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建物  |    2024.02.12

歴史と自然の優雅なる調和、横浜山手西洋館「エリスマン邸」をめぐる至福のひととき|横浜・元町

横浜というと開港以来、多くの外国人が住んだ街。みなとみらい方面は開発が進み、新しいビルが増えている一方で、関内・石川町エリアには、歴史的な建物が数多く残されています。

なかでも、元町から山手エリアにかけては、かつて外国人が居留していた面影を残す建物が集まっており、横浜を観光するうえでは外せません。

今回は、異国情緒あふれる建物が並ぶ、横浜山手西洋館のひとつ「エリスマン邸」を紹介していきます!

横浜山手の西洋館「エリスマン邸」って?

パステルグリーンのおうちがかわいいです

「エリスマン邸」は、みなとみらい線「元町・中華街」駅から徒歩8分、元町公園内にあります。「横浜山手西洋館」とは、山手地区にある7つの歴史的な建物のこと。

マップは各西洋館でゲットできます

横浜山手西洋館の7つの建物は3つのエリアに分かれているので、ポイントごとに観光できます。各エリアで拝観できる洋館を紹介します。

・元町公園エリア 「エリスマン邸」、「べーリックホール」、「山手234番館」
・山手イタリア山庭園エリア 「外交官の家」、「ブラフ18番館」
・港の見える丘公園  「横浜市イギリス館」、「山手111番館」

横浜山手西洋館は、横浜市の建物で公益財団法人横浜市緑の協会が管理。無料で拝観できます。

エリスマン邸への入り口

横浜山手西洋館は3つのエリアに点在していますが、歩いてまわれることもあって、多くの観光客の方が訪れています。最近では、特にアジア系外国人の方に大人気だそう。

「エリスマン邸」だけでなく、山手の西洋館は小高い丘の上に建てられているので、眺望がよいことも特徴です。「エリスマン邸」の邸内は記念撮影程度であれば撮影も可能なので、旅の思い出に映えショットも撮影できますよ。

知るとより楽しめる「エリスマン邸」の歴史

カフェの入り口の右にはエリスマン氏の写真も

「エリスマン邸」は、1925年(大正14年)から1926年(大正15年)にかけて建てられた邸宅。住んでいたのは、スイス人で貿易商として来日したフリッツ・エリスマン氏。

もともとは山手127番地に建てられたのですが、1982年(昭和57年)にマンションを建築することになり、解体されました。その後、1990年(平成2年)に元町公園内に復元され、2001年に横浜市認定歴史的建造物に選定されています。

家主のフリッツ・エリスマン氏は1940年(昭和15年)に亡くなるまで日本で暮らし、横浜外人墓地にお墓があるそうです。

広々とした食堂兼居間

設計は、チェコ人の建築家アントニン・レーモンド氏が担当。アントニン・レーモンド氏は、世界的建築家、フランク・ロイド・ライト氏が帝国ホテルを建築するにあたり、助手としていっしょに来日。

その後、日本で独立しました。

入ると左側に階段があります

「エリスマン邸」は、アントニン・レーモンド氏が独立して間もない頃に造られたもので、師匠でもあるフランク・ロイド・ライト氏の影響を深く受けているとも言われています。

各部屋の照明もおしゃれ

「エリスマン邸」・館長の小名さんによると、「エリスマン邸」は建築や設計などのお仕事をされている方も見学や研修に来られるそう。建築を学ぶうえでも重要な建物となっています。

映える写真が撮れる、ノスタルジーを感じる空間

2階も広々

地上2階、地下1階建ての「エリスマン邸」。1階には喫茶室「Café Ehrismann(カフェ エリスマン)」と食堂兼居間、応接室とサンルーム。2階には、かつて寝室だったところに資料が展示されています。他には、浴室も見学できますよ。

窓が大きな明るい浴室

なかに入るとダークブラウンの落ち着いた木目調の壁や床が目に飛び込んできます。

かわいい公衆電話は使用可能

2階のベットルームを改装した資料室には横浜・山手の写り変わりや「エリスマン邸」の模型、山手エリアのジオラマなどが展示されています。

居室はゆったりした造り

窓からは、元町公園の緑豊かな風景のなかに横浜マリンタワーが見えます。エリスマンさんご一家は、この家でどんな生活をしていたのか、想像するのも楽しいですよ。

光があふれるサンルーム

1階の食堂兼居間、応接室、サンルームと、空間が区切られてはいますが開放的。

大きな窓から光が降り注ぎ、日差しのぬくもりが感じられます。設計を担当したアントニン・レーモンド氏の才能が垣間見られますよ。

横浜マリンタワーも見える!

展示されている家具は、復元されたものだそうですが、アントニン・レーモンド氏がデザインしたもの。

復元された家具は現代でも通じるルックス

「エリスマン邸」は、アントニン・レーモンド氏が独立して間もない頃の作品で、師匠でもあるフランク・ロイド・ライト氏の影響を受けていると言われています。

イスの背もたれが六角形になっているなど、現代にも通じるおしゃれ感ある家具や居室です。

まとめ

展示されているパーツたち

「エリスマン邸」は、横浜・山手に7つある西洋館のひとつ。スイス人貿易商・フリッツ・エリスマン氏の邸宅として建てられました。設計は、「近代建築の父」とも言われる建築家、アントニン・レーモンド氏によるもの。

大正時代の名残を感じさせる建物は、近隣にお住まいの方だけでなく、多くの観光客を魅了しています。

居間に置かれたピアノはコンサートでも使用されている

また「エリスマン邸」では、年間を通じてイベントを開催。邸内では、コンサートや絵画や写真などの展示会なども開かれているそうです。詳しくは公式ホームページをチェックしてみてください。

横浜に来られた際は、西洋館めぐりを観光コースに入れてみてはいかがでしょうか。異国情緒が感じられるだけでなく、映えるショットも撮影できますよ。

お近くに来られた際は、横浜山手西洋館「エリスマン邸」にぜひ、行ってみてくださいね。

横浜山手西洋館・「エリスマン邸」
住所:神奈川県横浜市中区元町1-77-4
アクセス:みなとみらい線「元町・中華街」駅、6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩8分
TEL: 045-211-1101 
開館時間:9:30 ~17:00
定休日:第2水曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
ホームページ:公益財団法人横浜市緑の協会
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この記事を書いた人

chillco

神奈川県横浜市在住。生まれも育ちも横浜のWebライター。旅・酒・食・音楽がテーマ。訪れた国は25か国を超える。お酒やグルメ、スィーツ、イベントなど地元・横浜の魅力を発信していきます!

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