自慢のFUJI ROYALの手廻しロースターを使用して珈琲を焙煎しているのは、福井県敦賀市で珈琲ショップを営む藤長さん。
藤長さんは、珈琲ショップ「平凡珈琲」だけでなく、木工制作「garage craft JUNK PUNK」も経営しています。じつは、珈琲ショップよりも先に副業として木工制作に取り組んでいたとのこと。現在は脱サラをして今まで趣味だったことを仕事にしています。
驚くことに、焙煎小屋や組み立て式の屋台もすべて自作したといいます。
小屋の制作後には、DIY専門誌「dopa(ドゥーパ!)」にも数ページに渡り小屋作り特集号に掲載されたとのこと。以前は物置として使用していた小屋を、現在は焙煎小屋として利用しています。
日頃は自宅横のガレージで木工制作と珈琲ショップを営んでいますが、週末にイベントが開催される際には屋台を携えてイベント会場に向かうそうです。
多数のイベントに参加予定
近年、福井県内では多くのイベントが開催されるようになりました。藤長さんはイベントの企画に携わることもあり、さまざまなイベントに参加しています。
「じつは明日もイベントがあるので参加する予定です。11月にはFukui Coffee Festival 2023にも参加します」
藤長さんは楽し気に語ってくれました。Fukui Coffee Festivalは珈琲を愛する人のためのアウトドアイベントで、福井県内外から多くの珈琲ショップやキッチンカーなどが出店します。楽しいイベントになることは間違いないでしょう。
また、2024年3月には北陸新幹線の金沢〜敦賀間が開業することを受け、敦賀市内では多くのイベントが企画されています。今後もイベントの予定は目白押しです。
注文時に迷ったら試飲してから決めよう
平凡珈琲では珈琲のテイクアウトとドリップパックが人気です。ただし、豆の種類が多くて、何を選べばよいのかわからないかもしれません。
「最近は試飲できるようにしています。試飲すると、買ってくれるお客さんも多いですね」
筆者も購入に迷い、2種類の珈琲を試飲しました。試飲した珈琲はどちらも飲みやすかったため、入荷したての「ウガンダ」のドリップパックを5個購入しようとしたところ、
「それなら、5種類の豆を1個ずつがおすすめです。飲み比べもできますし」
とのこと。筆者はおすすめされたとおり、ドリップパック5種類(ウガンダ・グアテマラ・コロンビア・ブラジル・インドネシア)を購入。飲み比べをしてみたいと思います。
取材に伺った日は残念ながら悪天候でした。しかし、天気の良い日には外の椅子に腰掛け、珈琲を飲みながらゆったりした時間を楽しめます。
店舗ビジネスに興味のある方が来店されることもある
「平凡珈琲」と「garage craft JUNK PUNK」を立ち上げてから、メディアに取り上げられることも多いという藤長さん。最近はメディアの取材記事を読み、店舗ビジネスに興味を持つ人が訪れることも増えたといいます。
「お店を始めたいという50代、60代の女性が4、5人訪ねて来られました。インスタに記事のリンクを張ってあるので、そちらから記事を読んで来店されたようです」
敦賀市近辺の方だけではなく、100km近く離れた地域からも来られたとのこと。子育てを終え、第二の人生として店舗に挑戦される方も多いようです。
藤長さんは脱サラして、現在は趣味だった珈琲ショップと木工制作を営んでいます。同じように50代、60代で夢を実現させようと努力されている方は、実際に体験された方に聞くのが一番の近道かもしれません。
もし、独立開業を夢見ているのなら、ぜひとも平凡珈琲を訪れ、根掘り葉掘り質問を投げかけてみてはいかがでしょうか。
「平凡珈琲」「garage craft JUNK PUNK」の基本情報
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住所:〒914-0821 福井県敦賀市櫛川95-7-8
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