
イチゴの産地と言えば、どこを思い浮かべますか?代表的なものには福岡県産「あまおう」や栃木県産「とちおとめ」などがありますが、ここ最近では埼玉県産のオリジナル品種「あまりん・かおりん・べにたま」が脚光を浴びています。
全国各地の産地からエントリーされたイチゴの美味しさを審査する「全国いちご選手権」と「クリスマスいちご選手権」では、いずれも埼玉県産オリジナル品種が最高金賞を受賞。上位ランクインも相次ぐなど、埼玉県産のイチゴにいま注目が集まっています。
そこで今回は、埼玉県飯能市でイチゴの“直売”と“いちご狩り”の両方を楽しめる「小谷野果樹園」をご紹介いたします!
お子様連れでも安心!埼玉県産イチゴを楽しむなら小谷野果樹園へ

穫れたて新鮮な完熟イチゴの“直売”と、8品種の“いちご狩り”を行っている小谷野果樹園。埼玉県産オリジナル品種の「あまりん・かおりん」については、数量に限りがあるため“直売”限定のようですが、“いちご狩り”は「べにたま」を含めた8品種の食べ比べができると毎年大人気。10時の開店と同時に、連日多くのいちごファンで賑わいを見せています。

小谷野果樹園では高設栽培という方法でイチゴを栽培しており、小さなお子様の目線と同じ高さにイチゴがあるのが特徴。そのため、下にかがみこむ必要がなく、赤ちゃん連れの方でも気軽に“いちご狩り”が楽しめるのも嬉しいポイントです。
そして、小谷野果樹園の敷地内は完全バリアフリー。ハウスの中はもちろん、駐車場からハウスに向かう際も、車いすやベビーカーの方でも利用しやすくなっています。他にも、おむつ替えとしても利用できるベビーベッドや、座ってイチゴを食べられるベンチ、無料のドリンクサーバーなども備わっているので、ゆっくりと“いちご狩り”を楽しむことができます。

食べごろのイチゴとは?!美味しいイチゴの選び方
せっかく“いちご狩り”に来たのであれば、美味しいイチゴを見つけたいですよね。大きさ、品種、形で違いがあるのか、どれが食べごろのイチゴなのか、小谷野果樹園の小谷野さんに選び方のコツをお聞きしました。
次の写真、左と右でどちらが甘いかわかりますか?

どちらも思わず手を伸ばしたくなりますが、甘いイチゴの正解は「右」。
甘さが一番乗っている食べごろのイチゴの選び方は、まさに「しっかり赤いこと!」だそうです。「左」の画像は、全体的には赤くなっていても、よく見てみるとヘタ近くにまだ白さが残っていますね。品種によってもともとの糖度の違いはありますが、基本的にどの品種でも大きさや形に関係なく、ヘタのギリギリまでしっかり赤く熟しているものから選ぶのがポイントだそうです!

そして、イチゴの先端が甘いとされているのは“先端部分から熟していくから”とのこと。熟すことで糖分が蓄積されるので先端に行くほど甘くなるそうです。ヘタを取り、ヘタのついていた方から食べることで、最後までイチゴの甘味が残って美味しいそうですよ。普段の買い物でも知っておきたい知識。イチゴの選び方と食べ方、ぜひ試してみてください。

穫れたて新鮮な完熟イチゴの“直売”
昨年12月に開催された「第二回クリスマスいちご選手権」で、小谷野果樹園は初出品にも関わらず「特選あまりん」で銅賞に選ばれました。糖度が9度で普通、10度で甘いとされているイチゴの基準ですが、「あまりん」の糖度は20度超えという圧倒的な甘さが人気の秘密です。

埼玉県オリジナルの3品種「あまりん」「かおりん」「べにたま」は、いずれも埼玉県内でしか作られておらず、限られた数量しか市場へ流通しないため非常に高価なイチゴとされています。
小谷野果樹園ではその3品種すべてを栽培しており、なかでも特に少量しか取れない「あまりん」「かおりん」は“直売限定”で販売されています。ふるさと納税の返礼品や、贈答用としても喜ばれるイチゴ。直売だけを目的に来園されるお客さんも連日多くいらっしゃいます。売り切れ次第でその日の販売は終了となるため、気になる方は午前中の早めの時間帯がおすすめです。

