株式会社アシストは、古物商限定のオンライン古物市場「バッタヤライブオークション」を開催しています。
これまで神奈川・埼玉・愛知と東日本を中心に展開していたバッタヤライブオークションですが、2026年に入り、福岡と大阪にもセンターが開設され、西日本に新たな拠点が誕生しました。そして、福岡と大阪の中間地点にある岡山にも新しくセンターを開設。九州から四国、関西、東海、関東、東北までを一本の線で結ぶ巨大な二次流通ネットワークの構築の実現にまた一歩近づきました。
今回は、2026年5月に新しく開設された岡山センターでセンター長を務める白石大基さんにお話を伺いました。
岡山のセンター長として奮闘する日々

――新設された岡山のセンター長になるまでの経歴を教えてください。
白石センター長:株式会社アシストに入社後、出張買取のバイヤーとして勤務していたのですが、半年後ぐらいには出張買取店舗の店長を任されました。その後は、デジタル家電専門店ノジマ様と提携している下取りサービスで営業の責任者をしたこともあります。それから、社内でオークション事業が始動した際には、神奈川オークションセンターの立ち上げに初期段階から関わり、神奈川のセンター長を任されました。西日本エリアにも拡大していくにあたり岡山は重要なハブ拠点となるということで、今までの経験を買われて岡山のセンター長に抜擢されたというかたちです。
――センター長として日々どのような業務にあたっていますか。
白石センター長:普段の業務としては、主に出品者様への営業を担当しています。立ち上げたばかりですので、各エリアの出品会員や購入会員を募集するための営業やお持ち込みいただいた商品の管理、ライブオークションへ出品する商品の写真撮影も行っています。今後、センター長の役割としては、会員様とコミュニケーションをとりながら現状のヒアリングをして課題を見出し、それを解消していくという動きがメインになってくると思っています。
利便性を高めることでそれぞれの地域が活性化する

――今回、岡山に拠点となるセンターを作った理由をお聞かせください。
白石センター長:大阪拠点と福岡拠点の真ん中あたりのエリアで、ある程度人口比率が高い都市であることが一番大きな理由です。あとは、四国エリアである香川までの距離が比較的近く、瀬戸大橋を渡って四国との流通も促せるような位置にあることも岡山を選択した理由の1つといえます。
――岡山に拠点となるセンターが開設されたことにより、どのようなメリットがありますか?
白石センター長:幹線便ネットワークによる流通網を作ることでつながりができ、それぞれの地域が活性化してくることですね。やはり都市部である大阪や京都は地方よりもリユース事業が活発化しています。幹線便ネットワークで大阪や京都と岡山がつながることで、都市部の利用者から「岡山にいい商品がたくさん出ているから買おう」という意欲が生まれます。もちろん、逆に岡山の利用者が大阪や京都の商品を買う動きも派生していくでしょう。その地域にはなかった需要と供給が生まれて、それぞれの地域が活性化することは間違いないんじゃないかと思っています。
※幹線便 拠点となる地点に大量の荷物を集め大型トラックやフェリーなどを用いて別の地点に輸送する方法。大量の荷物を効率よく運べる、コストが安く抑えられるなどのメリットがある。
開かれた古物市場を作りたい

――地方の古物商にとって、オンラインオークションを活用する価値はどこにあると感じていますか。
白石センター長:やはりオンラインだと離れた場所からもオークションに参加することができます。出品・落札どちらでも参加できるのが大きなメリットといえます。
デメリットとして唯一挙げられるのは、大型の家電や家具などを扱う場合は、実物の流通にかかるコストです。しかしバッタヤライブオークションに関しては、日本全国を網羅するネットワークづくりを重視しているので、そこを上手く利用できると大都市から離れた地域でも需要と供給のバランスをとっていけるのではないかと考えています。
――オンラインオークションがもたらすメリットには具体的にどんなものがありますか?
白石センター長:我々としては「新規の方でも誰でもこぞってご参加ください」とオープンな場にしていきたいと考えています。昔ながらの古物市場は限られた人のみが参加できるようなところがあって。もちろん利用者が古物商だけというところで考えれば閉鎖的な面はあるんですけど、紹介制などのしがらみをなくし、開けた古物市場を構築したいと考えております。
また、遠い地域にいてもオンラインや幹線便ネットワークの利用によってつながれると知ると、「岡山から大阪や名古屋の商品も買えるんですか?」などと興味を持っていただけることが非常に多いんです。お客様の声を聞いていると、他の地域とつながれることへの期待は大きいと感じています。
リユース事業がもたらす未来とは
――最後に、これからのリユース事業はどのように変化していくと考えていますか。
白石センター長:廃棄商品を減少させるための大きな要になってくる事業だと思っています。大手企業や各種メーカーなどにとっても廃棄物を出さないことが大きな課題になっていると感じています。それに、これまでリユースされなかったものでも、こういった古物市場を利用することで商品が誰かの手に渡れば、廃棄物だったものがまたリユース商品として再利用されます。廃棄物を減らす1つの手助けとしてもっと広まっていけばいいなと思っています。
――確かに。まだ使えそうなのに捨ててしまうのはもったいないと感じる場面はありますね。
白石センター長:そうですね。僕の中でもリユース事業に関わっている中で「もったいない」という感覚を重要視しています。
手放したい物の経済的価値が国内にはなくても海外には需要がある場合もあります。何かを手放すときにそれを知っているか知っていないかだけでも、リユースができるかできないかは変わってくると思うんですよ。我々がもっとリユース事業を活性化させることで必ず廃棄物の削減につながっていくのではないかと思っています。
地域を越えてモノと人をつなぎ、これまで埋もれていた価値を次の誰かへと届ける。そんな循環の仕組みは、古物市場業界の新たな可能性を切り拓くだけでなく、廃棄物の削減や地域経済の活性化にもつながっていくでしょう。
岡山センターの開設によって、バッタヤライブオークションが目指す全国規模のネットワークはさらに広がりを見せています。岡山に誕生した新たな拠点は、古物商一人ひとりの可能性を広げるとともに、リユース業界の未来を支える重要なハブとして、これからますます存在感を高めていくに違いありません。
バッタヤライブオークション
運営会社:株式会社アシスト
本社:神奈川県横浜市港北区新横浜 1-3-10新横浜IOビル6F
岡山オークションセンター:岡山県岡山市中区江崎170-8
公式サイト:https://asla.jp/
問い合わせフォーム:https://assist001.jp/contact/





