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スポット  |    2024.08.08

剣山の玄関口、道の駅貞光ゆうゆう館へ!絶品熟成阿波尾鶏と地元の魅力を堪能|徳島県美馬郡つるぎ町

徳島県初の道の駅として登録された『道の駅 貞光ゆうゆう館』は、剣山登山の拠点として、また徳島県内東西の往来における重要な休憩所として、多くの人々に親しまれています。

今回は、『道の駅 貞光ゆうゆう館』内で熟成阿波尾鶏を使ったメニューを提供しているレストランと、貞光ゆうゆう館のご紹介です!

舌鼓を打つ絶品グルメ!熟成阿波尾鶏が主役の自慢のメニュー

筆者が注文した「にし阿波御膳」は、鉄板焼きに火が通るのを待つ間、半田そうめんのサラダやそば米雑炊を楽しめる贅沢な一品です。
そば米雑炊にも鶏肉が入っていて豪華です!地元では根菜が入っていて、そちらも素朴でとても美味しいですよ。
熟成阿波尾鶏の適度な歯ごたえってこれか!と分かる弾力のあるお肉で旨味が凝縮されています。
もも肉の脂っぽさがあまり感じられないのは、たれがおろしポン酢だからでしょうか。

にし阿波御膳

みんな大好き唐揚げ定食!唐揚げ定食は間違いない!!
阿波尾鶏の唐揚げ定食ではむね肉を使用していますが、1個1個がとっても大きいです!見てくださいこのボリューム!
熟成阿波尾鶏のむね肉なので、さっぱり感と柔らかさが感じられます。

阿波尾鶏の唐揚げ定食

ゆうゆう御膳はとにかく豪勢!!アメゴの塩焼きや自家製の豆腐、半田そうめんや徳島県産のあきさかり米で、地元の味をお腹いっぱいに満喫できます。

ゆうゆう御膳

鉄板焼き定食はシンプルながらも熟成阿波尾鶏と半田そうめんの両方を楽しめるメニューですが、たれが3種類あるので味変しつつ食べ進められます。

鉄板焼き定食

29年の歴史を紐解く!剣山登山口の道の駅支配人に聞く

「『道の駅 貞光ゆうゆう館』は今年で29年目で、平成7年のオープンから勤務し、平成15年から支配人を務めています」と話してくれたのは、ゆうゆう館の支配人である見定 広明さん。

「ここは元々は貞光町で、平成の大合併で平成17年(2005年)につるぎ町になりましたので「貞光」は名残です。『ゆうゆう館』とは、「遊ぶ」の「ゆう」と、貞光川は「木綿麻川(ゆうまがわ)」と呼ばれている事からの『ゆうゆう館』なんです」と、名称について教えてくれました。

木綿麻とは、文字通り「木綿(ゆう)と麻」で阿波忌部が木綿(織布)となる穀(かじ)と麻を植えた事からきているそうです。
地名の由来、調べてみると興味深いものが多いですね、知的好奇心がくすぐられます。

「徳島県内の登録が1番目で、平成6年(1994年)でした。平成7年(1995年)11月1日にオープンして以降『剣山の登山口の道の駅』であり、徳島市と池田(三好市)の中間地点としても多くの方が利用されます。
ここからだと剣山は車で1時間20分ぐらいですね」と話してくれました。

地元の味覚満載!ゆうゆう館レストランの人気メニューと季節の逸品

「当レストランの人気メニューは熟成阿波尾鶏と半田そうめんです。ゴールデンウィークにはこの二つが特に人気で、準備していた在庫が完売するほどの盛況でした。
鉄板焼きはオープン当初からのメニューですが、熟成阿波尾鶏を使ったメニューは平成16年(2004年)頃から導入しました。これは阿波尾鶏の出荷羽数が日本一になった時期と重なり、印象深く覚えています。

冬季限定(11月~3月)で提供していた佐渡ヶ嶽部屋監修の『特製ちゃんこ鍋定食』も好評でした。大ぶりの熟成阿波尾鶏が入った塩味のちゃんこ鍋は、体が温まる絶品メニューでした。

20名のスタッフが働いており、豆腐やジェラートなどは自家製で手作りしています。

夏季には3階を『そうめん館』として活用し、土日祝祭日限定で半田そうめんを提供しています。
かまあげそうめんやぶっかけそうめん、さらにはそうめんジェラートが人気です。ぜひ夏季にお越しください」と、見定さんは語ってくれました。

幻の花を求めて!キレンゲショウマ観賞バスツアーの人気秘話

「ゆうゆう館の利用は外国の方よりも日本国内のお客様が多い印象です。次が台湾からでしょうか。
トンネルなどの整備でアクセスが良くなった事もあり、観光バスも美馬ICから降りてきます。

