、打越誠)
  • 場所:道後温泉地区
    □道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(松山市道後湯之町19-22)
    □道後温泉本館(松山市道後湯之町5-6)

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この記事を書いた人

世界のわたなべけん

地域に眠る人・場所・会社を取材し、 世界に向けて発信しています。 現場に足を運び、丁寧に伝えることを大切にしています。 地域の価値を最大化し、世界に届けるのがテーマです。

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