ガラスの鳥居に千本鳥居、写真映えすると話題にもなっている「神徳稲荷(じんとくいなり)神社」は、鹿児島県の大隅半島の中央部に位置する鹿屋市にあります。
2018年に再建され、「えんむすびの大石(おおいし)」や「うんだま石の占い」、「運玉おみくじ」もあり、毎日多くの人が訪れています。
この記事では、神徳稲荷神社を徹底紹介します。気になった方はお越しください。
神徳稲荷神社は「伏見稲荷大社」を総本山とした神社
神徳稲荷神社は伏見稲荷大社を総本山とした神社で、全国に約3万社あるといわれている稲荷神社の一つ。
「稲荷大神様」のお使いはきつねとされていることから、境内のいたるところに小さなきつねが置かれています。
よくみるとたくさん見える小さなきつねは「きつね絵馬」で、願いを叶えたいという参拝者が境内の好きな場所に置いているとのこと。とても可愛らしいですね。
神徳稲荷神社は延宝4年 (1676年)に建立され、平成30年(2018年)に再建されました。商売繁盛、家業繁栄(家内安全)、心身健全、交通安全、五穀豊穣の守護神として信仰を集めています。
全国的にも珍しいガラスの鳥居や稲荷神社ならではの千本鳥居が出迎えてくれ、参拝客で賑わっています。
写真映えする全国的にも珍しいガラスの鳥居って?千本鳥居も
神社を訪れるとすぐに目を惹くガラスの鳥居。よく見ると無色透明ではなく、薄い緑がかった色をしています。別の世界に訪れたような不思議な感覚になるはず。
ガラスの鳥居の両隣には、稲荷神社のお使いであるおきつねさま。
向かって左側は稲穂をくわえていて『五穀豊穣』、向かって右側は巻物をくわえていて『知恵の象徴』のご利益があるそうです。
奥には朱色の千本鳥居が見えます。奥に続く鳥居が鮮やかで厳かな雰囲気です。
稲荷神社にたくさんの鳥居があるのは願い事が「通る」御礼の意味から、鳥居を感謝のしるしとして奉納することが広がったためと言われています。
取材時は8月上旬で外の気温は30度を超えていました。ですが、木陰になっている千本鳥居を通っていると夏の暑さを忘れさせてくれるような爽やかな風を感じられました。しゃんと背筋が伸びる感じがします。
本殿の目の前にある池にも、ガラスの鳥居がありました。
向かって左側のおきつねさまは玉(宝珠)をくわえていて、稲荷神が秘める御神徳・霊徳の象徴です。向かって右側は、稲荷大神の御神徳を身に付けようとする願望の象徴と言われ、鍵をくわえています。
「おきつねさまの前掛けは、ご奉納いただいた際に丁寧にお着替えさせていただいているんです」と巫女さんが教えてくれました。素敵な心遣いですよね。
「えんむすびの大石」のハートを探してみよう!”えんむすび”御朱印も
願い事をしながら大石にあるハートマークをなでることで「神の恵み」を頂けるという「えんむすびの大石」。
鳥居が並んでいる横から入ったところにあります。情報を知っていないと少し見つけにくいかもしれません。
公式Instagramのストーリーズで道順を丁寧に紹介しているので見つからないときは見てみてくださいね。
「えんむすびの大石」の裏側にはハートマークが隠れていて、こちらは自然のひび割れなんだとか。ハートマークを見つけ、なでながらしっかり祈念してきました。
社務所では御朱印をもらえます。参拝の後、訪れてみてください。
ここでは「えんむすび御朱印」(初穂料500円)がいただけるんです。「えんむすびの大石」で祈念したあとにぴったりですね。通常版(初穂料500円)・特別版(初穂料1000円)の御朱印もありました。
フワッと水に消える?「運玉おみくじ」と「うんだま石の占い」
運玉おみくじ(100円)は願いを込めてサイコロを振り、運勢を占えるものです。
おみくじを読み、「もっとよくしたい」と思って木などにくくりつけたことがある人は多いのではないでしょうか。
神徳稲荷神社では木にくくるのではなく、おみくじを池に流して清めます。
池におみくじを流したら「池の中はおみくじだらけになるのでは?」と心配した方もいらっしゃるかもしれませんが大丈夫です。
おみくじはフワッと水の中に消えてしまいます。夏の暑い日でしたが近くの水の音も聞こえて涼しげでした。
うんだま石の占いにも挑戦してみました。うんだま石の占いは、持ち上げたときの重さで願い事を占う摩訶不思議な石。
石を持ち上げて軽ければ願いが叶うんだそうです。私の場合は重く感じたので努力が必要とのこと。神徳稲荷神社の恩恵を受けて、願いが叶いますように。
まとめ
御朱印をいただくときに、特別版御朱印の見本が展示してあったのですが、切り絵のようなデザインでとても素敵でした。今度は特別版御朱印をいただきに参拝しようと思います。
隣に納骨堂があるのでお盆時期は特に参拝者が多いそうです。最新の情報はホームページやInstagramをチェックしてくださいね。
鹿屋市にお越しの際は、全国的にも珍しいガラスの鳥居を見てみませんか。えんむすびの大石や運玉で願いに近づく「神徳稲荷神社」を楽しんでください。
神徳稲荷神社の情報
神徳稲荷神社
住所:〒893-0063 鹿児島県鹿屋市新栄町1771-4
電話番号:0994-36-0303
営業日時:9時~17時
ホームページ、公式Instagramもご確認ください。