岐阜県多治見市の魅力をお届け。
今回は「『駅』から始まる美濃焼探求の旅」がキャッチフレーズのイベント「美濃焼祭」をご紹介します。
美濃焼とは、岐阜県の東農地方(多治見市・土岐市・瑞浪市)で製作された陶磁器です。伝統工芸品から食器類まで幅広く流通。特に食器類は「国内生産シェア50%」を誇り、私たちの食卓を支えています。
駅直結の陶器祭り
美濃焼祭 (みのやきさい)とは、JR多治見駅を中心に開催される陶磁器イベントです。陶磁器の直売やプロ陶芸家の作品が展示されます。
日程は10月上旬で、2023年は7日(土)・8日(日)・9日(月祝)の3連休で開催されました。
美濃焼祭の楽しみ方
美濃焼祭を楽しむためには「3つのエリア」と「イベント日程」の把握が必須です。
- 多治見駅南北自由通路
- 多治見駅北口
- 多治見駅南口
まずは、3つのエリアを順番に解説します。
多治見駅南北自由通路
多治見駅南北自由通路は、多治見駅の改札を出てすぐのコンコースです。南口と北口をつなぐ自由通路で、美濃焼祭の「メイン会場」となっています。
- 美濃焼窯元直売ブース
- 美濃焼巨匠ギャラリー
- 琴演奏
上記の他に、モザイクタイル工作やタイルガーデニングなどの「体験コーナー」もあります。
美濃焼窯元直売ブースでは、多治見市内の窯元が集結し美濃焼を販売します。点在する窯元の商品を、一度に吟味できる貴重な機会。ご自身の目で、魅力的な美濃焼をご覧ください。
美濃焼巨匠ギャラリーでは、プロ陶芸家の貴重な作品を複数展示。趣きある作品、それを囲う竹や石、時おり聴こえる琴の音色に風情を感じます。
転写体験では、トンネル窯にてタイルに転写紙を焼き付けます。やり方も簡単でスタッフさんが丁寧に教えてくれるため、小さなお子様にもおすすめです。(参加費100円・予約不要)
多治見駅北口
多治見駅北口には、イベント関連施設への無料シャトルバス乗り場と虎渓用水広場があります。虎渓用水広場は駅隣接の休憩スポットです。
広場の前に「キッチンカー」や「露店」が並びます。この日は「コメヘス」というイベントが開催されていました。
コメヘスとは、多治見市観光協会が主催する「お米に特化したイベント」です。出店の他に「大餅つき大会」や「藁職人ワークショップ」でのトンボ作りやほうき作りなど体験も充実。
魅力的なお米料理の中から、私は「camino」というお店のお団子を購入。無農薬無肥料で育てた玄米を100%使用した極上あん団子は絶品でした。
多治見駅南口
多治見駅南口には、イベントステージとプラティ多治見があります。プラティ多治見は、南口直結の商業施設です。
施設内では美濃焼祭に合わせて「陶器まつり」を開催。陶器だけでなく、雑貨やお弁当も販売しています。室内でイスとテーブルが自由に使えるため、お昼休憩に最適です。
期間限定の割引も魅力で、対象商品がなんと「20%OFF」になります。美濃焼窯元直売ブースの商品よりもカジュアルでリーズナブル。オシャレな美濃焼をお探しの方におすすめです。
美濃焼祭のイベント日程
多治見駅南北自由通路・多治見駅北口・多治見駅南口の3つのエリアを把握したあとは「イベント日程」をチェックしましょう。
美濃焼祭の催しは、全日・初日のみ・最終日のみなど様々です。特にメインのステージイベントは、日替わりのため注意です。
私は、事前にイベント日程を調べることで、気になっていたハルカハミングバードさん(シンガーソングライター)のステージを無事に観られました。
改札を出てすぐに総合受付があるため、当日のスケジュールを再確認すると安心です。
まとめ
美濃焼祭 (みのやきさい)は「駅直結で気軽に参加できる陶磁器イベント」です。芸術や食だけでなく体験コーナーも充実。大人から子供まで楽しめます。
10月上旬の開催で、色づき始めた木々にも季節を感じます。あなたもぜひ美濃焼祭で秋を満喫してください。
お出かけの際はイベントHPの確認を忘れずに…
最後になりますが、ご紹介した転写体験のタイルは即日でもらえます。陶磁器に関連する体験は、制作から1~2週間後の郵送が一般的。しかし転写体験なら「焼き付け時間約30分で完成」お持ち帰りです。
全日開催、予約不要の手軽さも嬉しいポイントですね。旅の思い出にどうぞ。
多治見市は陶器のまち
多治見市は窯業が盛んで、美濃焼の産地として有名です。陶器のイベントが積極的に開催され、陶器をテーマにしたアニメも制作されました。多治見市の魅力を紹介したまとめ記事もぜひご覧ください。
イベントの紹介
イベント名:美濃焼祭 (みのやきさい)
駐車場:あり
アクセス:JR東海 多治見駅 直結
TEL:0572-22-1111(内線1174)
美濃焼祭のイベントHPはこちらから
コメヘスの公式インスタグラムはこちらから