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フード  |    2024.11.06

富士山とぶどう畑の絶景を眺めながらワインを満喫|「富士山ワイナリー」に「カフェ シゼン」オープン!

自らワインを造りたい、と始めて今では高級日本食店でも人気

静岡県富士宮市の朝霧高原にある、2,000ヘクタールを超える広大な「富士山ワイナリー」の敷地内に、2024年7月、「カフェ シゼン」がオープンしました。
ぶどう畑が地平線まで続き、その先には富士山が真正面に見える迫力の絶景が自慢のカフェです。
もともとは、ぶどう育成から自らワインを造りたいと、日本の老舗ワイン・インポーター「ミレジム」のアーネスト・シンガーさんが始めたワイナリー。

「日本では標高600メートル以上でないとワインに必要な酸がつかないため、2007年に1万本の苗木を使用し、朝霧高原や山梨県山梨市などで伝統的なヨーロッパスタイルの垣根栽培を始めました。試行錯誤の上、初めて垣根栽培でできた甲州ワインは888本。専門家からもクオリティの高さを評価されたことから、2013年にスパークリングワインの製造もスタート。
2019年に『シゼン・スパークリング甲州』をリリースしました。今では、日本を代表する高級日本料理店で扱っていただいています」とシンガーさん。

現在は、「シゼン・スパークリング甲州」のほか、「SAKUYAスパークリングロゼ」「ドメイン・シゼン キュベデュブルデュー」など家飲みにも最適な手頃な価格のワインを販売しています。

ワイナリーツアーや四季のイベントを開催

自分たちの手で生産販売する「富士山ワイナリー」を起ち上げ、さらにワインのファンを増やしたいと、ワイナリーツアーも行っています。1名から参加可能で、ワイナリー見学とテイスティングができます。営業時間は午前10時から午後4時です。事前予約が必要で不定休なため、HPでご確認ください。(見学受付時間10:00~15:00)

また、ワイナリーでは、四季のイベントを開催。春はお花見ピクニック、秋にはぶどうの収穫、冬はワインテイスティング会などを体験することができます。

筆者が参加したのは、この秋の収穫祭。ハサミでぶどうをどんどん摘んでいき約1時間、かごいっぱいになるとワインを造る機械まで運ばれます。

来年には自分の摘んだぶどうでワインができると思うと楽しみも倍増です。収穫のあとは「カフェ シゼン」に移動。ワインとともに朝霧高原豚や野菜でバーベキュー。富士山を見ながら、ワイルドなご馳走に舌鼓。新鮮な食材ばかりのバーベキューは、清々しい空気とともにこの上ないご馳走です。

ほかにも、夏の「蛍 ポップアップツアー」は一度参加してみたいイベント。山梨県山梨市の笛吹川流域に位置する富士山ワイナリーの畑「牧丘3」に夕方から集まり、バーベキューと甲州ブドウ100%のワインを楽しみながら、ほのかに光を放つ蛍の舞を堪能する優雅な宵を体験できます。

未来的なデザインがインパクト満点のビジュアル

「カフェ シゼン」は、広大な野原に忽然と現れる宇宙ステーションのようなインパクトあるビジュアルが印象的。建築家 遠藤秀平氏によるコルゲート鋼板で創り出される屋根の曲線が未来的な美しさを漂わせています。中に足を踏み入れると、一転、優しい木の温もりに癒される空間。
オーナーのシンガーさんが妻のフラワーアーティスト、由美子さん(写真下)と創り上げた夫妻こだわりのおしゃれカフェです。

大きな窓から雄大な富士山の姿を眺めながら、地元シェフによる料理やデザートを満喫。「富士放牧豚の香草パン香焼き」や「ブッラータチーズと井出農園トマトのサラダ」、「クリームブリュレ ヨーグルトクリーム クロワッサン添え」など地元の食材を使った軽食やスイーツもおすすめです。

オリジナルワインをはじめノンアルコールワインや、フルーツのスムージー、地元のクラフトビール、自家製ジンジャーコーラほか静岡産茶葉の紅茶など、合わせるドリンクも充実。店内で行われる無料ワインテイスティングも楽しみの一つです。

また、愛犬や愛猫などのペットも店内に同伴可能。大自然のなかでペットと一緒に遊ぶこともできます。秋のひとときを雄大な富士山の眺めとともにワインとおいしい食事で楽しんでみてはいかがでしょう。

カフェ シゼン

静岡県富士宮市根原宝山498
電話番号: 0544-52-0055

■営業時間:10:00~16:00
年中無休

■交通アクセス
〇新幹線を利用する場合
①新富士駅➤ JR富士駅
②JR富士宮下車➤バス 道の駅あさぎり高原下車
③道の駅「朝霧高原」から徒歩5分

〇東名高速道路を利用する場合
①富士ICで降りる
② 国道139号経由で約45分

〇中央自動車道を利用する場合
①河口湖ICで降りる
②国道139号経由で約40分

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monparis

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