観光バスといえば、平成11年(1999年)に放送されたNHKドラマ「天涯の花」の劇中に出たキレンゲショウマを見に行くバスツアーがあったのか、その頃はひっきりなしにバスが来ていましたし、登山客も多かったです」

キレンゲショウマ!2023年4月~9月に放送された連続テレビ小説「らんまん」でも、第20週のサブタイトルに使われていましたね!
黄色い釣鐘状の花が咲く、レンゲショウマに似た黄色い花で絶滅危惧種Ⅱ類に入っています。
レンゲショウマは「蓮華升麻」と書き、花を蓮に葉を升麻(サラシナショウマ。漢方に使われる)に見立てた事からの名づけだそうです。

地域に根ざした多目的施設!ゆうゆう館の多彩なサービスを紹介

「ゆうゆう館は1階に法要などに使える和室、イベントや研修などに使える洋室があり、近隣地域の人がよくご利用になられます。
コロナ禍が落ち着いた辺りでは、法要が多かったですね。

目の前の道路を挟んだ堤防にはパークゴルフ場があり、入場料とプレイ料金やクラブのレンタル料金などが無料なので気軽に始められます。会員は100人ぐらいいますね。今日も楽しまれている方々がいらっしゃいます。
敷地内にも3on3コートやテニスコートがあります(要予約・有料)。

また、道路からもよく見えるシンボルタワーは展望台で、空気が澄んでいる日は剣山も見えますよ!」と話してくれました。
展望台の螺旋階段を上るのはまるで灯台のようで、まさに地域を照らすシンボルですね!

お土産選びに迷わない!地元特産品が勢揃いの物産館ガイド

見定さんが物産館を案内してくれながら「物産館にあるお土産は、熟成阿波尾鶏の冷凍の鍋セットや焼き肉セット、スペアリブなどがあります。
地元の主婦の方々も旦那さんの晩酌用にと買っていく事が多いです。レンチンですぐにできるしおすすめです!

最近は民泊や農業体験の入離村式後に中高生が買い物に来る事が増えたので、中高生が買える価格帯のものも置くようになりました。
お土産は地元の洋菓子屋さんの『イルローザ』の『マンマローザ』、和菓子屋さんの『日之出本店』の『ぶどう饅頭』や『ハレルヤ』の『金長まんじゅう』などを中心に四国限定の銘菓とお菓子。
半田そうめんや熟成阿波尾鶏も物産館で買えますし、地元で採れた新鮮な野菜もあります。
お酒好きには地酒も取り揃えてありますよ!」と説明してくれました。

同じフロアに観光案内所もあり、選任のスタッフさんが丁寧に案内してくれます。

更に、何より筆者が良いなと思ったのは「mamaro」です!!
特許を取得した完全個室のベビーケアルームで、授乳もおむつ替えも着替えも、離乳食を食べさせる事もできるそうです。
外側にベビーカー固定バーがあったり、中は荷物フックはもちろんコンセントもあり、小さなお子さん連れの移動の際にあったら良いなが詰め込まれています!

熟成阿波尾鶏と地元の味を堪能!今すぐ訪れたくなる道の駅貞光ゆうゆう館

見定さんは「ゆうゆう館には、つるぎ町はもちろん徳島県全体の情報が集まってきます。そのため、訪れる方々に幅広い情報を提供できるんです。どうやら何でも分かっているイメージを持たれているようで、頼ってもらえるのは有り難いですね。熟成阿波尾鶏を提供している御縁もあり『貞光食糧工業さんと共に』という思いもあります」と締めくくってくれました。

熟成阿波尾鶏のメニューを中心にご紹介した「道の駅ゆうゆう館」、いかがでしたか?
ぜひ、熟成阿波尾鶏を食べに足を伸ばしてお越しくださいね!

道の駅 貞光ゆうゆう館

〒779-4101 徳島県美馬郡つるぎ町貞光字大須賀11-1
TEL:0883-62-5000
定休日:水曜日
レストラン 8:30~11:00(モーニングタイム)
      11:00~14:30(ランチタイム)
      14:30~18:00(軽食タイム)
物産館 8:30~18:00(3月下旬~11月下旬)
    8:30~17:30(12月上旬~3月上旬)
HP】【Instagram

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この記事を書いた人

犬山 涼

名前:犬山 涼 (犬が書いてます) 四国のへそ在住ライター。探究心のままに幅広いジャンルで執筆、四国の「知る人ぞ知る」ならお任せあれ! まだまだ知られていない「人・事・物」をお届けします。 珈琲豆の自家焙煎・販売も行っています。ご購入は各種SNSまで。     ↓「記事一覧」を押していただくと、各種SNSのリンクあります♪ ↓

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