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スポット  |    2024.08.09

青森県と共に生きる「浅虫水族館」・大人も子どもも楽しめるお出かけスポットの魅力を大公開!

三方を海で囲まれた自然豊かな青森県。その青森県の海を再現した浅虫水族館は、県庁所在地・青森市に位置しています。飼育・展示数は約300種8,000点。県内唯一の水族館として長年愛され、昨年40周年を迎えました。

私が生まれる前からあり、昔から変わらず大好きな定番のお出かけスポットです。今は自分の子どもを連れて行くようになったなんて、なんだか感慨深いものがあります。

幼児の入園料は無料。週末は小さな子供連れのご家族がとても多い印象です。また、一般・高校生は通常1030円なのですが、年間パスポートはなんと2610円!3回行くと元が取れるので、破格のお値段ですね。我が家は子供たちと頻繁に訪れるので、夫婦共に年間パスポートを持っています。毎回大はしゃぎする子どもたちを見ていると、料金的にも子連れに優しいスポットは大助かりです。

正面には浅虫水族館のアイドル・ここるちゃんと仲間たちが描かれた絵が飾られています。こちらは、青森県が誇るアーティスト・GOMAさんとのコラボ作品です。ご自身も小さい頃から訪れているとのこと。故郷を大切に思う方の力作が館内のあらゆる場所に飾られています。後ほどご紹介するのでお楽しみに!

また、来館の記念におすすめしたいのがこちら。

思い出に一枚いかがでしょうか。我が家は必ず子供たちが並んで写真を撮ります。いつ、誰と来たのか、成長を見返すきっかけにもなりますね。引きで撮るとバックにGOMAさんのアートも写るので、より一層、青森らしさが感じられておすすめです。

ワクワクしてきたところで、早速、中に入ってみましょう。

青森県に触れる旅へ出かけよう!

まず、出迎えてくれたのがウミガメです。暖かい地域に生息しているウミガメですが、青森県では衰弱した個体が発見されることがあるそうで、こちらは、県内で保護されたアカウミガメとアオウミガメになります。人によってつながった命が、来館者を真っ先に喜ばせてくれるなんて素敵なご縁ですね。

次はむつ湾の海を再現したコーナーへ。

写真右奥は、むつ湾で行われているほたての養殖です。八甲田山系と白神山地の深いブナ林から清らかに流れてくる水は、栄養豊富な植物性プランクトンを豊富に含んでいます。それを食べて育った稚貝がエサとなり、プリプリ食感のほたてになります。

生のお刺身で食べるのも美味しいですが、おすすめは郷土料理「貝焼きみそ」。

濃いめの味つけなので、ごはんとの相性は抜群です。鮭の肴としても合うので、県内の郷土料理を提供するお店では定番メニューとなっています。絶品なので、観光の際にはぜひご賞味ください。

こちらは津軽海峡の巨大イカです。青森県はイカの漁獲量が全国一位なので、イカは身近な存在です。私も大好きですが、これは遠慮したい……。と思っていたら、食用には適さないそうです。ちょっとだけ安心しました。

トンネル水槽で海の中をプチ体験!

続いて、長さ15mにもなるトンネル水槽です。気分はまるで海の中。海の仲間たちが上も右も左も自由に泳いでいます。私はいつもここを通ると、ターゲットを一匹定めて、しばらく目で追いかけてしまいます。今回はサメに決めましたが、あまりに素早くて見失いました。やっぱり海のハンターには勝てません。

息子はエイに夢中でした。昔は「顔が怖い」と言っていたのですが、何度も来るうちに慣れたみたいです。ちなみに、目に見える部分は実は鼻の穴で、本当の目は反対側にあるそうです。

数えきれないほどたくさん泳いでいて、似ているようで違って見えたり、なかなか見分けがつかない海の仲間たち。漁師さんや釣りが趣味の方はスパッと答えられるのかな、と羨ましく思いながら青の世界に癒される、幸せな時間。来館のたびに少しずつ覚えたいと思っていますが、道のりはまだまだ遠そうです。

ダイナミックな動きを見せてくれる海獣館へ!

トンネルを抜けて道なりに進んでいくと、海獣館に到着です。

まずは、ゴマフアザラシとゼニガタアザラシを発見!

くりんとした目もさることながら、丸みを帯びたフォルムも抱き着きたくなるほどかわいいです。重なって泳ぐ様子がじゃれあっているようでほっこりしますね。

次はフンボルトペンギン。この日は特にサービス精神旺盛で、物凄いスピードで駆け抜けてくれました。飛べない鳥の素早い泳ぎは圧巻です。各々にちゃんと名前があるので、答え合わせするのも楽しそうです。

キタオットセイも人馴れしているのでしょうか。まるで「いらっしゃい!」と手招きしているように見えます。広い水槽を気持ちよさそうに泳いでいました。海獣館では不定期開催ですがお食事タイムがあります。遭遇できたらラッキーですね。

海獣館の通路には、文頭でご紹介したGOMAさんとのコラボ作品があります。「I LOVE ASAMUSHI」の文字が県民として嬉しいです。

また、撮影スポットも近くにあります。ビッグサイズのここるちゃんと顔はめパネルです。記念に一枚、お忘れなく!

