1553年から1564年の12年という長き間、越後の雄将上杉謙信と甲斐の智将武田信玄が争っていました。最大の激戦となった川中島の八幡原で起こった合戦が、川中島の合戦といわれています。
川中島古戦場史跡公園は、信玄・謙信一騎打ちの像を始め、必勝祈願できる八幡社などがあり、歴史好きにはたまらない見どころ満載の公園です。
公園からは近くの山々を見ることができ、また小さな池もあるため自然を楽しむことができます。さらに一部エリアでは犬の散歩ができるので、ペットと一緒に散歩をしている人もいます。
歴史を堪能しつつ、公園の自然を楽しむことができるため、地域の人に愛されている公園です。ちなみに公園は30分程度で1周することができる広さです。
本記事では、川中島古戦場史跡公園の魅力を解説していきます!
猛々しい!信玄・謙信一騎打ち像に目を奪われる
一番のみどころは、やはり「信玄・謙信一騎打ち像」でしょう。
八幡原を拠点とする武田軍と妻女山を拠点としていた上杉軍がにらみ合いお互い様子を伺っている最中。上杉謙信が不意をついて、一騎(単騎)で武田軍に攻め込み武田信玄に愛刀「小豆長光」を振りかざした。信玄は軍配で太刀を受け止めようとした。
まさにその瞬間を銅像にしたのが「信玄・謙信一騎打ち像」である。
銅像を間近に見ることができ、焦った表情をした信玄と口を真一文字に結んだ謙信の表情をまじまじと鑑賞することができます。
猛々しく今にも動き出しそうな迫力に、目を奪われて一瞬動けなくなります。私の近くで母親と鑑賞していた小さな男の子は「こわい」と言い、すぐに離れて行ってしまいました。
大迫力の一騎打ち像は、必ず鑑賞すべきスポットです。
上杉軍・武田軍の軍旗にも意味があった
上杉軍の軍旗「毘」と「龍」の旗。「毘」は謙信が信仰した毘沙門天を意味しています。毘沙門天の加護のもと、勇住邁進し、水火も辞さない勇気を示したと言われています。
「龍」は乱れ龍を意味し、突撃の際に真っ先に押し立てて進んだ「突進用軍旗」である。
上杉謙信の勇猛果敢さを象徴しており、戦わずして敵に恐怖心を誘発したと言われています。
一方、武田信玄像のすぐ後ろに青色の旗「風林火山」が立てられています。
「疾きこと風のごとく、徐かなること林のごとく・・」と有名な文言が書かれています。
武田軍は戦国時代の最高峰と言われた軍隊運用術を駆使していました。武田信玄の優れたマネージメント力は、後の戦国武将にも影響を与えたと言われています。
負けられない戦いがある!強運必勝にご利益ある八幡社
八幡社は強運必勝・厄除・交通安全・安産などのご利益がある神社です。特に必勝祈願される人が多く、受験や大会などにご利益があります。
長野の学生さんが北信越大会の勝利やバスケットのリーグ優勝などを祈願されていました。
中には人生の勝負事がうまくいくように「就活がうまくいくように」など祈願されています。人生の節目、受験や就職、大事な大会など絶対に勝ちたいことがある人は是非祈願しましょう。
まとめ:歴史を堪能しつつ、お散歩もできて地域の人に愛されている川中島古戦場史跡公園
信玄・謙信一騎打ちの像のような戦国時代の激しい合戦を肌に感じつつ、公園の自然を堪能できる川中島古戦場史跡公園は魅力がたくさんあります。
公園内にはため池の上を散歩できるように整備されています。子ども達は大喜びではしゃいでいました。さらに博物館やプラネタリウムもあります。
長野インターチェンジや長野ロイヤルホテルの近くにあるため、観光の1つに組み込みやすいスポットになっています。ぜひ勇猛果敢な信玄・謙信の一騎打ち像を見に来てください。
アクセス
- 長野インターから車で5分
- アルピコ交通バス JR長野駅(善光寺口)3番のりばから古戦場経由松代行きで川中島古戦場下車すぐ(乗車時間約20分)
- 駐車場無料