長野県中部から国道19号線を走る木曽路南部の各宿場で1月〜2月中旬の週末にかけて行われる「木曽路 氷雪の灯祭り」。
週替わりで宿場ごとにアイスキャンドルや露店が並ぶ、冬ならではのお祭りが催されます。
今回はその中の木曽福島宿に行ってみました。
木曽路 氷雪の灯祭りの詳細はこちら
https://kiso-nagano.ne.jp/recommend/2024ice_festival/
紹介記事
・福島宿とは
江戸と京都を結ぶ街道「中山道」
67の宿場があり、江戸から数えて37番目の宿場が福島宿となります。
いわゆる「古い街なみ」は昭和初期の火災で少なくなってはいますが、それでも往時の面影を残すよう再建された建物や現存する石垣もあり、中山道ファンには必見の宿場です。
また、街なみも上段と下段で戦国期と江戸期の違いも観られ、木曽といえばのひとつ「木曽漆器」発祥の土地でもあり、昔ながらのスナックやバー、リノベした雑貨屋もあり…と、1日では回り切れない。
・氷雪の灯祭りレポ 木曽福島辺
今回は電車でやってきました。
このお祭りの前回の訪問が数年前で、当時は歩道も車道も雪と氷でガッチガチでした。
今回は運がいいのか悪いのか、ちょうど夜もそんなに冷えず雪も降らない青天週間。
とはいえ駅舎からアイスキャンドルのお迎えです。
(ちなみにお祭り2日後の2月5日は電車も計画運休するほどの大雪でした。運がよかった…)
駅前の歩道からも。
お祭りはこの灯りが指し示すように右手の坂道を下っていきます。
木曽福島宿を流れる八沢川がビューポイント。
川沿いにいくつもの灯りが並びます。
橋からは階段もあり、川の真横を歩きながら眺めることも。
因みにこのアイスキャンドル、地元の企業や学校など、街の方々やボランティアの皆さんによる「作品」です。
1~2晩だけの、場合によってはロウソクの熱などでその夜のうちに崩れる繊細なアート。
わりと近くを歩くだけでも慎重になります。
こちらはメイン会場。
氷の造形や色など、趣向を凝らしたアイスキャンドルが一堂に。
なかなか圧巻です。
屋台が立ち並ぶのもメイン会場。
食べ歩きしながら眺めるのも楽しい。
今回は真ん中に立って写真が撮れるようになっていました。
前述の記事のように、5年前は御嶽海が主役だったりと毎回趣向も変わります。
こういうのを観ると毎年きたくなりますね。
あと色んな宿場の灯祭りを巡りたくなる。
木曽福島といえば、蕎麦の「くるまや」さん。
普段はお昼から売り切れまでの営業ですが、この日は夜の特別営業。
お祭りといえば食べもので、くるまやさんのように今日だけ夜の開店というお店もあれば出店もあります。
この日に合わせて音楽ライブをされているところもありました。
こちらは上の段のBARとカフェを兼ねた松島さん。
今回はこちらでホットワインと五平餅で体を温めつつの観光。
今度はバーにも行きたいな…でも駅前に気になるスナックもあったな…。
またこよう。
・最後に
「木曽路 氷雪の灯祭り」木曽福島宿レポでした。
僕はまだ今回の木曽福島と馬籠(中津川市在住)しか行ったことがありませんが、どちらも昼くらいからきて夜までゆっくりしたいイベント。
それが全8ヶ所。
どれもその地域にしかない味わいもある。
インバウンドの流行もありで、そもそも季節によっては欧州系のお客さんでごった返す木曽の宿場町。
色んな意味でまた機会を見て制覇していきたいし、人にもそれを勧めたい。
そんなお祭りでした。
・木曽福島宿アクセス
長野県木曽郡木曽町福島
JR木曽福島駅から本陣まで徒歩約15分
車の場合、宿場内に無料駐車場あり