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スポット  |    2024.07.04

ホッと一息つけるおもてなし!愛知県豊橋市の和雑貨屋「四季彩堂」

可愛らしく温かみのある和雑貨が魅力的なお店。愛知県豊橋市にある『四季彩堂(しきさいどう)』は、日本の伝統的な工芸品や季節ごとの美しい和雑貨を取り揃えています。

和の雰囲気づくりにもこだわりがあり、訪れるだけで心が癒されるような場所です。そんな四季彩堂の魅力やこだわりについて、常務取締役の宮本さんにお話をうかがいました。

季節ごとに変わる四季彩堂のラインナップ

『四季彩堂』という名前のとおり、季節の節句や行事に合わせて商品のラインナップが入れ替わります。例えば、おひなさまや七夕のように、四季折々のデザインを楽しめるような雑貨も豊富です。

どこか懐かしい雰囲気を感じさせるようなデザインは、童心に返ったような温かい気持ちを思い出させてくれます。

(画像提供:四季彩堂

「夏の暑い時期には、涼やかなガラス食器が欲しくなりますよね。でも、陶器の種類も豊富なんです。冷茶を飲みやすい材質や形状の湯飲みも見つかりますよ」(宮本さん)

店内のディスプレイには、おしゃれな食器がズラッと並んでいました。一つひとつに作り手さんのこだわりがあり、お気に入りの一品を選ぶのに悩んでしまいますね。

また、生活雑貨だけでなく、季節に応じた食品も取り扱っています。

「お客様がその季節に求める商品を提供するため、夏にはそうめん、冬にはそばなど、旬のものを揃えておくことも大切にしています」(宮本さん)

食品のディスプレイを眺めてみると、めずらしい「ご当地品」も見つかりました。地元のスーパーでは見られない「日本各地の美味しいもの」を探しに行くのもおすすめですよ。

作り手さんの想いを込めた四季彩堂のこだわり

おもに生活雑貨を取り扱っている四季彩堂は、とくに商品の素材にこだわっています。天然の綿やシルクなど、できるだけ化学繊維のものを選ばないように心がけているそうです。

「仕入れの際には、現地へ足を運んでいます。現場を見させていただいたり、作り手さんと直接お話をさせていただいたりしています。だからこそ、店内に並ぶ商品は、どれも高品質で作り手さんの想いが詰まったものばかりです。自信をもってお客様におすすめできるものをセレクトしています」(宮本さん)

富良野のうちヒビガラス

北海道の富良野で作られている「うちヒビ」と呼ばれるガラス。ガラスが三層構造になっており、内側に入っているヒビが特徴的です。

温かい飲み物や冷たい飲み物を入れて繰り返し使っていくと、ヒビが「成長していく」というユニークな特性もあります。

「ヒビが増えていくにつれて、ダイヤモンドダストのように綺麗な輝きが見られるんですよ。ちなみに、ヒビは内側にしか入らないので、割れずに安心して使えます」(宮本さん)

足の悩みを解消する靴下も人気

足の悩みを抱えている女性には、履き心地やちょっとした工夫が施された靴下も人気。

足を研究してつくられた靴下(写真右)には、締め付け部分にサポーターのようなゴムが付いています。実際に履いて歩いてみると、自然に足が進んでいくような感覚を得られるそうです。

また、先端部分が二股に分かれた靴下(写真左)は、指先が破れにくいように少し厚みがあります。口ゴムが緩めに作られているので、締め付けによるむくみが気になりません。

そうめんの概念が変わるほどの細さ

奈良県の伝統製法によって作り出される「三輪そうめん」。一般的なそうめんと比べてみると、その細さに驚かされました。

外箱に入っている商品は、その細さゆえに梱包しないと折れてしまうそうです。しかし、30秒で茹で上がるほどの細さでありながら、しっかりとしたコシのある食感を楽しめます。

「現地の人から話を聞きながら三輪そうめんに出会い、僕自身も実際にそうめんの概念が変わりました。基本的には関西方面で取り扱われる商品のため、豊橋はもちろん、ほかの地域でも手に入りにくい貴重な一品です」(宮本さん)

心を込めた贈り物に、手書きのラッピングサービス

(画像提供:四季彩堂

「四季彩堂には、贈り物を求めて訪れるお客様も多くいらっしゃいます。基本的に店内の商品は、ほとんどが贈り物として成り立つ品物です」(宮本さん)

四季彩堂では、贈り物のラッピングサービスを提供しています。結婚祝いや還暦祝いなど、用途にあわせた包装紙が10種類ほど用意されています。

手作りの品物が多い四季彩堂では、創業当時から「手書きの熨斗のし」にこだわっているそうです。ほっこりとするような味わいのある字を書くため、社内で研修を重ねたスタッフがていねいに対応してくださいます。

父の日や母の日などのギフトはもちろん、小さなお子さん向けのおもちゃも人気です。大切な家族へのプレゼントだからこそ、心を込めた言葉を添えてみるのもいかがでしょうか。

「贈り物をいただいたお客様が『手書きの熨斗のしを捨てられない!』と言って、わざわざ切り取って持ってきてくださったこともあります。熨斗のしを入れるための額縁を買いに来てくださる方もいらっしゃるんですよ」(宮本さん)

創業当初から続く、お茶のおもてなし

四季彩堂が愛される理由は、ホッと一息つける「お茶のおもてなし」があるからです。僕自身も初めて訪れたときに「よかったらお茶もどうですか?」と聞かれ、ビックリしたことを覚えています。

せっかくお店に来てくださったのだから「お茶の一杯でもお召し上がりください」というおもてなしの思いで取り組んでいるそうです。

「四季彩堂の1号店は、浜松市にある小さな喫茶店を改装してオープンしました。当時は地元の方々が、お茶でも飲みながら世間話をするために来てくださっていました。お店に来ていただくお客様をおもてなしするため、手作りのお菓子を提供していたことがサービスのきっかけです」(宮本さん)

創業当初からのおもてなしの精神は現在も引き継がれており、お茶とお菓子を提供するサービスもその一環です。

お茶請けとして出されるお菓子は、店内でも販売されています。取材をしたときは、きな粉のくるみ餅と芽かぶ海苔をとても美味しく頂きました。

また足を運びたくなる魅力がある

「今日、おばあちゃんがお店に行って、気持ちよくお買い物できたよって喜んでました!」

取材をとおして、そんな電話が四季彩堂にかかってきたエピソードを宮本さんからお聞きしました。

「和雑貨を取り扱う四季彩堂には、ご年配のお客様も来られます。お買い物中の心配りに喜んでいただいたご家族の方からのお電話はとても印象に残っています」(宮本さん)

今回の取材をとおして、四季彩堂の「また足を運びたくなる魅力」が地元の方々に愛されていると感じました。

温かみのある和雑貨が好きな人も、温かいおもてなしに癒されたい人も。豊橋にある四季彩堂へ、ぜひ足を運んでみてください。

店舗情報

四季彩堂「豊橋東脇店」
住所:愛知県豊橋市東脇3丁目3-15
電話番号:0532-33-8888
営業時間:10:00~18:50(年中無休)
駐車場:あり(18台)

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この記事を書いた人

taku

愛知県出身。執筆業務をとおして「人や社会の役に立つ」をモットーに、フリーランスのライターとして活動しています。水の中の世界が好きで、生き物や水族館の魅力を発信するブログも運営中です。地元の魅力を届ける橋渡し役として貢献したいと思い、Mediallで情報発信しています。

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