直売所にはオリジナルのイチゴジャム、イチゴソース、羊羹などの加工品も並んでいました。手土産としてもお買い求めやすく常連の方に喜ばれています。来園の際は、ぜひチェックしてみてください。

8品種のイチゴの食べ比べが人気の小谷野果樹園の“いちご狩り”
小谷野果樹園の“いちご狩り”は30分食べ放題。「べにたま」を含めた8種類ものイチゴの食べ比べが人気です。希望者にはコンデンスミルクの無料サービス付き。収穫したての新鮮なイチゴをその場で食べることができるこうした体験は、日本でやりたいことのひとつとして外国人観光客の方にも評判です。


いちご狩り料金

いちご狩り期間
12月下旬~5月中旬
※イチゴの生育状況により、変更になる場合があります。
受付時間
10:00~16:00(いちご狩りの受付は15:30まで)
※先着順のため、予約制ではありません。
※営業時間内であっても、収穫できるイチゴがなくなり次第終了するそうです。
※雨天、降雪等の悪天候でも営業しています。
アクセス
圏央道「狭山日高IC」 から約1㎞(車で約3分)
西武池袋線「飯能駅」、JR八高線「東飯能駅」からタクシーで15分
※最寄りのバス停が無いため、車かタクシーでの移動をおすすめします。

安心、安全で、喜ばれるイチゴをつくり続けたい
今年でイチゴ栽培をはじめて17シーズン目を迎える小谷野果樹園。最初は2品種だけだったイチゴも、「来園された方にいちご狩りをもっと楽しんでいただきたい、喜んでいただきたい」という想いから、ハウスを増設し品種や栽培量を増やしてきたそうです。

もともとは、1972年に「小谷野ブドウ園」として創業。2代目である現園主の小谷野伸一さんが事業を継承する際には“梨”づくりもはじめたことから「小谷野果樹園」に名称を変更したそうです。それからしばらくブドウと梨づくりを続けてきましたが、作業効率を見直し、思い切って梨を伐採。2008年からイチゴ栽培に転換し「夏場はブドウ、冬・春はイチゴ」という現在の小谷野果樹園のスタイルが完成しました。
「でもやってみたら、イチゴの方が大変だった」と、明るく振り返る小谷野さん。小谷野果樹園のハウス内にあるイチゴの苗は約2万2千株。そのひとつひとつを手作業で管理し、気温や湿度などの栽培に必要なさまざまな生育環境も整った設備のなかで丁寧に栽培されています。来園される方には小さなお子さんも多くいらっしゃるので、農薬や化学的なものは極力使わない方針でつくられています。
この17年間、苗の病気に悩まされたり、積雪でハウスが全壊したりと、試練ともいえる出来事も度々起こったそうです。それでも「誰にでも安全で、安心して食べられるイチゴをつくりたい。そして“いちご狩り”という体験を、実際に目で見て、味わって、楽しんでもらいたい」と話す表情からは、これまで積み重ねてきた日々を想像させる並々ならぬ想いが伝わってきました。

最後に「来てくれたお客さんに、美味しいと感じてもらえるよう努力を続けていきたい。維持することを努力していきたい」と、これからの目標も話してくれました。
冬の行楽シーズンに、今が最旬の“いちご狩り”はいかがですか?埼玉県産オリジナル品種「あまりん・かおりん・べにたま」を味わってみたいと思ったら、ぜひ小谷野果樹園を訪れてみてください。

小谷野果樹園
住所 埼玉県飯能市芦苅場183
電話 090-3434-1388
定休日 毎週月曜日
営業時間 10:00-16:00(電話対応9:00-18:00)
公式HP https://koyano.to/
無料駐車場あり(普通自動車25台程度)
※いちごの収穫状況によって営業時間が変動する可能性がございます。
※ご来園の際は、公式HPを必ずご確認ください。
※小谷野果樹園のいちご狩りは、予約制ではありません。