この度の令和6年能登半島地震において、
被害に遭われた地域の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
早く日常が戻ってきてくれることを祈っております。
2024年1月1日(月)。
誰もが予期しないことが起こりました。石川県能登半島をはじめとする北陸地方を襲った大震災です。
筆者の居住地「新潟市」でも長く、大きな揺れを感じました。
身の危険を感じるほどの激しい揺れでした。
筆者は、大きな地震を過去に二度、経験しています。
2004年新潟県長岡市を中心とする「中越地震」、2007年新潟県柏崎市を中心とする「中越沖地震」です。
とくに、「中越沖地震」では一番大きな被害があった柏崎市にいました。最大震度6強で、あやうく倒壊した食器棚の下敷きになるところでした。
今回の地震で、新潟市では最大震度5強を観測しました。
過去の恐怖体験を想起させるには十分すぎるほどの揺れでした。
この記事では、震災を通して感じた筆者の率直な気持ちをみなさんに共有します。
ひとりひとりが考えるきっかけになってもらえたら幸いです。
①誰もが起こりうる「当事者意識」をもつ
令和6年能登半島地震は他人ごとではありません。
地震大国とも呼ばれる日本に居住している以上、あなたにも身の危険が潜んでいます。
災害は「いつ」「誰にでも」「どこでも」起こりうるとぜひ、認識してください。
自分ごととして捉え、日ごろから防災意識を高めて欲しいと願っています。
過去に大きな地震を経験した筆者も対策不足を痛感しました。
津波警報が発表され、避難しようにも何を持てばよいのかわかりませんでした。
幸い、家族も一緒にいてパニックに陥ることはありませんでしたが、荷造りをしている時間はかかっています。
有事の際には、1分1秒が生死を分けると言っても過言ではありません。
当事者意識をもって、日ごろから対策しておいて欲しいと切に願っています。
②「いのちを守る」を第一に行動する
「いのちを守ること」が最優先です。
自分や大切な人の「いのちを第一に」行動してください。
「まぁ、大丈夫」「なんとかなるだろう」は通用しません。
一瞬の判断が命運を左右します。
とくに、子どもがいる親は慎重に決断してください。
子どもの人生はあなたの判断に委ねられます。
新潟市にも津波警報が発表されました。
筆者はすぐに近隣の小学校に避難することを決めました。
結局、30cm程度で大きな被害はありませんでした。
しかし、迅速に決断でき、よかったと思います。
最悪のケースを考え、かけがえのないいのちを守ることを最優先に動いて欲しいと思います。
③正しい情報を得る
災害時には、正しい情報を得て、行動することが大切です。
・被害の状況は?
・避難経路は?どこを通れば安全?
・津波到達の予想時刻は?
・余震は?
被災者にとって、情報は必要不可欠です。
そんな折に、デマやウソの情報が流れているとしたら?
令和6年能登半島地震では、SNSで多くのデマ情報が出回ったそうです。
どうか、ウソの情報に惑わされることなく、行動して欲しいと願っています。
地震発生直後は、回線が混乱します。あなたの通信ひとつで救われるいのちがあるかもしれません。
正しい情報かどうかを見極めましょう。
情報リテラシーを身につけ、冷静な対応をするよう心がけて欲しいと思います。
状況は常に変化する
震災から2週間ほど経ちました。
確かに、道路は亀裂が入ったり、陥没していたり、液状化した跡などが散見されます。
しかし、確実に前進しています。
土のう袋が積まれていたり、ブルーシートが覆われたり、断裂したアスファルトに砂利が敷かれたり…。
少しずつですが、復興に向けて動いているのを感じました。
北陸地方は必ず復興します。
今まで通り、いやそれ以上の観光地になると信じています。
復興した暁には、ぜひ観光に来てください。石川県も富山県も、もちろん新潟県も素晴らしい名所や名産をたくさん有しています。
1日も早く、安心して過ごせる日常が戻ることを心よりお祈りしています。手をとり、支え合いながら、前を向いて進んでいきましょう。
不安な日々が少しでも解消できるよう、今自分に何ができるかを考え行動したいと思います。
石川県発表:令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について
令和6年(2024年)1月に発生した能登地方を震源とする地震により被災された方々への支援を強化するため、石川県は日本赤十字社石川県支部および石川県共同募金会との連携により、災害義援金の受付を開始しました。
義援金の窓口、振込先などの詳細につきましては、石川県公式ホームページをご確認ください。
石川県公式サイト:令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について:https://www.pref.ishikawa.lg.jp/suitou/gienkinr0601.html