Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンをキュレーションする地方創生メディア

スポット  |    2023.11.22

わいんちの子育ち広場とママパパ専門整体院|徳島県阿南市

遊び場で走り回ってはしゃぐ子どもたちと、少し離れたところでおしゃべりしているママ・パパたち。

徳島県阿南市の「わいんち」には、子どもたちがのびのびと遊べて、大人たちにもうれしい憩いの場があります。

「赤ちゃんからじじばばまで集まって、笑顔で元気に健康になれる居場所をつくりたい」と話すのは、わいんちのオーナー西條慈史(さいじょう・しげふみ)さん。

柔道整復師の国家資格を持ち、整体院を営む一方で3児のパパでもあります。

今回、そんな西條さんに子育ち広場をつくった経緯や、わいんちで叶えたい夢について伺いました。

インタビューを通して見えたのは、子どもたちの笑顔が大好きな“行動派パパ”の姿でした。

多目的施設わいんち「みんなの第2の家に」

阿南市立中野島小学校のすぐ向かい側。

わいんちは2階建ての施設です。

1階には接骨院や整体院、エステ。2階には子育ち広場、公文式。1階と2階にまたがってジムが併設されています。

慈史さんは2023年8月1日に「わいんちの整体院」、同年9月10日に「わいんちの子育ち広場」をオープンさせました。

西條接骨院とジムは慈史さんの父・誠人さん、エステ「健美館」は母・敬子さん、公文式は妻のまどかさんがそれぞれ運営しています。

わいんちのフロアマップ
わいんちのフロアマップ

徳島の方言・阿波弁の「わいんち」は「わたしの家」という意味です。

わいんちのコンセプトは『いつでもふらっと、おかえりなさい』。

「赤ちゃんからじじばばまで、みんながわいんちに帰ってきて笑顔で元気に健康になって、また次の日を楽しく迎えられるようになってほしい。そんな第2の家のような居場所として、親しんでもらえたらうれしいです」(慈史さん)

わいんちの子育ち広場「ないなら作ったらええやん」

2階の「わいんちの子育ち広場」にある遊具やおもちゃは、30種類以上。

お手洗いはもちろん0〜2歳専用スペースもあり、カーテンで仕切られている授乳&おむつ替えスペースには、おむつやおしり拭きまで完備されています。

3人のお子さんがいる慈史さんは、阿南市に遊び場が少ないと感じていたそうです。

「妻と『遊び場をつくってくれたらええのにな』という話をよくしていたんです。それなら思い切って、つくったらええやんとなって子育ち広場をオープンしました」(慈史さん)

3児のパパとして「大人より子どもの方が優れている」との考えを持つ慈史さん。

「子どもは知識がなくても勝手に言葉を話せるようになるし、記憶力も優れている。大人は『こうしてね』と言われても、なかなかできないんですよね。子どもには、必要以上に干渉しなくてもいいと思うんです。安全に注意して見守るだけでいいんです」(慈史さん)

育てるのではなく、育つのを見守る――。

「『子育ち広場』と名づけたのは、“子育て”じゃなくて“子育ち”の方が合っていると思ったからです。育児で病む人が多い。病むと子どもに当たったりする人が多いので、息抜きとしてわいんちを使ってもらえたらと思います」(慈史さん)

わいんちのママ・パパ専門整体院

慈史さんは国家資格の柔道整復師を取得後、10年間で4万人以上の施術を行ってきた実力者です。

「わいんちの整体院」には、主に20代後半から40代、産後の骨盤のゆがみや子育て中の腰痛・肩こりに悩む方が多く来院されています。

慈史さんの根底にあるのは「子どもたちを笑顔にしたい」という想い。

「子どもたちのために何ができるかと考えた時に、ママとパパが笑顔だったり、元気だったりしたらうれしいんじゃないかなと思ったんです。子どもたちの笑顔のためにママパパ専門整体院として、来院してくれた方が笑顔で元気に健康になるための支えになれればと考えています」(慈史さん)

わいんちの整体院では、身体全体のバランスを無理なく整えることで痛みを軽減・消失する「スパイラルテーピング療法・スパイラルバランス療法」がベースとなっています。

特化するのはマタニティや産後、育児などで負担のかかった身体への施術です。

丁寧なカウンセリングから始まり、優しい雰囲気のなかで不調を見抜く確かな知識と高度なスキル。

「身体が楽になって、思いどおり動けるようになった」と喜ぶママとパパの口コミで認知が広がっています。

子ども食堂「わいんちの食卓」ボランティアスタッフ募集中(提供:慈史さん)

慈史さんは「子どもたちを笑顔にするため、そして、ママとパパの笑顔を支えるため、自分にできることは何か考え続けている」と言います。

わいんちでは子育ち広場やママパパ専門整体だけでなく、ベビーマッサージ教室や親子で参加できる骨盤ケア教室、子ども食堂なども定期開催中。

「僕が自由に生きているタイプの人間だと思うので、わいんちに来てくれた人に『こうしましょう』と考えを押しつけることはしません。僕も勝手にするから、共感したら遊びに来てくれたらいいし、身体のケアをしに来てくれたらいい、という方針です。子どもたちにも自分がいいと思ったものを大切にして、自由に生きてほしい」(慈史さん)

いつでもふらっと、おかえりなさい

わいんちで叶えたいのは、赤ちゃんからじじばばまで集まって、笑顔で元気に健康になれる第2の家。

「体をメンテナンスするところが整体院だったら、体を治すところが接骨院。体を癒すところがエステで、体をつくるところがジム。そして、体が育っていくところが子育ち広場。いつでもふらっと、わいんちに帰ってきてもらえたら。そういう居場所になれることが喜びです」(慈史さん)

続編の記事では「わいんちの子育ち広場で遊んでみた」レポートをお届けします。

わいんちに行ってみたいけれど、いきなり一人で行くのは不安……という方の参考になれば幸いです。

わいんちの情報

「わいんち」

住所:徳島県阿南市上中町中原125−1
WEBサイト:WEBサイトへ
Instagram:Instagramへ
駐車スペース:16台完備

『わいんちの子育ち広場』
営業時間:9:00〜18:00(日祝17:00まで)
定休日:不定休

『わいんちの整体院』
電話番号:070-2433-2864
営業時間:9:00〜18:00(完全予約制)
定休日:不定休(Instagramをご確認ください)
Instagram:Instagramへ

地図

阿南駅から車で約10分

記事をシェアする

この記事を書いた人

尾崎 ゆき

インタビュアー/ライター。ジャンルは哲学、地方創生、採用など。出身地は広島県。趣味は剣道と分子栄養学。阿南市の職人さんやこだわり強めのお店、愛情の注がれた商品をたくさんの人に届けたい。

関連記事