見て、触って、刺激を受けるタッチコーナー!

2階に移動してきました。熱帯淡水魚のいる水槽を眺めながら歩いた先は、磯の生き物たちと触れ合えるタッチコーナーです。ヒトデやホタテ、カニなどがいて、絵本や図鑑で見たことのある生き物たちがたくさん並んでいます。

ちょんちょんとつついてもいいですし、しっかり持ってもOK!ぎゅ~っと握っている男の子もいましたよ。様々な感触と予測不可能な動きをする生き物たちに、たくさんの子どもたちが大はしゃぎで楽しんでいました。すぐそばに手洗いコーナーがあるので、気軽に触れ合うことができます。

タッチコーナーと向かい合いように、GOMAさんのウォールアートが飾られています。カラフルで大きなクラゲが目を引く超大作です。近づくと、感嘆のため息が出るくらい、細かな作業に驚かされます。記念撮影をされる方もたくさんいましたよ。

一体感を味わえる、大人気のイルカショーを楽しもう!

それではおまちかね!最後はみんな大好き・イルカショーです!

始まるまでは全体が隠されていますが、カーテンが開くとそこには水量が700トンも入る巨大なプールがあります。1年を通じて開催されていて、観覧席は約400名が収容可能です。階段になっているのでどの角度からもパフォーマンスを見ることができます。

10時開始のショーのために、30分前に着席しました。早すぎかなと思ったのですが、この日は日曜日だったこともあり、続々とお客さんが入ってきて、10分前には席がほどんど埋まる事態に!立ち見のお客さんもいらっしゃるほどでした。

始まりました!テーマは「WA」。つながりの『環』を大切にするという意味が込められています。

知能指数の高いイルカが繰り出す技は、細かさも豪快さも兼ね備えていて、会場は拍手と歓声が鳴りやみません。中段に座っていましたが、それでも十分すぎる迫力。津軽三味線の演奏に合わせたパフォーマンスは圧巻です!

この日はイルカの投げたボールがこちらへ飛んでくる奇跡も起きました。息子が上手に返して、大好きなイルカとコミュニケーションをとれたことに感動した様子。ボール経由で水滴が顔についても、それすら嬉しいのか満面の笑みを見せてくれて、とても貴重な経験ができました。

また、浅虫水族館ではトレーナー目線でご覧いただける、日本唯一のイルカパフォーマンススペシャルシートが設けられています。至近距離でイルカの演技が見られるので大人気!各回1組限定で5人まで可能。別途料金は発生しますが、普段とは異なる視点で楽しめる貴重なサービスです。ぜひご検討ください。

大満足のイルカショーのあとは、いるか館に向かいました。

自由に泳いだり、のんびりと仲間とたわむれる姿は、いつまでも眺めていられます。いるかがお腹を出すのはリラックスしている証拠だそうです。

ここで最後だと知っている子どもたちはなかなか離れようとしません。何回も何回も、いるかがそばに来てくれるの待っていました。それだけ水族館は楽しい場所。大人だって何度きてもワクワクするのですから。

浅虫水族館は青森県の宝。

ゆっくりと館内を巡り、イルカショーを堪能して、1時間半の滞在となりました。帰りの車内で、楽しそうに話す子どもたちを見ていると、連れてきてよかったなといつも心があたたかくなります。

こういう瞬間に特に思います。浅虫水族館は、青森県の宝だということを。県民に愛され、県民を愛してくれている。三世代で来館されている光景をよく目にするのもその証拠です。青森県に触れ、青森県を知り、もっともっと好きになる。そんな浅虫水族館を、まだまだ青森県を知らない方々にもぜひ見ていただきたいです。

平日はわりとゆっくりできますが、土日祝日や連休は混みますので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。完全屋内で天気を気にせず楽しめるので、お近くにお越しの際は足を運んでみてください。

施設情報

青森県営浅虫水族館
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:年中無休
住所:〒039-3501 青森県青森市浅虫馬場山1-25
アクセス:浅虫温泉駅から徒歩10分
電話番号:017-752-3377
駐車場:423台(乗用車398台・身障者専用15台・バス10台)
料金:一般・高校生 1030円/小・中学生 510円/幼児 無料
   (団体料金など、各種割引ございます)

【ホームページ】
https://asamushi-aqua.com/

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この記事を書いた人

aohi

生まれも育ちも青森県。故郷を愛してやまない2児ママライターです。青森県の良さを全世界に発信したくて活動中。現在はフリーランスでデザイナーもしております。「どうせ悩むなら好きなことで悩みたい!」をモットーに、一度きりの人生なので好きなことを仕事にすると決めました。人のあたたかさ、魅力的な場所、ホットなイベントなど、たくさんご紹介していきます。多方面から青森県に関わりたいです!

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