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フード  |    2026.03.24

松山・大街道「えひめ愛ある食の市」開催|落合務シェフ特別メニューも

松山市中心部・大街道で開催された県主催の食イベント「えひめ愛ある食の市」。

柑橘王国・愛媛の旬のかんきつ類、ブランド魚、そして名物・鯛めしなど、県を代表する食材が一堂に集まる冬の一大イベントです。令和5年度から始まり、今年で3回目。昨年は約5万5,000人が来場しました。

なぜ2月に開催するのか。なぜ大街道なのか。イベントに込められた思いを、愛媛県 食ブランドマーケティング課の青野公宜さん(以下、青野さん)に伺いました。

愛媛の食ブランドを高めるための挑戦

落合シェフと青野さん

「愛媛には海のもの、山のもの、本当に美味しい食材がたくさんあります。それを多くの方に味わっていただき、愛媛の食のイメージを上げていきたいという思いで企画しています」と青野さんは語ります。

「えひめ愛ある食の市」は、愛媛県が主催する食のプロモーションイベント。単なるグルメフェスではなく、“愛媛=美味しい”というブランドイメージを確立することを目的としています。

なぜ2月開催なのか

青野さんとともにイベントを運営する「食ブランドマーケティング課」係長の新田雅弥さん

開催時期は2月の土曜日。

2月は愛媛の食材が一番豊富な時期なんです。柑橘をはじめ、水産物なども充実しています」と青野さん。

愛媛といえば柑橘。紅プリンセス、甘平(かんぺい)など、多彩な品種が出揃うのがこの季節です。さらに瀬戸内海のブランド魚も旬を迎えます。

「観光客が少し落ち着く時期でもありますので、こうしたイベントを通して地域を盛り上げたいという思いもあります」。冬の観光需要を高める狙いも込められています。

開催場所は松山市・大街道

県内の一大イベントの1つ

「大街道で開催するのは、松山市の中心地で、一番人が集まる場所だからです」

会場となる大街道商店街は、愛媛県松山市の中心部に位置する県内有数のアーケード商店街です。観光客や地元住民が多く行き交うエリアで、松山城や道後温泉へのアクセス拠点としても知られています。

人通りの多い中心地で開催することで、偶然訪れた人にも愛媛の食の魅力を届けられるのが特徴です。えひめ愛ある食の市は、この大街道のにぎわいをさらに高める役割も担っています。アクセスの良さと集客力を活かし、県内外の来場者に愛媛の食の魅力を発信します。

ターゲットは県外客

愛媛の魅力が伝わるイベント

「主なターゲットは県外の方です。愛媛の食を知ってもらいたい」青野さんはそう強調します。

会場では、愛媛名物・鯛めしの食べ比べを実施。伝統的な宇和島風と松山風、そして昨年、新しく誕生した東予・洋風焼き鯛めし、3つの鯛めしの違いを楽しめます。

人気のメニューは即完売に

愛媛県産ブランド魚の解体ショーや競り体験も実施されます。プロによる迫力ある解体パフォーマンスで魚の魅力を間近に感じられるほか、来場者が参加できる競りでは、ブランド魚や旬の柑橘をその場で購入できます。

見て、学んで、味わう体験型企画を通じて、愛媛の食文化や生産者のこだわりをより深く知ることができます。体験型コンテンツを通して、愛媛の食文化を“知識”ではなく“体験”として届けます。

目玉は落合務シェフによる調理デモンストレーション

料理の解説をしつつ流れるように作業が進められます

今回のえひめ愛ある食の市の目玉のひとつが、落合務シェフによる特別料理の披露とライブデモンストレーションでした。

来場者は“味わう”だけでなく“学ぶ”体験もできるのが魅力的です。

「毎回、愛媛食材を使った料理をしていただける方をお呼びしています

落合シェフの限定メニューは大人気でした

プロの視点で再構築された料理を通して、愛媛食材の新たな魅力を引き出し、“地元食材”を“ブランド食材”へと昇華させる取り組みです。

当日は、落合務シェフによる旬の食材を活かした特別メニュー「県産真鯛フリットのせトマトピリ辛パスタ」が提供されました。衣をまとった愛媛県産真鯛をカリッと揚げ、ピリ辛トマトソースのパスタに豪快にのせた一皿です。300食限定で販売し、長蛇の列ができました。

落合シェフは「素材の力が素晴らしい」と愛媛食材を高く評価しています。トップシェフの視点を通して、愛媛の食材が持つ可能性を再発見できる時間となりました。

出店基準は「愛媛食材」

旬の柑橘類が豊富に用意されています

出店者の選定も明確です。

愛媛の食材を使った料理を提供しているお店や、愛媛の食材を販売している店舗に出店いただいています」

地元食材へのこだわりを持つ事業者が集まります。

愛媛の鯛めし、ブランド魚、柑橘など愛媛らしさを前面に出したラインナップです。

冬の一大食イベントへ

和やかな雰囲気の競り体験

昨年の来場者は約5万5,000人。

「これをもっと広げていって、愛媛の冬の一大食イベントとして育てていきたい」

青野さんは力強く語ります。

えひめ愛ある食の市は、単なるイベントではありません。

愛媛の食ブランドを全国へ広げるための戦略的プロジェクトです。

柑橘王国・愛媛。
鯛めしの本場・愛媛。
ブランド魚の宝庫・愛媛。

そのイメージを、より確かなものにしていくための挑戦が続いています。

まとめ

多くの方が参加

えひめ愛ある食の市は、旬の柑橘やブランド魚、鯛めしなどを通じて愛媛の食の魅力を全国へ発信する県主催イベントです。青野公宜さんの言葉からは、「愛媛の食ブランドを高めたい」という強い思いが伝わりました。冬の大街道を舞台に、愛媛の食がさらに広がっていくことが期待されます。

開催概要
  • イベント名:えひめ愛ある食の市
  • 会場:松山市大街道商店街周辺
  • 主催:愛媛県
  • 公式サイト:foodiscovery

※次回詳細日程は公式サイトをご確認ください。

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この記事を書いた人

世界のわたなべけん

地域に眠る人・場所・想いを取材し、 文章✕映像✕出版✕AIで編集、 世界に向けて発信しています。 神社仏閣、地域活動、仕事など、 現場に足を運び、空気感を伝えることを大切にしています。 地域の価値を最大化し、世界に届けるのがテーマです。

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